ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
さてと、イリゼとグレイブのバトルは中盤~終盤まで描写していきたいと思います。
それでは、どうぞ。
(なお、余談ではありますが皆様は「ダイアモンド・パール」のリメイクと新作の情報が公開されましたね。皆様はご購入なさいますか?作者は勿論購入する気満々です。)
獄炎が右腕を地面に叩きつけた瞬間大地が激しく振動し始めた。イリゼは何か嫌な予感がした為「るーちゃん!地面から離れて早く!!」と声を荒げながら指示を飛ばした。るーちゃんは驚きながらも翼をはためかせ空に逃げようとした瞬間…真下から巨大な岩の槍が突きあがった。
「ちるぅうううぅぅ!!!!!」周囲には、るーちゃんの甲高い声が響き渡る。イリゼはるーちゃんに「大丈夫?しっかりして!」と声をかけると、何とか持ち直したるーちゃんもイリゼに対し「ちっ……ちるるぅ!!」(だっ……大丈夫だよ!イリゼ)と言っているかのように返事を返し、再び獄炎とグレイブの方を見た。
グレイブは、それを見て(やるな…瞬間的に空に逃れたことでそれなりのダメージを回避したか。でも無視はできないレベルだろ?…それにしても、一度も見せたことない技に対応したとは、やるなイリゼ)と思考を巡らせた後、口角を「ニィ」と上げ獰猛な笑みを浮かべた。
先ほどの技【大地創造】は、ホウエン地方の神話で語られていた大地を広げたと言われているポケモン、「グラードン」が使う技を参考にした【岩タイプ】の技で、威力は申し分ないし、低空のポケモンにも当たるが再び使っても当たらない。何か確実に当てる状況を作らねば。
そんな事を考えながらもグレイブはすぐさま獄炎に回避を指示した。理由は、るーちゃんが反撃をしてきからだ。(やはり…バトルは面白い)
「獄炎!石像にアームハンマー!その後ぶん投げろ」とグレイブは、指示を飛ばす。イリゼは何かあると思い身構えると、砕けた石像のかけらが他の石像に命中し、周囲に砂煙を発生させた。
「獄炎、あれをやるぞ」とグレイブが言えば獄炎は意味を理解し足踏みをし始めた。ドン!ドン!と力強い足音を聞きながらゆっくりと目を閉じたグレイブは、その引き金を引いた。「獄炎!飛べ!!!」その一言で獄炎は一瞬でるーちゃんの眼前まで移動した。
るーちゃんは防御するのが精一杯らしく、翼で防御するも地面に叩きつけられ、獄炎は自由落下で後を追う。イリゼは何とか距離を離そうと思い、「るーちゃん無理せずに距離を取って!」指示を出したが、グレイブがそれを許すわけがなかった。
剛腕から繰り出される信じられない程素早い猛攻に、イリゼは「これは…ニトロチャージ?でも速さが尋常じゃない…」と呟く。
「これはニトロチャージの応用技で、体内の熱エネルギーを溜め続け、一気に放出することで加速能力を爆発的に上げて限界を超える。その名も【ニトロフルチャージ】だ!」とグレイブは言い、最後に「これもめったに見せないオリジナル技で、切り札の一つだ」と付け加えるように言った。
暫くの猛攻が続いたが、唐突にグレイブが「獄炎!ストップ」と技を停止させる。
加速能力を高め限界を超える技と言えば響きはよいだろうが、言ってしまえば無理やり普通ではない速度を出しているのだから、使い過ぎは獄炎に負担をかけてしまうのだ。
両者の体力は殆ど限界に近い。故に、この熱きバトルもいよいよクライマックスに近い。
いかがでしょうか?次回でバトルの決着とパルキアとの出会いを描写したいと、思います。
書いていると、ますます自分自身で演じてみたくなる。(作者の願望基欲望)
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