ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
今話も長めにお届けします。
グレイブがギルガルドをボールに戻すのを見ながらリョウは「(やっと倒せたか…子供といってもチャンピオン、流石鍛え方はなってる…けど、こっちも負けちゃいない。今ので確信した。…ある意味実力は…互角だ)」と冷静にグレイブと自分の実力がある意味互角であることを認識し彼が次にどのようなポケモンを繰り出してくるのか注意していたが・・・
そんなリョウの目の前でモーア(ヌオー)が相手を倒せた喜びで大きな声を出しているのを見て「こら、モーア。喜ぶのは早いっての!しっかりしなさい!」と注意を促していた。それを聞いたモーアも慌てながらも気持ちを切り替えシャキッと背を伸ばした。
それを見ていたクレハは小さく「ぷっ…(なにあれかわいい)」と吹き出していた。
先ほどのやり取りがまるで親子のように見えたからかもしれないがそれは彼女にしかわからないことである。
横目にリョウとヌオーのやり取りを見ていたグレイブは静かに「それじゃ次はサーナイトGO!」と言いながらボールを投げればそこから人に近いようなポケモンであるサーナイトが出てきて一国の姫君のような所作でバトルコートに降り立った。
サーナイトもカロス地方のチャンピオンであり女優でもある人物カルネの絶対的エースであり信頼を置いているポケモンだ。
リョウは「次はサーナイトか…エスパーだし…それに…(特性によるが、シンクロならジリ貧かな)」と冷静に分析していた、なおモーアは優雅に着地したサーナイトを見て綺麗だなぁ~と呑気な感想を溢していた。
リョウが警戒している【シンクロ】と言われている特性は自身の状態異常を相手にも移す特性でありこれの厄介な所はふつうなら効果がない同タイプのポケモンにも有効であるという事だ。
クレハも(グレイブ君の二番手はサーナイトか…特性がシンクロだったら厄介だね…)と考えながら見ていた。それほどまでにシンクロと言う特性は厄介なものである。
「サーナイト〝エナジーボール〟を頼む。」とグレイブが指示を出せばサーナイトは頷きモーアの周囲を取り囲むように大量のエナジーボールを生成した、確実にこれで仕留めると言わんばかりである。
これにはリョウも「――わぉ。モーア、全力で退避!」と指示を出した、モーアは【マジで!?】と言わんばかりの表情をリョウに見せたが即座に水を地面に噴射し上空へと退避を始めた。
(うわぁ…これはえげつない…なにあのエナジーボールの数…)とクレハは少しひいたような顔をしながらバトルを見ていた。
大量のエネジーボールから退避を開始したモーアを見てグレイブは「〝サイコキネシス〟で叩き落せ」と指示を出しサーナイトも全力でモーアを念動力で地面に叩きつけた正しくここから逃がさないと言わんばかりだ。
さて、サーナイト対ヌオーが始まった。
どのようなバトル展開になるのかこうご期待。