ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
(そろそろ年末も近いかぁ…)
地面に倒れ伏した相棒であるインテレオンを見つめながらグレイブはリョウに対して「あんにゃろう…今後こっちに来れた際には確実にズタボロにしてやる」と静かなるリベンジを決意していた。
ふたりのバトルを見ていたクレハは「す……すごいバトルだった…」とぽつりとつぶやきその後審判役のリリィが「…勝者、先生!お疲れ様でしたわ!」勝者の決定及び勝負の終了を決めた。
リョウは「よっしゃオラァ!勝ったぞサラメ!」と喜びを爆発させサラメも同様に嬉しそうに鳴いていた、その後はグレイブの元へ飛んでいき申し訳なさそうに【ごめんね?】と鳴いた。
それに対してグレイブは「サラメだっけ?いいよお前はちゃんと戦ってくれたし…でもこんどは負かす」とサラメの頭部を優しく撫でながらリョウに対し恨みを込めながら呟いた。
そんなやり取りを見ていたクレハは(なんて言うか…こういうところはまだまだ子供なんだな~)と微笑みながら見ていたが自身の相棒に呼ばれ作戦会議に合流しに行った。
先ほどのリョウの言葉にサラメは【仕方ない人だなぁ】と思いながら人鳴きしてリョウも「ふははは、これが俺のやり方だ。まぁ…正直すまんかった」と謝罪をしてリリィは純粋に「相手の心理を利用するのもまた、ポケモンバトル…また一つ学べましたわ!」と自身のトレーナーとしての糧としていた。
その間インテレオン達の体力を回復させていたグレイブはクレハに向かって「ちくしょう…次はクレハさんですからね!」と闘志満々の目でバトルを申し込んでいた。
その時丁度作戦会議を終わらせて手持ちをボールに戻したクレハは「……うん。…でもその前にポケモン達をしっかり休ませよう?」とグレイブに言った。
そんな彼女の言葉にリリィとリョウもそれぞれ「ですわね」や「そうだな、皆頑張ったからな」と同意した。
それに対してグレイブは「分かってるって」と言いながら木の木陰に座り込み休み始めた、その際小声で「ファング〝エラがみ〟」と呟いていたがその声は二人には届いていなかった。
リョウは「モーア、頑張ったな。フェイもいい子だ」と傷を回復させた二匹を褒めているとモーアは素直に喜び、フェイはもっと褒めてとリョウに抱き着いて甘えている。
休むグレイブを見てクレハは「……さて、と私達も気合を入れなきゃね…」とゴウカザル達に言えばそれぞれ三匹とも【わかった】と返事をする、その中でも特にバンギラスの返事が一番強かった。
リョウはそんなバンギラスを見て(あぁ……バンギラスは特に頑張りたいんだな)と理由を察したがその後もっと撫でてーーとフェイが鳴いてきたので「あぁ、ごめんごめん。よしよし」と謝ってから撫でてあげれば笑顔になって甘えだす。
よし、今日も頑張った!
年末年始までこの調子を何とか保とう。