ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
今回は「電気石の洞穴」をすっ飛ばしフキヨセシティからお送りいたします。
ジム攻略の手前までお話していきたいとなぁ~と思っています。
それでは、どうぞ。
フキヨセシティにたどり着いた二人は、のんびりと町を歩いていた。
のどかな野菜畑・吹き抜ける優しい風それに、いつになくしんみりとしていたグレイブを見ていた愛月は何となしに声をかけてみることにした。
「なぁ~洞穴を抜けたあたりから思ったんだけどよ。どうしたよらしくない顔して」
愛月がそうやって、声をかけるとグレイブは「あぁ少し寝不足でさ。」なんて大きなあくびとともに呟いた。
その言葉を聞いた愛月は、ある一つの光景を思い出した。
それは「ホドモエジム」を修復した後、グレイブは必死な顔をしながら宿に備え付けられたPCで何かしらやっていた光景だった。
「確か、リーグの運営から何かしらのメールが来ていたんだっけ?」と聞けばグレイブは瞳を虚無にしながら「うん少しばかり頭のお堅い連中とお話をね?」答え愛月はこれ以上聞くことをしなかった。おそらく聞いてしまえば次の「ジム攻略」は、攻略とは名ばかりの【破壊作戦】になってしまうだろう。
とりあえず運営への対策は、後日話し合うことを決めた二人は「フキヨセジム」に向かっていくのだったが・・・「ハァ!!ジムリーダーがいないだと!!」周辺に少年の怒りに満ちた怒声が響き渡った。
なんでもジムリーダーは「タワーオブヘブン」と呼ばれるポケモンのお墓に取り付けられている「鐘」を鳴らすため向かってまだ戻ってこないという。
これを聞いたグレイブは「速攻で連れ戻す」と言い残し「ムクホーク」を繰り出し飛び去って行った。
疑問に思った「ガイドマン」(ジム攻略のアドバイスや回復アイテムをくれる人物)は、愛月にどうしてあそこまで殺気に見ていているのか聞いてみると彼は「いやまぁお堅い人物とのお話で疲労中なんですよ」と遠い目をしながらこたえた。
グレイブがジムリーダーの「フウロ」と何故か現れた「エムリット」を手土産に、戻ってきたのはそれからおよそ2分後の事だった。
そうして戻ってきたのは良かったが運悪く仕事の連絡が入ってしまいそのまま翌日に持ち越す形になってしまった。(なお、これを聞いたグレイブは真っ白な灰のようにぶっ倒れてしまった。)フウロは、倒れたグレイブに「えっと・・本当にごめんね?」と謝罪を残し飛行機に向かった。
愛月はグレイブを背負いながら「これは、ジム攻略がとんでもないことになる予感」と呟きながら宿に戻っていく。
ちなみに、グレイブは20分後に復活し愛月から彼女が謝罪をしていたと聞くとゆったりと起き上がり「少し夜風にあたってくる」と言って部屋を出た。
それを見届けた愛月は眠りについた。
背後で響き渡る轟音や少年の絶叫を無視しながら。
いかがでしょうか?どうやら相当なストレスが溜まっていたようでしたね。
やはり前回の魔改造は、結構やり過ぎだったみたいで協会のお偉いさんもメールで文句を言っていたみたいでしたね。
まぁ、それでも何かしらペナルティを出せないのは【誰も本気で怒ったグレイブは、止められない】の一言に尽きますね。(無論、それは作者である私も同じです。)
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