これはまだ世界が平和の時の物語
バリーは小学生2年の時に日本に親の都合で引っ越して来た。バリーは転校先の学校で自己紹介をしていたが見知らぬ国で緊張していた「バリーですよろしくお願いします」先生が「みなさんバリー君は初めて日本に来たので色々教えてあげて下さいね、ではバリー君席はあそこです」と先生が空いている席を指差した、バリーは空いている席に着いた。すると隣の席の女の子が声を掛けて来た、「バリー君よろしくね分からない事があったらなんでも聞いてね」女の子の名前は桃山優子、面倒見の良い性格でクラスでよく色んな人に頼られている。バリーは緊張から小さく頷くことしか出来なかった、朝の朝礼が終わり再び桃山が話し掛けて来た「大丈夫?初めての日本で緊張してるでしょ?」と心配そうな声をしていた、バリーはどう答えれば良いか分からずオロオロしてる、すると桃山がすこし待っててねとバリーの前から離れる。しばらくすると男の子を連れてやって来た「この子は黄神雷って言うの君と一緒で海外から来たのよ」と男の子を紹介する、男の子は突然連れて来られて混乱している。「仲良くしてあげてね」と桃山が言う、黄神雷はバリーに向かって「よろしく」と小さな声で挨拶した。桃山は黄神雷と一緒にバリーに学校を紹介しようと提案した、三人が歩いていると背の高い男の子が歩いていた。その男の子は他の生徒と比べてかなり大きく、顔はまるで鉄の仮面を被っているように無生物な表情をしている、男の子が三人を通り過ぎると桃山が「さっき通った男の子は金道大助って言ってね危ないから関わらない方が良いよ」と言ったバリーはなんで危ないのか聞くと「小さい動物や一年生を虐めたりしているって噂だよ」と桃山が答える。黄神雷は「お前も気をつけろよ、何をされるかわからないからな」とバリーに忠告するバリーが転校してから一年が過ぎた、バリーは学校に馴染みクラスメイトや黄神雷とも仲良くなった。最初は黄神雷の事を無愛想な人間だと思っていたバリーだが関わっていく内にただの人見知りだと言うことに気付いた、ある日を境にバリーの人生は大きく変わる。バリーが事業を受けていると突然教室に教師がやって来てバリーについてくるよう言った、なにやら急ぎの話しがあるらしく事業をしていた先生に許可をもらいバリーと共に教室を出た。バリーを連れ出した教師は周りに聞こえないように小さな声で「君のご両親が事故にあって死んだ」とバリーに告げる。バリーは学校を早退し両親が運ばれた病院に行った、幸い病院は近くにありすぐに到着した。両親は既に慰霊室に運ばていた、その後バリーは自分が家にいる事に気付いた。いつ自分が家に帰って来たか憶えてなかった、そして両親の葬式が行われた。バリーは何が起きたのか理解出来なかった、何も考える事が出来ず放心していると葬式が終わっていた。バリーは家の近くにある公園のブランコに一人座っていた、現実を受け入れる事が出来ずただブランコに座っていた。突然バリーの体に衝撃が走った、バリーは衝撃を受け周りを見渡す。しかし周りには誰を居らずバリーだけであった、するとバリーの手の平に赤い炎が上がった。バリーの手の平は炎で包まれメラメラと燃え上がっている、不思議な事に全く熱さを感じなかった。バリーは自分の手の平から出ている炎を慌てて消そうと公園の水飲み場の蛇口をひねる、蛇口から水が出て来ると自分の手を水の中に突っ込んだ。手の平で燃え上がっていた炎はすぐに消えた、手が燃えていたというのに火傷一つみつからなかった。バリーはひとまず家に帰った取り敢えず今日は風呂に入って寝ようと思った、色んな事が起きて頭がおかしくなりそうだった。バリーが洗面所の鏡をみるとバリーの髪が赤く染まっていて瞳が赤く燃え上がっていた、バリーは疲れからか自分が幻覚を見ているのだと思った。眠れば明日には疲れが取れ髪も瞳も戻っているのだろうと思っていた、夜が明けバリーは洗面所の鏡を覗き込んだ。髪と瞳は昨日と同じ赤く染まっている、バリーは訳が分からなかった突然日本に来たら両親が死んだり手の平から炎が上がったり髪と瞳が赤く染まっていたりしたのだ理解出来る人間などいるはずが居ない、バリーは考える事をやめ学校に向かった。両親が死んだのでこの後どうするか葬式に海外から遥々やって来た親族達は話し合ってしばらくは日本に暮らさせる事になった、日本には友達もいるし両親が死んだのでショックを受けているので暫くは悲しませないようにバリーの事を意思を優先し日本に残す事にしたバリーは日本に残る事を選択したのだ。バリーが学校に着くと周りいた生徒達や先生達は赤く染まったバリーの髪と瞳の方を一斉に見た、生徒達からヒソヒソと話し声がし先生達はバリーに何故髪と瞳が赤く染まっているのか驚きながら聞いてくる。バリーは昨日突然赤く染まっていて何故こうなったこっちが聞きたいくらいと戸惑いながら答えた、先生達はバリーの両親が死んでいる事を知っているしこれ以上彼を混乱させない為に取り敢えず髪と瞳が赤く染まっている事は保留した。バリーが教室に入ると桃山と黄神雷がバリーに駆け寄ってきた、二人はバリーの髪と瞳が赤く染まっているのを見ると何故そうなったのか聞いてきた。バリーは教師達に答えたように何故赤く染まったのかわからないと答えた、桃山と黄神雷は不思議そうにバリーを見渡す、バリーに今は異常は無いので暫く放っておく事にした。桃山と黄神雷はバリーの両親が死んだのでバリーが落ち込んでいると思ったが思ったより落ち込んでおらず取り敢えず大丈夫だろうと二人で納得した、教室の隅にいる金道大助がバリーに一瞬目を向けた、そしてすぐに視線をバリーから外す。バリー達は三人で今までどうり仲良く話していたので一瞬目を向けられた事には気づかなかった、昼休みになるとバリーはトイレに行ったトイレから教室に帰ると何やら教室が騒がしかった、騒ぎの中心には桃山が居て金道に向かって怒りながら話し掛けている。黄神雷の姿は無い、バリーが桃山に何があったのか聞くと「金道があの女の子を泣かしたの」と答え教室のある席を指差した、席には女の子が泣いている周りには女の子を宥める為に何人か女の子がいる。桃山が金道に向かって「何で泣かしたの」と怒りの篭った声で聞く、金道は「告白されたから断っただけなんだけどなぁ」と何の感情も無く答える、桃山は「嘘付かないで、何が変な事したでしょ」と疑う、周りの生徒は桃山に便乗して金道が何か金道が女の子に変な事をやったんだろうと言葉で攻め始めた、金道は教室にいる全ての生徒からに疑われ攻められているが金道は鉄仮面を被ったような無生物な表情をし全く動じて居ない、しばらくして昼休みを終えるチャイムが鳴りその場はうやむやになって終わった。