ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
それではバトルの続きへ参りましょう。
「わざと受けてきた?…なるほど、だっしゅつボタン…!でもこっちも交代できる!…ゴウカザル、お願いっ!」フェイ(エルフーン)がリョウの元に戻って行く光景に一瞬驚いたクレハだったが持ち物などを見て理解して自身の相棒であるゴウカザルを繰り出した。
(彼女本来のバトルスタイルでは初手にレントラーを繰り出し攻撃と同時に後続を繰り出せる【ボルトチェンジ】でバンギラスを繰り出すのだが次に何が出てくるかわからないため詰めの役割を担うゴウカザルを繰り出したのだった。)
繰り出されたゴウカザルは先ほどのレントラー同様やる気十分とばかりに雄叫びを上げた。
(両者ともに交代…出てきたゴウカザルはやる気満々だな。)俺は戦況を見ながら考えた。後々この二人と戦うために少しでも多くの情報を得るために。
「なるほどゴウカザル…確かにキツい相手だが、やって見せろよ、モーア!」リョウはそう言いながら次のポケモンを繰り出した。現れたのは全体的にのんびりとした印象を持ったヌオーだ。…しかしこのヌオー(以降モーアと呼ぶ)は高耐久としてもよく知られている。
「……ゴウカザル出してよかった。…よし、それなら〝わるだくみ〟!」【クレハは出てきたモーアに若干顔をひきつらせながらも胸をなでおろした。
もし繰り出していたポケモンがバンギラスであれば負けていたそれほど厄介であることを彼女は把握していたのだ。】それならば先手を打とうと指示をだしゴウカザルはわるだくみをはじめ自身の特攻(特殊攻撃)を二段階上昇させた。
「モーア。〝たくわえる〟」それを見ていたリョウは指示をだしモーアも自身に栄養を蓄え防御と特防(特殊防御)をそれぞれ一段階ずつ上昇させた。
(この技厄介なところは最大三回まで行える事に加えて【飲み込む】で体力回復まで行える事なのだ)
「っ、やっぱりそう来るよね…!ゴウカザル、〝くさむすび〟!」クレハはモーアの出してきた技に内心歯噛みしながらゴウカザルに指示を出す唯一的確なダメージをモーアに与えられる技であり【四倍】の弱点もつける草タイプの技でもある。
この技は【体重が重いポケモン程威力が上がる】という面白い効果があり基本的な使い方としては重量が重い岩タイプや鋼タイプなどに使用されることが多い。
【モーアは草結びによって転倒したがお返しと言わんばかりに口から熱湯をおみまいした】「クレハさん、良いことを教えようか。モーアに悪巧みは意味がない。なんせそんな事にも気づかない『天然』だからな」
そしてモーアの傷が少しずつ本当に少しずつ癒えていくその手には【食べ残し】が握られたいた。
いかがでしょうか。
天然と言うのは技ではなく特性と言う事を一応言っておきます。