ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
ようやくイリゼ・るーちゃんと合流を果たした二人は、遺跡の地下から脱出し一息つけるようになりました。
何かとバトル展開が多くなりましたので箸休め的な意味でのんびり回をお送りいたします。
やっとの思いで地下を抜けてきた三人は、それなりに開けた広場のような場所にやって来た。「ここは、枯れてはいるけど水場かな?」と愛月が言えばるーちゃんが待ってましたと言わんばかりに三人の上を飛びまくる。
「ははどうやらるーちゃんは【水浴び】をご所望のようだな愛月」とグレイブが笑いながら問えば愛月もボールを一つベルトから外して「それじゃぱぱっと整備しますか」と答えた。グレイブも頷きボールを放り投げるとスラッとしたボディにどこかキザっぽい目つきのポケモン「インテレオン」のウーパが現れた。
愛月もボールを投げるとそこから豪快な鳴き声が聞こえ「ギャラドス」のブーストが現れた。「さて…掃除開始だぜ」とグレイブが言えばブーストは、大量の水を吐き出して広い範囲の汚れを洗い流し、ウーパは精密な射撃(弾丸は水ですのでご心配なく)で頑固な汚れを掃除した。勿論イリゼとるーちゃんも協力してくれた。
そうして、何とかきれいになった水場に水をため、テントを利用した「仕切り」を用意したグレイブと愛月は、仕切りの外でイリゼとるーちゃんが出てくるのを待っていた。
「それにしても汚れ落としかぁ…威力練習に使えるな。今度、そういう仕事でも入れようかな」と先ほどの掃除が思いの他ウーパの練習になったグレイブは、スマホロトムを操作して何やら探している。一方愛月はと言えば…
(うぅ~~~早く終わってくれよ~~~)一人顔を赤くさせながら体育座りをしていると、横でチラッと見ていたグレイブがやけに意地悪そうな顔で愛月に近づき耳元でこう囁いた。『なぁ…何を顔赤くしてんだよ?初心な愛月君?』
これを聞いた愛月は、思いっきり走りだし遺跡の曲がり角に姿を消すとちらりと片目だけ出して【な…何を言ってんだよ!?グレイブ!!!俺は別に何も考えてなんかいないんだからな!?!?】とかなりの早口でまくし立てた。これを聞いたグレイブは、笑いをこらえきれずに思わず大爆笑。愛月は「笑ってんじゃねーーーよ!」と怒り出し、それはイリゼとるーちゃんがこちらに向かってくるまで続いた。
その後、何とか愛月を宥めたのちに三人は再び「祭壇」へと歩き出した。
「所でさっき何があったの?愛月君すっごく顔赤くしながら怒っていたけど?」移動中イリゼが二人に対して聞くと、グレイブは「あぁ~それは聞かないでくれ」と目を伏せながら言った。(愛月は顔を赤くしたままうつむいていた。)
イリゼは、その光景を見た瞬間「何か」を察し「うん。わかった」と言って前に向きなおした。
こうして約一名の赤面エピソードは暴かれず遺跡の大崩壊を免れたグレイブ達は、奥の通路から光があふれている事に気づくと走り出した。
そして、たどり着いた場所はも目的の地だと察した。
周囲の壁には、儀式の内容が事細かに描かれ地面にはバトルコートのように白いラインが引かれていた。
グレイブは早速バトルをやろうと、意気込んでいたがすでに夕方近くになっていた為一度遺跡を出てテントを張ることになった。
夕食は、イリゼが道の駅みたいなところで仕入れてくれた食材を使い、手料理をふるまってくれた。そこで「イリゼは『良いお嫁さん』になりそうだな~~~」
なんてことを呟いたら唐突にイリゼは吹き出し、「いきなり何を言っているの?!グレイブ君は!…他意はないんだろうけども、女の人にそんな事を思うのはどうかと思うよ…」とツッコミを入れた。
暫く談笑していると、愛月から地下でるーちゃんが見せた進化についての疑問を聞かれた。もう一度できるのかと視線をるーちゃんに向けると元気な声を響かせ、『イリゼ~~できるよ~~』と言っているみたいだった。
そして、るーちゃんは元気よく翼を広げると光に包まれた。そして光を振り払うように「チルタリス」になったるーちゃんは軽く一周していると愛月が声を上げた。
「やっぱり、これは【メガ進化】に近い現象だよ。」
いかがでしょうか?次回は、メガ進化についての解説と再び祭壇に向かいバトルまで行ければいいなと思っております。
シモツキ様に負けないように、私も頑張らねば。
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