ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中)   作:愛月 花屋敷

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俺 参上!!「荒波投稿」の作者花屋敷でございます。

今回は、とあるイベントを利用したレベルアップを行えるのと色々なうわさが飛び交っている「森の洋館」を二人が探索する・・・らしい。


そんなこんなで始まる二人の旅がはじまるよ~~


ハクタイの森 洋館でいたずら好きなあいつ

「ハクタイの森」ソノオタウンを抜けて少し進むと見えてくるハクタイシティへ向かうなら通らなければいけない場所に二人は来ていた。(一応秘伝技「居合切り」とフォレストバッジを持っているのならスルーもできますが)

 

 

 

「はぁ・・・幽霊調査ねぇ」とグレイブが面倒な表情で肩をがっくしと落としながら呟くと普段ならば尋常な程震えて拒否してくる少年は「そんな事いわないの!ほらさっさと行こう!!」といつもよりもやる気に満ち溢れていた。

 

 

 

暫く森の中を歩きまわっていた二人はいつの間にか不気味な洋館の前にたどり着いていた。昔、この洋館にはとある貴族の男性が家族や使用人たちと暮らしていたが様々な心霊現象や不幸が続き引っ越してからは、無人の館となり現在は「肝試し」の有名なスポットとなっている。

 

 

 

時折「ハクタイジム」のジムリーダーが見回りに来ているが・・・館の内部までは、調査できていないと周囲で戦闘したトレーナーから聞いた。「それにしてもこの木じゃまくせぇ~」とグレイブが呟きながら柵の間に生えている小さな木をへし折りながら進むと愛月も「待ってよ、グレイブ!!」と言いながら急いで後に続く。

 

 

 

そんな二人が通り抜けた瞬間グレイブがへし折ったはずの木は陽炎のようにぼやけていったかと思いきやすぐに元通りとなっていた。(当然二人は知る事は無い)

 

 

 

館の中は、そこまでボロボロになっていなかったが至る所に家具などが散乱しており異様な雰囲気が漂ってきた。そんな洋館の内部をグレイブはお構いなしに移動して周囲のものを調べていく。「ふ~んなるほどね・・・ん?」と不意に視線らしきものを感じ目線を上げてみると、そこには老人が立っていたがスゥーとどこかに移動し消えていった。グレイブはその老人を見た後「あんたは今でも・・・探しているのか」と呟いた右手に一枚の写真を持って。

 

 

 

一方の愛月は、二階上がりとある一室を探索していた「う~~ん確かこの部屋にいるはずだけどなぁ~」なんて独り言を言いながら部屋を調べていると急に部屋に合ったテレビの電源が入った。「あれ?ここって電気止まっている筈なのに・・・変なの」そうして愛月はテレビの近くまで移動し電源を消そうとして瞬間!液晶画面から青白い電流が流れ始めテレビの中から一匹のポケモンが飛び出してきた。

 

 

 

 

「うわっ!!びっくりしたぁ~」と愛月は驚いた拍子にしりもちをついたが目の前でケタケタと笑っているポケモンを見て「なぁ~んだロトムかぁ」と納得の表情を浮かべた。

 

 

 

【ロトム】電気・ゴーストタイプのポケモンで家電製品に内部にあるモーターに取り付きイタズラすると言う変わった特徴を持っている実際ロトムが取り付く家電によってタイプなどを変化させることもできるので便利でもある。

 

 

「電子レンジの場合」電気・炎の【ヒートロトム】となり「オーバーヒート」を覚える。

 

「冷蔵庫の場合」電気・氷の【フロストロトム】に変化「吹雪」を覚える。

 

「扇風機の場合」電気・飛行の【スピンロトム】に変化「エアスラッシュ」を覚える。

 

「芝刈り機の場合」電気・草の【カットロトム」に変化「リーフストーム」を覚える。

 

「洗濯機の場合」電気・水の【ウォッシュロトム】に変化「ハイドロポンプ」を覚える。

 

 

 

愛月はその後ロトムと色々会話したのちに、無事捕獲に成功した。

グレイブと合流した後捕獲の事を話したら恨まれたというのはもはやお約束。




いかがでしょうか?そんな感じでいつもならこのような場所を探索する際愛月君は怯えていますが今回は少々特殊な事情があったらしくやる気満々で調査していましたね。


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