「・・・・・・もう朝か〜」
カーテンの隙間から太陽の日が顔に当たり寝ぼけながらも目を覚ます。うるさくジリリリと鳴っている目覚まし時計を止め、布団を綺麗に折り畳み、目を覚ますために一階の洗面所に向かう。
「・・・・・・つめたっ」
冷たい水で顔を洗い、意識を完全に覚醒させる。その時、台所から朝ご飯のいい匂いがしてきた。
「早くご飯食べて学校行かなきゃ・・・」
一度、自分の部屋に戻ってランドセルを取りに行き、台所に向かう。
「おはよう譲!今日もいい朝ね!」
「おはよう譲。一人でちゃんと起きられて偉いぞ!」
今日もいい笑顔だなぁ。母さんと父さんは。
「おはよ〜」
「ふふ♪いつも通りちっちゃくてかわいいわぁ!」
「当たり前だ!譲は男の娘だからな!」
「あ〜・・・」
父さんの男の子の漢字が違う気がするんだけどなぁ。それに母さん。ちっちゃくては言わないで。一番気にしてるんだよ?それに、かわいいも。僕はかっこよくなりたかったんだ。小5までは結構早めに身長が伸びてきたのに小6で150ぐらいの所で止まったんだよ?牛乳も毎日飲んでたのにも関わらず。泣くよ?
「別に小さくてもいいじゃない!まぁもしかしたら、いつか伸びるかも知れないわよ?」
「別にそのままでいいぞ!」
いや、勝手に心の中読まないで?普通に怖いから。
「はは・・は・・朝ご飯早く食べて学校行きたいなぁ」
もう、この話はやめよう。終わる気がしないよ。
「それもそうね、準備するから先に座ってなさい」
「は〜い」
返事をして、食卓につく。
『いただきます』
料理を配膳し、食べ始める。
「譲、今日は何時に帰るんだ?」
「はむはむ・・ん〜と、一夏の家で遊んでから帰る〜」
「そうか、もし何かあったら千冬君に頼むか家に連絡するんだぞ?」
「千冬ちゃんなら安心ね!しっかり挨拶するのよ?」
「んっ・・・分かった」
ぱぱぱっと、朝ご飯を済ませ、忘れ物がないかを確認し玄関で靴を履く。
「いってらっしゃい!けがしないようにね!」
「元気に行くんだぞー」
「ん、分かった〜行ってきまーす」
親に行ってきますの挨拶をし、家を出て学校に向かった。
「行っちゃったわね。やっぱり、あの子はとても可愛らしいわ♪」
「そうだな」
ピリリリリリ
「んっ?誰からだ?」
譲が学校に向かってすぐに携帯のアラームがなり、着信を知らせる。
「もしもし?」
『もすもすひねもす〜束です〜。ゆーくんは、もう学校に行きましたか?』
「おぉ〜束ちゃんか!譲なら今さっき学校に行ったが?何か用事でもあったのか?」
『いいえ、特に急な用事ではなかったんですが、一つだけ聞きたいことがありましてね!』
「そうか、譲が帰った時に聞いておこうか?」
『あっ、大丈夫です〜また、今度会う時に聞くので。それじゃ、ゆーくんに何かあったら連絡ください!ゆーくんのためなら例え火の中、水の中でも助けます!』
プツッ
「切れたか」
「束ちゃんは私達にはいつも元気ね。親御さんにもあの明るい態度で接したらいいのだけれどね。」
「まぁ、仕方ないさ。いつかは、大丈夫なようになるはずだ」
「それもそうね。私達は譲達が幸せになることを祈っていましょ♪」
「だな!」
小説書くことの大変が理解できた瞬間