☆9 雨龍 様 コレクトマン 様
評価を付けてくださりありがとうございます!
にしても1ヶ月ぶりの投稿となりました。遅くなり申し訳ありません!
理由としてはfgoのイベントをやっていた事もあるのですが、色々と物事が重なったこともあり、イベントも然程回れませんでした……どうにかポイントは130万まで貯めたのですが……(昨日の最終日に一気に回った)
それと清少納言ですが……1万円課金して当たりました。召喚の台詞を聞いたときは……「あれ? この子イメージの割には真面目だな〜」と思いました。勿論最初だけで、戦闘の際の台詞やイベント時の台詞を聴くと……スゲェギャルっ子だと痛感しました。
ですが最終再臨のセリフを聞いた時は……「ヤバい……この子所謂ギャップを持ってやがる⁉︎」と思い……まぁ私の目線になって申し訳ないのですが、この子って根は凄く健気なんだなと思いました。
まぁそんな私の主観はともかくとしまして……早速読んでみて下さい!
んぁ……もう朝か。にしても2日ぶりによく眠れた気がする。オフェリアがあんな事になって眠れる訳がなく、あの時はただただ奴に対する復讐心が中で渦巻いていた。だから寝る事を忘れていたんだと思う。
そして今も、ただ仮眠のつもりが朝日が丁度登ってくる頃まで寝ていたという事は、結構ぐっすり眠っていた様だ。認識阻害はそう簡単に破られない様にしているものの、敵方のサーヴァントとかで解除できる奴ならば1時間くらいで突破してくるだろう。
えっ? おかしい? 何が? 大体数分ではないかと? いやいやそこは舐めてもらっては困る。俺だって魔術協会から狙われていた身だ。それなりの対処は講じてあるさ。
(にしてもこの枕……やけに柔らかいが……)
そう思って視線を上の方に向けると、何とマリーがこちらを先ほどまで覗き込んでいたかの様にして眠っているではありませんか! ……
(は? どうして? いつのまに?)
アルジの頭の中は数分ほどその疑問が巡り巡った。
「うふふっ、ごめんなさい。あなたの寝顔を見ていたら膝枕してしまって、それから何だか心地よくなっていつの間にか眠ってしまっていたみたい。迷惑をかけたのならごめんなさいね?」
「いや、別に迷惑とは思ってねぇけど……どうしてあんな事を?」
「何だかあなたの寝顔を見ていると、子供達を思い出してしまって……あなたの事を子供扱いとか、そんな事は思っていないのよ? でも、そうしたいなって思ってしまったの」
「そ、そうか……確かアンタには子供がいたんだったよな?」
「えぇ。2人ずつ男の子と女の子が産まれたの! あの時が1番幸せだったかもしれないわ。でもその内の2人は病気で死んでしまったわ……」
マリーは悲しげな顔をしながら話す。
「他の子達についても……満足に愛情を注ぐ事が出来なかった。私が死んでからは、生きる事がとても辛かったと思うわ。だから、それを思うたびに申し訳ない気持ちになるの。巻き込んでしまってごめんなさいって……」
「……俺は、マリーの子供じゃない。子供達にさせてあげた事を俺にしたからって……マリーの中の後悔は晴れることなんてないと思う」
アルジは、マリーの心の中を正確に分かるつもりはない。否、簡単に分かってはいけないと思った。もしそうしてしまったのならそれは……マリーに対して想いを踏みにじってしまう様な、そんな様に思えたから。
だからアルジは、言い方は厳しいがその言葉しか出なかった。
それに対してマリーは、どこか申し訳なさそうにしていた。
「やっぱり……迷惑をかけたみたいね。本当に、ごめんなさい」
マリーはアルジに頭を下げる。それに対してアルジは、どこか言い過ぎてしまったと思った。どんな顔をして良いか分からず、最終的に苦い顔をしながらそっぽを向き
「別に迷惑なんて思ってねぇってさっき言っただろ? それに、アンタがどれだけ悔やんでも、あれは変わらなかったかもしれない。アンタの子供達だって、別にアンタのせいなんて思ったないだろうしさ。だから……あんまり気に止むなって言っても難しいかもしれないが、アンタは元気なのが1番だろ?」
「私の事を慰めてくれるの?」
「わ、悪いかよ……」
「クスクス……いいえ。嬉しく思うわ。ありがとう、アルジ」
「こんくらいの事構やしねぇよ。それに……久々にゆっくりと眠れた気がするんだ。お陰で、幾分かスッキリした。だから……あ、ありがとう……」
「っ! うふふっ、なら今晩も寝る時は私がまた膝枕してあげるわね!」
「なっ⁉︎ そ、それはやめてくれ! 恥ずかしいから……」
「照れなくても良いのに」
アルジは完全に身体ごとそっぽを向き、テントの中から出た。
「おやおや、昨日はお楽しみだった様だねアルジ」
その様子をケラケラと笑いながら言うモーツァルト。
「……知ってたんなら止めてくれよ」
「いやね、僕も最初はそう思ったんだけども、マリーがとても嬉しそうにしていたからね。だから止めるに止めれなかったよ」
「……」
「そんなに睨まないでおくれよ。それよりも、次はどこに行くんだい?」
「話唐突に晒したな……まぁいいか。それで次も近くの村々を巡って情報収集するつもりだ。ここはフランスの東側で、まだそこまで被害にはあっていないところだろうからな。だからもう少し西に行くと、被害に遭った砦や村でもう少し正確な事が分かるかもしれねぇ」
「確かに、ここいらで聞いたのは聖女ジャンヌが魔女となって復活した、っていう噂しか届いてない様だからね」
「あぁ。それに他にも敵がいるかもしれねぇからな。それの情報も聞けたらラッキーだ」
「あら、もうそろそろ行くのかしら?」
テントからマリーが出てきて聞いてくる。
「あぁ。それじゃあ準備して行くか」
それからアルジはテントなどを手早く片付けて、次に向かう場所へと向かった。西に行くにつれて被害に遭った砦や村などが見えてきて、そこで少しばかりではあるが、情報も聞けた。そんな時だった。
(ん? 南の方……立夏達の気配がする)
「どうかしたの?」
「あぁ。南の方で一緒に来た奴らの気配がした。それにどうやら戦ってる様だしな。行ってくる。マリー達はこのまま西に行きながら情報収集して欲しい。もし危なくなりそうだったら俺を呼んでくれ」
「呼ぶだけでいいのかい?」
「魔術回路繋げてるだろ? それで位置が分かるからな」
「分かった。気をつけて行くんだよ?」
「無理をしてはダメよ?」
「あぁ。じゃあ少しの間別行動になるが、頼む」
そう言ってアルジは一瞬で2人の目の前から消えた。
「サーヴァントになった僕らでさえも目で追えないなんて……」
「ふふっ、アルジは本当に何でも出来るわね!」
そう言いつつも2人は次の場所へと向かうのだった。
side 立夏
私達は無事フランスにレイシフトした。そこで第一村人ならぬ第一フランス人発見! という事でお話を聞こうとしたら誤解されて襲われたの! でも何とかマシュ達が峰打ちで撃退してくれて、フランスの兵隊さん達は逃げて行った。
それを追っていると、いかにも最近攻撃を受けましたって砦についた。中に入ると、傷を負った兵隊さん達が沢山いて……皆何かに怯えている様だった。
私達に気付いた一部の兵隊さん達が武器を取って私達を威嚇してくる。私達はただ話したいだけなのにーっ‼︎
そんな時、傷を負った一部の兵隊さん達が何かに気付いて怯えていた。私達もその方向に顔を向けると……そこにはワイバーンの群れがこの砦に迫っていた。
それに対して私達も群れに対応した。私は少しの援護しか出来ないけれど、マシュ達に精一杯指示を出したりして有利になる様に立ち合った。でも中々ワイバーンの攻勢がおさまらなくって……そんな時に金髪の整った顔をして旗を持った女の人が加勢してくれた。
名前をジャンヌといって、どうやら百年戦争で有名なジャンヌ本人とのことらしい。これでどうにか攻勢も弱まるかなって思ったんだけど、いくら倒してもキリがなかった。
「っ⁉︎ ジャンヌ危ない‼︎」
真上からジャンヌ目掛けて特攻をかけていくワイバーン。それにジャンヌも気付くけど避けるのは間に合わなかった様で、旗で防御するところだった。
でもワイバーンと、いくら英霊といっても元は人間のジャンヌで比べても体重差があり過ぎる。それに重力に従っての加速だから、防御できても痛手を負うかもしれない。
私はまだまだ魔術なんてほぼほぼ知らないに等しいから、回復も思う様にいかない。
立夏がそんな歯痒い思いに駆られている時だった。
シュシャシャシャッ‼︎
何か黒い影が、その音を発しながらワイバーンを通り過ぎた。通り過ぎて1秒も経たないうちに、ワイバーンは細切れになっていた。それも部位を綺麗に切り分けられ、血もジャンヌにかからない様に周りの石畳を汚すだけだった。
「い、一体何が?」
ジャンヌが呟いた時だ。
「よぉオメェら。来るのが遅過ぎるんじゃねぇか? こちとらこの世界で一晩過ごしたぞ?」
「あ、あなたは?」
ジャンヌの目の前に、白髪で黒の正装と白いネクタイを身に纏った男が現れる。それを見た立夏達は……
「アルジだぁー! もう今までどこに行ってたの⁉︎」
「アルジさん! 側にいないからもしかしたらと思って心配しましたけど、無事で何よりです‼︎」
「こっちこそ……って言いてぇが、まずはこいつらをさっさと片付けるぞ」
そう言ってアルジは右手に黒鉄の日本刀を持ち、まるで居合をするかの様に構える。それから一瞬、アルジの姿は消えた。その代わりに……
「「「ギャァァァッ⁉︎」」」
あれほどまでにいたワイバーンの殆どが他に堕ちていた。それもそれぞれの部位や血を分けた状態で……
それを見たワイバーン達は、アルジへの恐れからか我先にと一目散に逃げていく。しかしそれを見逃すほど甘いアルジではなく、最後の1匹が倒れ伏すまで刀を収めなかった。
side out
さて、立夏と合流したのは良いが……
(助けられたくせしてジャンヌの事を魔女扱いかよ……)
アルジは前世でこの作品をやっていたから知っている。今自分の目の前にいるのは、正真正銘本物のジャンヌであり、今のワイバーン騒動を巻き起こしている竜の魔女ではない事を。
だがフランス兵からしてみれば関係ない。ジャンヌは既に死んだ。しかし怒りや憎しみでこの地に蘇り、竜の魔女として復活した。それが彼らの頭の中にある。
そのために、目の前にいるこの可憐な少女をそれと同一視していた。だからこそフランス兵は彼女の事を魔女と言って彼女を傷付ける。
それに対してジャンヌは、悲しい顔をして受け止めていた。例え助けた者達からぞんざいに扱われようとも……
しかし……
「喧しいぞテメェら‼︎」
それはアルジの一喝だった。フランス兵達はその一喝で皆押し黙る。
「テメェら曲がりなりにも危ない所を助けてもらったんだろ⁉︎ しかもこんな可憐な少女に助けてもらったんだろうが‼︎ それなのに……さっきから黙って聞いてりゃ魔女だのどうだのとこの子に罵倒浴びせやがって!」
(こ、これって……)
(はい、私達がレイシフトされる前の光景と酷似している様な……)
立夏とマシュは念話で、つい先程にもこの光景を見た様な……と思っていた。アルトリアリリィとエミヤも、さっきと同じ状況なのか無意識に背筋をピンッとさせており、クーフーリンはやれやれと溜息をつく。まるで面倒臭いなぁ〜とでも思うかの様に。
一方のジャンヌは、自分が生前に魔女と言われたのは事実なのでそれもあり罵倒を受け止めてはいたが、アルジが一喝した事でキョトンとしていた。
「そもそもテメェら……まず助けられたのに礼の1つも言ってねぇよな? それは人の礼儀としてどうなんだ!」
「そ、それは……」
「しかし君達は知らないと思うが! 目の前にいるそいつは今私達を苦しめている竜の魔女で‼︎」
「まだ言うかこのアホんだらぁ‼︎」
「ぐべぇら⁉︎」
竜の魔女と言ってしまったフランス兵をアルジは軽めに殴った。それでもフランス兵からしたら結構な威力だが……
「そもそもテメェら……その竜の魔女とやらを実際に見た事あんのかよ?」
「そ、そんな事あるに決まっているだろう! あの時私達が狙われた時、大きな龍に乗って指揮していたのもそこの者と一緒の姿をしていた。遠目ではあったが間違いない‼︎」
「ほぅ、それが事実としてだ……髪の色も一緒だったか?」
「えっ? そ、それは……」
「姿は似ていたとしても髪の色、瞳の色、纏っていた鎧、肌の色……テメェらがいうその魔女って存在と、この子の容姿全て合致していないのだとすればなんの証拠にもなりゃしねぇんだよ。それをちゃんと証明できる奴はこの中にいるか?」
「「「……」」」
アルジの言葉でフランス兵は皆黙る。それもそのはず、容姿は似通っていたかもしれないが、だれもその魔女が竜の魔女とおなじ細かい容姿をしていたかまでは見ていなかった。
そもそもそれも一部の人間だけで、他の者は噂を聞きかじって怖がっているに過ぎない。
「反論がこれ以上ねぇって事は、テメェらが間違ってたって事だ。正直誰にだって間違いはある。だがそれを……間違ったままにしちゃいけねぇんだよ。生きているうちに礼を言わなきゃ……いつまで経っても後悔は残り続けるんだから」
「それが分かったならとっとと助けてもらった礼と魔女と勘違いしたことについての詫びをしろ! 今すぐに‼︎」
「「「は、はっ‼︎ この度は助けて頂きありがとうございました! それと竜の魔女と間違えてしまい申し訳ございませんでした‼︎」」」
「だってよ」
「は、はぁ〜……その、私も皆さんが無事で良かったです?」
これにてジャンヌがその場で魔女と言われる事は無くなった。
そこからはアルジ含めて立夏達はオルレアンへと向かうのだった。
はたまたアルジくんが似合わない説教をした様です。
さて、次はいよいよ魔女ジャンヌを出していこうと思います。それに加えて敵サーヴァントも! (果たして彼らはアルジを前に生き残る事ができるのであろうか?)
という事で次回もお楽しみに‼︎
今作品ではヒロイン多数で出しておりますが、プロローグ時点で既に2人ヒロイン出しています! そこで質問ですが、読者の皆様でしたらヒロインの中でどなたを正妻にしますか⁉︎
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ルヴィアさん
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オフェリアさん
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まだ見ぬ他のサーヴァント