ガラルのワイルド散歩 (現在、地方巡り中) 作:愛月 花屋敷
倒れたナマズンの頭を優しくなでながらキクノはボールへナマズンを戻す。
一方のグレイブはロズレイドに技のPP(パワーポイント)を回復するアイテムを使っていながらもキクノの事を見ていた。
まるで『どうよ、俺の手持ちは?強いだろぉ』と挑発しているかのように軽く笑みを浮かべていた。それを見たキクノは笑顔を見せて「えぇあなたの言う通り本当にお強い事ですね。しかし…私のポケモン達も強いですよ」なんて言いながら次のボールを取り出しポケモンを繰り出してきた。
出てきたのはまさにカバと言う見た目をしているが体の至る所から砂が吹き出しておりいつの間にかバトルフィールド全体もどういう訳か激しい砂嵐になっていた。
「へぇ~カバルドンがあんたの切り札ってところか?」とグレイブは砂嵐から目を守る為に腕でかばいながら言うとキクノは「えぇ私の手持ちの中でも攻撃・防御がピカイチなのよ」
簡単な会話をした後両者は指示を出した。
ロズレイドは両腕か【マジカルリーフ】を発射するがカバルドンは体から砂を噴射し自身の前へ集めたのちに強固な壁を形成しロズレイドからの攻撃をすべて防ぎ切った。
ロズレイドは多少驚いたがすぐに切り替えてカバルドンの側面へとまわりこんでから右腕から小さな植物の種らしきものを数個打ち出した。
先ほどウソッキーに使った【宿り木の種】である。
打ち出された種はカバルドンへと命中し即座に蔓が伸び始めカバルドンからエネルギーを吸収し始めた。
カバルドンが出現した時から吹き荒れていた砂嵐はカバルドンの特性である【すなおこし】によるもの。
砂嵐は岩タイプのポケモンであれば特殊防御は1・5倍上昇するが地面・岩・鋼タイプ以外のタイプを持つポケモンは少なからずダメージを受けてしまう厄介な天候なのだ。
それに対応する為グレイブはロズレイドに宿り木の種を発射させて本来であれば相手に優位な持久戦に持ち込もうと考えた。
カバルドンも負けじとロズレイドに接近し【氷の牙】で攻撃しようとするがロズレイドはそつなく回避し反撃に【メガドレイン】で体力を吸収した。
(砂嵐で削られた体力の回復と敵の行動阻害)
体力が少なくなってきたのかカバルドンは急に目を閉じて【眠る】を行い体力を全回復させた。本来ならば【眠る】は発動後に体力が全回復するが、デメリットとして「ねむり」の状態異常になってしまう。だがカバルドンは持っていた木の実を齧ると途端に目を覚ました。
グレイブはその光景を見て瞬時に木の実の正体が「カゴの実」であると確信した。
砂嵐はいまだに継続中。宿り木の種とメガドレインによるダメージも【眠る】で回復された。
この戦いはまだまだ続く
いかがでしょうか?
シンプルですけど相手にしてみたら本当に厄介なコンボですよね。
【眠る+カゴの実】は。