ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
こんにちは愛月 花屋敷と申すものです。
それではどうぞ。
番外編【IFルート 強者は深淵に飲まれる】
「何と!チャンピオングレイブなすこともできずに敗れ去った~~~!!!!」静まり返ったシュートスタジアムに実況が響き渡るが観客は誰も声援を上げることはなかった・・・正確に言えば【彼には】一切聞こえてはいなかったと表現すべきことである。
グレイブは、まさに新時代のチャンピオンとして「頂点」に君臨していた。戦い方は正しく圧倒的な力による【蹂躙】がアクセントであり一部のファンからは「蹂躙王」とうたわれていたりもした。(もっとも彼自身が直接話し合いで消去させたが)
しかし圧倒的な戦力と自身のバトルセンスで慢心していたそれが彼の大きな過ちでありあの時の敗北を喫してしまった。それがグレイブの心に大きな傷を作るきっかけになった。当然多くの報道で彼の敗北は広まり多くのコメンテーターがここぞと言うばかりに非難を浴びせ記者たちは次々と取材の問い合わせをした。ここだけにとどまれば彼は勝負の世界から逃げることはなかっただろう。
しかし・・・・世の中はそんなに甘くなかった。グレイブは毎日来るテレビの取材に嫌気がさし「ワイルドエリア」へとやって来た・・・そこで手持ちのポケモン達へと満足に指示ができなかったことを謝罪した。当然ポケモン達は許した「こちらも実力を出し切れなかった」とそして彼がキャンプを設置し一息入れようとしていつも情報収集に利用していたとあるサイトにアクセスしたところで目に飛び込んできたのは…多くの彼に対しての【バッシング】だった。
強者には支援する者・非難する者が付き纏うそれはいかなる世界でも当然であったが彼の場合は、事情が違った。それは今まで彼を支援してきた者たちからの「誹謗中傷」であった。
彼の心はこの瞬間に砕け散った。それからグレイブは「勝負」から逃げることになった多くの者たちは・・・「何故」と言うが無理もない。
「俺・・・もう戦うなんてしない」と共に切磋琢磨してきた親友にもその一言を残したのちグレイブは、消えた。報道紙では【王者グレイブ突然の失踪】と報じてマスコミ達は必死に探したが・・・結局見つけることはなく失踪から数日後にこのような書置きが見つかったという【もう戦う事はできません。俺は死んだことにしてください・・・耐えられません】
グレイブが何処に消えたのか?あの書置きはどういった意図で書いたのかその真相を知る者は一人もいなかった。だが後日グレイブに対して「誹謗・中傷」を行った者たちは突然謎の失踪を遂げることになった。
それは彼が失踪してから二日後の事だった。
・・・これは「彼」がいない世界線での話です。
皆様がどのようにこの話を捉え考察するのかはご自由です。
では、ごきげんよう