ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
前回ギンガ団幹部二人とのダブルバトルを秒殺で終わらせたグレイブと愛月。
残るアカギとの一戦に向かいます。
「ふむ…しかしここまで来ておいそれとやめるわけにはいかない。私にも何としてでも成し遂げなければいけないものだからな」二人と二匹の威圧を受けてなおアカギはこの計画を止めるわけがないと静かに言う。
「だったら…俺が強制的にでも止めさせてやるよ」そう若干の怒気を含みながらグレイブとゴウカザルが一歩前に出る。
それを見た愛月とドダイトスはその戦いをグレイブに任せ、後ろで見守ることとした。
「では…始めるかグレイブ君」そう言ってアカギがモンスターボールを手に取れば、グレイブも「あぁ…絶対にこんなくだらねぇ計画阻止してやる」と言って隣にいるゴウカザルを下がらせ、ボールをベルトから取り外し構えた。
「行け。ドンカラス」静かにアカギはボールを放りながら言えばボールから光が溢れ出し、黒い青色にシルクハットのような頭部と白くふんわりとした体毛が特徴なポケモンで、ヤミカラスの進化系である「ドンカラス」が現れた。
そのドンカラスの右目には特徴的な片メガネのような道具【ピントレンズ】がつけられていた。「まったく…ドンカラスにピントレンズたぁ…ずいぶんとやる気じゃねぇか」とグレイブは呆れ口調で呟いた。
(ピントレンズは装備したポケモンが放つ技が相手の急所に当たりやすくなる道具です)
更にドンカラスの特性には「きょううん」という物が存在しており、簡単に言えば攻撃が相手の急所に当たりやすくなるという物である。
唯でさえ自身の特性で急所へ当たりやすくなるというのに道具で更に上昇しているのだ。下手をすれば【ミンチよりもひでぇ結果】となるのが目に見えている。
「さてと…こうなった時の対処は【一撃KO】でやるしかねぇな」とグレイブは言いながらボールを上に放り投げれば、そこから現れたのは黒と水色に所々走る黄色いラインが特徴的なポケモン「レントラー」だった。
レントラーが出てきた瞬間ドンカラスの体が少し震えたように見えた。
それがレントラーの特性「威嚇」が発動したのだ。
互いのポケモンが出そろい数秒睨み合いがあった後に両者の指示が飛んだ。
「ドンカラス、エアカッター」「レントラー!回避しながら十万ボルト!」
その瞬間ドンカラスは少し上に飛び上がらながらレントラーに無数の風の刃を飛ばす。対するレントラーは迫りくる風の刃を冷静に回避しながらドンカラスに接近して、強力な電撃を放った数秒後爆発音と粉塵が周囲に吹きすさんだ。
その光景を見ていたグレイブは、とある遺跡にて戦ったとある少女と優雅に羽ばたく金色のチルタリスの姿を思い出した。
(いや…やっぱり違うな)がすぐに目の前で行われている戦闘に集中した。
シンオウ地方の命運をかけた一戦はまさにシンオウ地方の中心で開幕した。
いかがでしょうか?
シンオウ地方での旅も終盤に差し掛かってもいりました。
ではまた次回。