ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中)   作:愛月 花屋敷

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俺 参上!!「荒波投稿」の作者花屋敷でございます。
バトルは、最終局面に移行して行きます。


それでは、どうぞ。


長文になりますがご了承ください。


コラボ編【女神とポケモン】その12

グレイブは、軽く深呼吸をして「獄炎!突撃…と見せかけてジャンプしてから火炎放射」と指示を出せば、獄炎はるーちゃんにぶつかるような勢いで駆け出したように見せ、その半ばで跳躍して燃え盛る火炎を放った。イリゼはそれを見て「・・・・!るーちゃん後ろに避けつつ羽ばたいて!」と指示を送る。

 

 

 

るーちゃんも理解して砂煙を発生させながら何とか回避した。しかし火炎の勢いは凄まじく、砂煙は一瞬のうちに薙ぎ払われる。しかしるーちゃんの姿が一瞬見えたその時、紫色に光る螺旋の波導が放たれた。そして赤い火炎と紫の光芒はぶつかりあって爆発が巻き起こり、周囲に砂塵が発生した。

 

 

 

グレイブは両腕でガードしながら口角を上げた。(どこかで起こるとは思っていたが、こんな時に起こるとはな…【照射系同士の激突】だからこそ面白い)そんな思いを抱きつつ次第に視界が開けて周囲を見渡した時、グレイブは驚いた。

 

 

 

周囲には、真っ白な綿毛が至る所に漂っていたからだ。「・・・なるほど上手いこと考えたなイリゼ」グレイブは軽く息を吐き出して、いかにも【策にかけてやった】と言うような顔している少女に問いかけた。

 

 

 

イリゼは「ふふっそれはどうかな?」とわざとらしい笑みを浮かべながら答えた。

それがグレイブにはどこか挑発的に見えたのか、「いいぜ…やってやろうじゃねーか」と返し、獄炎に二度目となる【ニトロフルチャージ】の指示を出した。

正直な所もう少し時間を空けてから使用するのが好ましかったが…この状況下では、何もしないってことが最大の過ち。

 

 

 

獄炎は、力強く足踏みをしてチャージしている。その間イリゼは何も指示を出しこないのが気になったが今は、おじけついているときでは無い。

そうして思考を巡らせている間にチャージは完了し獄炎はグレイブの指示で正面突破を開始した。

 

 

 

グレイブは、獄炎がフィールドを駆け回りながら綿毛を散らしていった。一つずつ裏を確認なんて、まどろっこしい事はしない。すれ違いざまにいるかいないかだけを確認させて次のターゲットに移動させる。そうしていると未確認の障害物は、残り一つだけになった。「よっしゃ!そのまま突っ込んで行け!!!」とグレイブの声に合わせて獄炎は右腕を横に広げ、【ラリアット】の構えを取ったまま振り切った。

 

 

 

 

しかし剛腕から放たれた一撃は、空を切り空振りに終わった。それにグレイブは困惑していたが、イリゼが「思考に騙されたね?グレイブ君…私がいつ綿のどれかがるーちゃんだなんて言った?」と言ったことにより、グレイブは自分が勝手に「読み替えていた」と自覚した。

 

 

 

そして、るーちゃんを探すと上の方から青白い光が差し込んできた。グレイブがその方向を見上げるとそこには【青白い光を纏ったるーちゃん】の姿があった。そらはまるで、「この一撃で勝負を終わらせるよ!」と言っているようにも見えた。

 

 

 

 

そんな白熱の試合を見ながら愛月は、審判の役目を忘れるほど見入っていた。

グレイブの発想には、毎回驚かさせれてばかりだった。例えば「アームハンマー」の威力は絶大ではあるが、使用する度に自身の素早さを一段階下げてしまうデメリットがある。

 

だけどあいつは事前に「ニトロチャージ」を使うことにより欠点を補う、なんてことはほんの序の口で、【断劾の剣】から何かしらのアイデアを受けて、(これなら重量級のポケモンでも同じくらいの事が出来るんじゃね?)とか言って本当に独自で技を生み出しやがったり、挙句の果てにはニトロチャージの派生とか言って、【ニトロフルチャージ】を生み出したりと、一言でいえばグレイブは「天才」だ。

 

 

 

それでもイリゼはそんなグレイブを「欺いて」己の術中に嵌めた。それはグレイブに対してイリゼが用意した、【思考と心理の戦術】だった。

 

 

愛月がそんな風に考えていると、不意に焦りの籠ったグレイブの声が聞こえてきた。「この光…なるほど、覚えるもんなチルタリスは」

そう、今るーちゃんが獄炎に対して繰り出そうとしているのは【ゴットバード】という技で、威力などを考えれば「飛行タイプ」で最強クラスの技ではあるが…無論チャージ時間がある為、安易に使用できる技では、ない。

 

 

 

「獄炎…ニトロはまだ持つよな?」とグレイブが問いかければ獄炎は、小さく「…ウォウ…!」と返事を返した。対するイリゼは「避けるつもり?・・・外しはしない」と、右腕をゆっくりと上げながら言う。

そして、その時は訪れた。

 

 

 

 

【これで終わらせる!るーちゃん、ゴットバード!!!!】と右腕を振り下ろしながらイリゼが叫べば、光を身体表面に集めたるーちゃんが「ちぃるぅうううう!!!」と雄叫びのような声を上げて、爆発するような勢いで加速し獄炎に向かっていく。その際に集まった光は【巨大な鳥の形】となっていた。

 

 

 

【獄炎!!!突っ込めーーー!!!】それとほぼ同時のタイミングでグレイブも両腕を前に突出しながら叫び、獄炎も「グッオオオオ!!!!」と雄叫びを上げて、地を蹴り突進していった。

 

 

 

その数秒後両者は激突。しかし落下の勢いと十分なチャージを行ったるーちゃんの勢いは凄まじく、獄炎は障害物もろとも斜めに吹き飛んだ。




いかがでしょうか?いや~このようなバトル展開でもよければ幸いです。


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