☆10 ハイブリッチ 様 暇神大御神 様
☆9 ユニオン 様
☆1 ペン太 様
本日も沢山のご評価をして下さいましたありがとうございます‼︎
はてさて、fgoではぐだぐだ本能寺ファイナルの復刻イベントも終了し、今ではまた新しいイベントが開催中ですね!
私今回もまぁボチボチやっていこうと思い、それで礼装など欲しいなと思って1万円今回既に課金しました。
するとどうでしょう……本日イベントでフォーリナーが☆5として出ていますが……出てしまいました。それも2体……
進捗としては本当に最初ら辺を回っているのですが、まぁ暇な時に一気に周回したいと思います。
fgoの話はこれぐらいにしまして……今回タグには付いていないネタを入れ込みました。まぁそれについては、知る人ぞ知る……みたいなものです。これらについてはまた後書きに載せよう(気が向いたら)と思いますので、本日もお楽しみいただけたらと思います‼︎
「な、なぁ」
「なぁに?」
「俺はいつまでこの姿勢でいなきゃいけないんだ? あれから数十分は経つと思うんだが?」
「そんなの決まっているわ。私が満足するまでよ♡」
「……はぁ。王妃の仰せのままに」
「ふふっ」
その光景は……前回から引き続きマリーがアルジを抱きしめているところだった。最初その場にいたジャンヌは、その光景が数十分も続いた事で既に呆れたのかその場を離れていた。
どこからともなく「度し難いな〜……」という台詞が聞こえてきそうな始末である。まったくもってその通りである。
と、そんな時だった。
「アルジさん! 大変です‼︎ 昼ごろアルジさんが対峙していたサーヴァントがこちらに……ってあ、アルジさん⁉︎ こ、こんな所で何を⁉︎ それにマリーさんも⁉︎」
「あらマシュ! 見ての通りアルジを抱きしめているわ‼︎」
「そ、それは……なんか大切な時間のところ失礼しました‼︎ では私はこれで!」
「待てマシュ。マリー、そろそろ良いだろう?」
「もぅ……もう少しやっていたかったのに」
「そんなのは知らん。で、昼のサーヴァントがどうした?」
「それが……」
それを聞いたアルジは、マリーと一緒に立香達と合流した。
アルジが立香達と合流した時、既に戦いは始まっていた。こちらはジャンヌとエミヤ、クーフーリンが戦闘に出ており、相手型はワイバーンとスケルトンの軍勢。それと……
「ようやく来たわね。昼間の魔術師さん」
「聖女マルタか。こんな夜更けに何の様だ?」
「ふふっ、そんなの決まっているわ。あなたに仕返しするためよ。いつもの私だったらここまではしなかったでしょうけど、狂化が付与されている今の私はとても腹を立てているわ。ただの人間にあんな風にあしらわれちゃったらね?」
「はんっ、そんなの俺が知ることか。そもそもただの人間だと見縊って舐めた対応したのはアンタらの方が悪いんだろう?自業自得だ」
「えぇ……確かに今思えばそうだったわ。だから……」
マルタは持っていた杖を手放し……
「今度はあなたとタイマンで勝負を付けたいわ」
「ほぅ……CQCか」
「しー……何ですって?」
「こっちの話だ」
「そう。それとさっきタイマンでって言ったけど、この子も私の一部みたいなものだから、一緒にやらせてもらうわ」
そこに現れたのは大きな亀の様な生物だった。しかしそれは外観だけで、れっきとしたドラゴンだ。
「タラスクか」
「やっぱりあなたは知っている様ね」
「あぁ、まぁそこまで詳しいというわけではない。そいつをアンタが聖水と十字架で降伏させたと文献には載っていたりする」
「だか本当はアンタが素手で打ちのめしたんだろ?」
「っ⁉︎ 何でもお見通しなのね」
「何でもではない。ただ俺が勝手に知っているだけだ。まぁだからこそ今回奇跡云々よりも拳でやり合おうって話だろう?」
「ふふっ、話が早くて助かるわね」
「アルジさんいけません‼︎ 例えアルジさんがさっきサーヴァント4騎を相手にできたとはいえ、今回は最初から本気です。それにドラゴンも一緒に……それも素手でなんて流石に部が悪いです! ここは他のサーヴァントと一緒に……」
「止めてあげないでマシュ」
「マリーさん?」
「アルジ……貴方に任せるわ。私達は貴方の闘いに邪魔が入らない様に精一杯バックアップするわ」
『……あれっ? なんか主従が逆になってない?』
「た、確かに……」
いつの間にかこの話に参加していたロマンが的確な疑問を言った。立香もそれに賛同した。
「最初からマリーとは主従を結んだつもりはねぇし、それにマリーは王妃で俺はたかだかの平民。その状況ならその通りだろ? まぁ俺は関係なくマルタと戦うが」
(ふふっ、そう。それでこそ貴方。私が……もう持つ事はないと思ったこの愛おしい感情を持たせてくれた貴方なの♡)
「さぁ……お喋りはここまでにして早速しあおうか?」
「えぇ。今度はあなたの思い通りに行くとは思わないことね‼︎」
『ガァァァァッ‼︎』
アルジとマルタがぶつかり合う。
side オルガマリー
なんか久々に私の出番が来た感じがするわね。まぁそれは良いとして……
「私はこの状況にどう突っ込むべきなのかしら?」
「いや……これは僕にもどうしたら良いものか……」
「そんなの簡単さ。ここは楽しく2人の戦いを自分なりの楽しみ方で観戦するのが1番さ!」
「だからといってあなたはリラックスしすぎよ⁉︎」
オルガマリーが突っ込んだ相手はダヴィンチちゃんで、彼女はリラックスした様子でアフタヌーンティーを楽しんでいた。そして傍にはスコーンも用意されている。まるでどこぞの少佐だ。
「だってこっちからは多少の観測とバックアップしか出来ないし、それに今の状況は誰がどう見たってサジを投げる状況と言うものだよ? まぁ私は天才だからサジなど投げずにお茶を楽しみながら2人の戦いを観戦している訳だけどね?」
「今まさにその状況をサジを投げているとは言わないかしら⁉︎」
「まぁまぁそんな事言わずに。ほら、ロマンも諦めてストックしておいたケーキとジュースを出しているし、あっ、オルガもクッキーあるけど食べるかい?」
「いらないわよ‼︎ もぅ! まともなのは私だけなの⁉︎」
管制室にてオルガマリーの絶叫が響く。ここに苦労人が1人誕生した瞬間である。
因みにロマンとダヴィンチちゃんは、そんな事は関係なくアルジとマルタの戦いを何もかも忘れてリラックスしながら観戦を続けていたのはいうまでもない……
side out
暗い森の中……本来は静寂が支配する時間帯。だが今に限っては……
ドンッ、バギッ、ドゴッ……
似つかわしくない音が辺り一帯に否応なく響く。その発生源は……
「本当にアンタ何者なのよ! サーヴァントで狂化されている私の攻撃を尽くいなすとか、本当にただの人間なの⁉︎」
「会った当初から言っているはずだが? 俺は魔術師ではあるが、その前にどこにでもいるただのちっぽけな1人の人間だと」
「ただの人間がこんな拮抗した状況なんて作らないわよ⁉︎」
『ゴォォォッ‼︎』
「おっと、死角から殴ってもテメェの攻撃は大雑把で見え見えなんだよ」
「マジでどうなってんの? 私の様なサーヴァントならともかく、タラスクの攻撃すら受け流すとか……」
「そんなの、技術で補えば何とかなるもんさ」
「技術云々で出来るわけないでしょ⁉︎」
そんな軽口とも取れる会話をしながら、今彼らは本気の殴り合いをしていた。本気と書いてマジである。
そんな光景を傍目に……
「本当にアルジさんって何者なんでしょうね?」
「う〜ん……考えても分からないね!」
「先輩……諦めるの早過ぎですよ」
「だが今はそうだな。マスターの言う通り、彼が何者なのかは今考えてもでてこんさ」
「そうですね。それにしても私達はこれからどうしましょう?」
「まぁこっちは粗方片付けたしな……それに殆どは……」
クーフーリンが目を向けた先が……
「ふふっ♡ 貴方の戦う姿……とても誇らしいわ♡」
「いやぁ〜、マリーは彼にゾッコンだね! なんだか彼には嫉妬してしまうな‼︎ でも確かに彼の戦いを見ていると、何だかインスピレーションが湧いて来るみたいだよ! 今なら良い曲が作れそうだよ‼︎ というか今作ろう‼︎」
「あのフランス組……既に坊主を信頼しきってやがる。この戦いが最初から坊主の勝ちとでも言うほどにな」
「私もマシュ達と戦えばあれぐらい頼りにされるかな〜……」
「先輩! アルジさんと先輩は違いますから! 先輩がいるからこそ私は安心して戦えるんです。だから焦らずにいきましょう‼︎」
「マシュ〜……うんっ! 分かったよ。ありがとうマシュ‼︎」
「せ、先輩⁉︎ 今一応戦闘中ですからここで抱き付くのは……」
立香とマシュの絆レベルが上がった瞬間だった。
「まったく、こっちが真面目に戦闘しているのにあいつらとくれば……後でまとめてO☆HA☆NA☆SHIしないとな……」
「アンタ……顔がえげつない事になってるけど?」
「なに、気にする事はない」
《姐さん⁉︎ コイツ怖いよぉ⁉︎》
「なに泣き言言ってんのよタラスク! それでもアンタは人から恐れられたドラゴンなわけ?」
《そんな事言っても姐さん! アイツどんだけ攻撃しても軽く受け流すし! 火を吐いても腕の一振りで消失させるし‼︎ なんなのアイツ⁉︎》
「まぁ確かにこれじゃあジリ貧ね……仕方がないわ。宝具……使うわよ」
《えぇっ⁉︎ 俺にアイツ目掛けて突っ込めって言うの姐さん⁉︎》
「シャッキリとしなさい! ともかく行くわよ‼︎」
《あぁもぅ! どうにでもなれ‼︎》
マルタはアルジから少し離れると、宝具を使う為に魔力を集中させた。
「宝具か」
アルジもそれを感じ取り、その場で自然体に立ちながら目を瞑る。
「アルジさん⁉︎ 何を⁉︎」
「落ち着いてマシュ。アルジは大丈夫だから」
「ど、どうしてマリーさんはそんなに信じれるんですか⁉︎」
「そんなもの……決まっているわ」
マリーはマシュに綺麗な微笑みをもって言う。
「だって彼が……仮だけれども私の自慢のマスターだから!」
その間もマルタは宝具を撃ち出す準備をし、アルジは静かにそれを待った。そしてその時は来る。
「愛を知らない哀しき竜……今ここに。せーの‼︎」
「星のように! 『
マルタがタラスクの背後で杖を振るった。それもタラスクを撃ち出すかのように。撃ち出されたタラスクは、強烈な魔力を纏い、銃弾の様に回転しながらアルジに突喊する。おまけにタラスク自身の判断であろう。魔力の上から自ら吐き出す炎をコーティングして、少しでもアルジにダメージを与えようとした。
それに対してアルジは……
「……」
未だに目を閉じ何もしないでいた。
「オイオイ⁉︎ このままだとまずいぞあの坊主!」
「ど、どうしよう⁉︎ このままだとアルジが死んじゃうよ⁉︎」
立香のグループはそのように慌てていた。それと対照的にマリー達は……
「ふふっ、アルジったら。立香達をそんなに心配させなくても良いのにね?」
「そうだね。まぁ僕達はアルジから仮にだけど魔力供給をしてもらっているからこんなにも余裕でいられるんだろうね」
「そうね。彼との結び付きがあってこそ分かる。アルジの魔力が彼の身体の中を静かに、それでいて大きく巡っているんですもの」
「そうだね。それもあの竜が纏うよりも遥かに高い魔力を感じるよ」
「えぇ。だからこそ彼は……アルジは負けないの」
マリーがそう呟いたと同時にアルジにも動きがあった。タラスクが眼前に迫り、衝突まで数秒といったところで彼は……左足を少し出して左腕を前に突き出す。その際掌はタラスクの方へと向け、少し広げていた。
下半身は大地に強く根付くかの如く腰を少し落としていた。その時も未だにアルジの瞳は閉じていた。
そしてアルジとタラスクは……いよいよ衝突した。
その衝撃は凄まじく、離れて見ていた立香達もその突風などで目を開けていられないほど、サーヴァント達は立香が飛ばされないように支えていた。一方のマリー達は、その突風がまるでそよ風が吹いているだけだとでもいう風にアルジを見ていた。
その突風の中、立香のサーヴァント達はやはりあり得ないものを見る。
「う、嘘でしょ?」
それにはマルタも驚きを隠さないでいた。何故なら……
《お、おいおい……何で姐さんの宝具を片手で止められるんだよぉっ⁉︎》
それは宝具として撃ち出されていたタラスク自身の絶叫で、その通りタラスクは……アルジに突き出されていた左手一本で止められていた。タラスクは今も回転運動を続けながらアルジを攻撃している最中なのだが、アルジはただ静かに受け止めていた。しかもタラスクを受け止めてその場から少しも足場は動いていない。
衝突してから数秒経ったその時……
「すぅ……」
アルジが静かに息を整え
「……見えた。水の一滴‼︎」
アルジがカッと瞳を見開き、タラスクを受け止めていた左手を上に振り払った。それと同時に弾丸運動をしていたタラスクの回転も止まる。
「「「えっ⁉︎」」」
『『はっ……?』』
『おや、これは……』
「う、うっそでしょ⁉︎」
《もぅコイツ嫌だーっ‼︎》
「ふふっ……流石だわ♡」
その場で見ていたものはフランス組以外驚きを露わにしていた。
「はぁ……セァッ‼︎」
《グベラッ⁉︎》ズドンッ‼︎
タラスクの弾丸運動が止まった瞬間、アルジは後ろに少しずらしていた右足を力強く前へ踏み込むと同時に、右腕を上から下へと真っ直ぐに振り下ろした。その振り下ろした右腕は、タラスクの頭の位置を甲羅の上から叩きつけられた。
タラスクの甲羅は、そんじょそこらの竜の鱗よりも硬い。それは拳で自ら討ち倒したマルタ自身が1番よく知っていた。だが……
(う、うそでしょ……あのタラスクを1発で戦闘不能に……っ⁉︎)
その惚けていた少しの隙が、その勝敗を分けた。
音も立てずにアルジが自分の目の前にいた。
「戦いの最中に惚けてんじゃねぇ‼︎」
「あぅっ⁉︎」
アルジは頭突きをかまして、マルタは頭突きをされた箇所を反射的に手で覆いよろけた。
「はぁ……ズェアッ‼︎」
「がっ……⁉︎」
先程タラスクを受け止めるよりも更に低い姿勢からの掌底が、マルタの身体の中央を捉え、その掌底を喰らったマルタは、肺から全ての酸素を吐き出しながら後ろへと吹き飛ぶ。マルタの背後にあったの木々はそれによって何本か薙ぎ倒された。最終的にマルタが止まったのは、木々を数十本単位でなぎ倒したところだった。
ねぇねぇアルジさん、女の子にはもう少し優しくしようよ。
「そんな事してたら俺がやられちまうからな。お断りだ」
でもでも、タラスクにやった様にその場で強い衝撃のある攻撃をして気を失わせるとかさ……色々とあるじゃん? 木々を薙ぎ倒すまでやるのって流石にやり過ぎじゃない?
「確かに普通の人間だったらそうかもしれないが、マルタはサーヴァントでしかも狂気を受けてる。それぐらいしないと倒せない相手だった……といったら満足するか?」
えぇ……でもアルジさんってあれでもまだ本気出してないでしょ? あ・れ・で
「作者がそういう風に書いてやってるんだろう? 俺は俺でいつでも本気だがな?」
まぁそういうことにしておきましょう。さてさて、では今から前書きでも書いた様に、本来タグについていなかったネタなどのちょっとした解説です。あくまでも簡単に紹介するものなので、滅茶苦茶ファンな人にはダメ出しされると思いますが、何卒温かい目で見て下さい。
知っているからいいという人はそのまま無視していただいても大丈夫です。ではいきましょう!
《今回でたネタについての簡単な解説》
・「度し難いな〜」
ネタとして引っ張ってきた作品:メタルギアソリッド2の無線集より〜
主人公である雷電が変な事をしたり、恋人であるローズと無線越しでイチャイチャしている時に、作戦指揮をしている大佐の言う一言。
・CQC
ネタとして引っ張ってきた作品:メタルギアソリッド3
CQC、正式名称はClose Quarters Combat。近接格闘術である。(Wikipedia参照)軍隊や警察において、近距離戦での戦闘行為を主に意味する。
・アフタヌーンティーとスコーン
ネタとして引っ張ってきた作品:メタルギアソリッド3の無線集より
主人公であるスネークがサポート役であるパラメディックやシギントに無線をかける際、偶にゼロ少佐と呼ばれる人物が割り込んでくる。その時、作戦行動中にも関わらず少佐はアフタヌーンティーとスコーンを楽しんでいるのである。
また、少佐の目の前でアフタヌーンティーなどを馬鹿にしてはいけない。そうしてしまえば小1時間はアフタヌーンティーの歴史を強制的に聞かされる事になるだろう……
・「……見えた。水の一滴‼︎」
ネタとして引っ張ってきた作品:機動武闘伝Gガンダム
主人公であるドモン・カッシュが明鏡止水を会得する際に言った台詞。因みにドモンのCVは、皆さんご存知の方が多いと思いますがFateの英雄王ギルガメッシュをやっている関智一さんでございます!
簡単な解説終了
とまぁ今回はタグにつけていないネタなどを解説していきました。
まぁ……このネタを大事に思っていらっしゃるファンの方々にはダメ出しを喰らってしまうかもしれませんが……
さて、次回は……今のところ構想を練っている最中です。少し遅れるかもしれませんが、また後程お会い致しましょう!
今作品ではヒロイン多数で出しておりますが、プロローグ時点で既に2人ヒロイン出しています! そこで質問ですが、読者の皆様でしたらヒロインの中でどなたを正妻にしますか⁉︎
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ルヴィアさん
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オフェリアさん
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まだ見ぬ他のサーヴァント