ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
秋も半ばに入りましたが…毎度夏なのかと思うくらい気温が高くて参っている。
作者です。
今回は「お嬢様ワールド」が展開されます。ご注意を
俺がここに来た理由を手短に(言葉足らず)説明し終えた後、急にリリィが「あ、そうですわ。それなら一つ今、疑問が浮かびましたの」と言った…その瞬間何故か俺の脳内に最大級の警鐘が鳴り響き「……疑問とな?」と顔に出さないように注意しながら言った。
隣で立っていたリョウも彼女の方を見ながら「え”」と何やら驚きの声を上げていた。(クレハは何やらわからないようで首を傾げていた)
そんな周囲の状況を気にせずリリィはアーマーガアを見ながら「ええ、先ほどの鳥ポケモン……アーマーガア、でしたわね?見た所、全身が鋼の鎧。…ええ、エアームドもなのですが……何故『飛べますの』?」とポケモントレーナーでは無く博士に聞けや!とツッコミを入れたくなるような質問を俺たちに投げかけた。
それを聞いていたリョウも両手で頭を覆いながら「うわぁぁぁぁっ!確かにそうだ!飛行機のようなジェットでもない、他だの筋力というには無理がある!だからと言って風を捉えるにしてもある程度の浮上は必要なはずだ!」と声を荒げながらリリィの疑問を細かく砕いて解説していった。
それを聞いた俺は(これは厄介だ、日常生活や一般常識とポケモンの生態なんてかけ離れすぎているからしらねぇよ)と脳内結論を弾きだし「………なーるほど嫌な予感的中だな。そんな事俺が知るわけないでしょうが」と面倒くさそうな顔で答えた。
その隣ではクレハもソファに座りながら驚愕の表情で「そうだよ…なんで飛べるの…!?」と言ったのちにフリーズしていた。
なお、リリィは俺の回答が気に食わなかったのか「駄目ですわ!知るわけ無いで終わらせるのは良くありません!アーマーガアを知る上できっと必要ですわ!例え絆があると言っても、より知ることで相手への思い遣りができるのです!
他にも道具についてですわ!何故こだわり系の道具を持たせると各能力が上がるんですの?こだわるだけなら別に道具は要りませんわ!!」と疑問はとどまる事を知らずぐいぐいと俺に迫りながらトレーナーに聞いても誰も答えられないような疑問を投げかけてきた。
それを見ていたリョウはこだわり系の道具への疑問で「それこの前諦めたやつぅ…!」と声を漏らしリッターも「---…」やれやれと言いそうな感じでやり取りを聞いていた。
クレハもリョウと同様に道具への疑問に関して「そうだよ、なんでスカーフ巻いただけで素早くなるの!?わかんない、わかんないよぉ…!」と若干泣きそうな声になりながら言っていた。
流石の俺も我慢の限界に達して思い切り立ち上がりながら「だああああ!!!そんなに知りたけりゃ外でじっくり見りゃいいだろうが!!!」と叫んだ。
俺の叫びで一旦リリィも「え、ポケモンを見せていただけますの!?」と目を輝かせながら言えばリョウは思考がリセットされたように「あ、あー…うちのお嬢様は新米でさ。色々と見せてやってくれ」と俺に行ってきた。
俺は面倒くさそうな顔をしながら「はぁ……了解。一先ず二人と一緒に外に行くぞ」と割かし強引な方法で話題を変えて中庭へと向かった。
それにしても…いつも使っている道具も確かにそういう視点で見れば疑問点はおおくあるな~と移動中考えていた。
リリィの案内で中庭にやって来た俺たち。中庭はバトルフィールドにもなれるほど広いものでここでなら思う存分に見せられるだろう。
「先生、お二人のポケモンが見られますわよ!」とリリィは興奮気味にリョウに話しかけリョウは「あーうん、そうだな…」とそっけない対応で返答した。
それを見ていた俺はため息をつきながら「まったく…お前ら!出てこい」とすでに出ているアーマーガアを除く手持ちの五匹を繰り出しリリィに見せた。
手持ちは【バイウールー・インテレオン・トゲキッス・サーナイト・ギルガルド・アーマーガア】の六匹だ。
それを見ていたクレハは「うわ、トゲキッスしか知らないや…」と呟きながらすでに出ているゴウカザル以外の五匹【バンギラス・カイリュー・ガブリアス・ムクホーク・レントラー】を繰り出した。
(なんだ…このパーティーは?メンツ的にはかなりの上級者向けだな)と俺は考えながら見いていた。
「まぁ…私の知らないポケモンが何体も。…あら、ガブリアスとカイリュー、サーナイトですわ!チャンピオンのシロナさん、ワタルさん、カルネさんのエースですわね。…ガブリアスといえば」とリリィが言った瞬間にリョウは「ひぇ…」と声を漏らしていた。
「ガブリアス、図鑑によると空を飛ぶらしいですわね。そう、疑問でした。何故…『そらをとぶ』を覚えないのかが。ボーマンダとも空中戦をやれるほどなのに、何故?」
この質問に対して俺は「飛ぶスピードが速すぎるんじゃねえか?まぁやろうと思えば飛行技の一つくらい覚えさせることができるけどな」これはあながち間違った回答じゃないと思いたいと信じた。その横でクレハとその手持ちのガブリアスはと言えば「へぁっ!?……た、確かに…!」と言う驚く主人とひたすらに無言のガブリアスなんて言うそこそこ面白い光景が見れた。
いかがでしょうか?
お嬢様ワールドは次回も続きます(と言ってもほんの少しなんだけどね)