☆10 アニオタチ 様
☆5 レコニング 様
☆4 A day 様
☆3 六条一間 様
沢山のご評価をつけていただきましたありがとうございます! また、本作品をご覧になられていらっしゃる読者の方々につきましても厚くおれいもうしあげます!
ただ今fgoのイベント中という事もあり更新が遅れて申し訳ありません! 本日は少なめなので、読み応えなどがいつもより感じられないかと思いますが、よろしくお願いいたします‼︎
ところでfgoやっていらっしゃる読者の方々に聞きたいのですが、今回の☆5 サーヴァントの配布はどなたを選ばれたでしょうか?
私はエウロペおばちゃま(私としてはお母さんないしお姉ちゃんと言いたい‼︎)に致しました‼︎ もうスバラ! の一言です‼︎(麻雀アニメの咲から引用)
また、ゴールデンウィーク期間中の2000万ダウンロード記念では、遂に……遂に邪ンヌを迎え入れる事ができました‼︎ もう本当に嬉しいです!
と私の話はここまでと致しまして、ご覧ください!
side 邪ンヌ
(本当に何なのよアイツ⁉︎)
邪ンヌはイラついていた。自分の片割れと出会したのもそうだが、それよりもさっき会ったばかりであり、そして自分と同じ憎悪を宿していた瞳を持ったあの男……
『なら! お前に少しでも寄り添おうと、優しく手を差し伸べようとした奴らはいなかったのか⁉︎』
(アイツに……私の何が分かるって言うのよ⁉︎)
アルジの言った言葉が、オルレアンの城に戻った後でも頭の中で繰り返される。
『それともう1つ……お前のその憎悪、誰に埋め込まれた?』
『別にそのままだぜ? お前は俺の事を自分と同類と言っている様だが……俺からすれば全然違う』
(何が違っていると言うのよ⁉︎ 何かに憎しみを抱いている時点で結局は一緒じゃない‼︎)
『なら次に……邪ンヌ、お前は一体何者だ?』
『そんな肩書なんかどうだって良いんだよ‼︎ 俺が聞きたいのは! お前自身は、その憎悪を植え付けられる前のお前が何者だったかって聞いてるんだよ‼︎』
(私は私じゃない‼︎ 私自身も私が抱いている憎悪も全部全部私自身の……)
「おやジャンヌ、そんなに悩んだ顔をして如何なされたのですかな?」
「……ジル」
その人物はジル・ドレェ。英仏百年戦争でジャンヌと共に戦った軍人である。だがジャンヌが処刑されてからは狂った様に人が変わり、領内の子供をさらっては惨殺した。今ここにいるジルは、その時の人間性を反映させた反英霊としての側面を持ち現界していた。
「どうやら先程出かけられた際に嫌な思いをされたと見ますが……アサシンが言っていたことですかな?」
「……そうね。初対面の魔術師に好き勝手言われたわ」
「ほぅ、その魔術師についたは実に興味がありますね。しかしながらまずはジャンヌ、あなたの心のケアからですね。何を言われたかは分かりませんが、何も悩む必要はありません。あなたはあなたの思うがまま、この国を支配すればいいのです。そうすればあなたの無念も晴らされることでしょう」
「……そうね。あんな奴の戯言で悩むなて馬鹿みたいだったわ。ありがとう、ジル」
「いえいえ、これくらいで悩みが晴れたのなら、私としても行幸。そして我らが受けた憎悪……存分に晴らしてやりましょうぞ」
(そしてあなたと私の国ができるのです。誰もが怯え恐怖する竜の国が……)
邪ンヌに気付かれないように不吉な笑みを浮かべるジルがいた。
「それにしても先程からライダーを見かけませんが、どこに行ったか分かりませんか? ジャンヌ」
「さぁ、どうせさっきの魔術師にイラついた腹いせでもしに行っているのでしょう?」
(サーヴァントが魔術師に腹を立てる……益々興味が湧きますな)
side out
マリーとアマデウスと合流し、さらには霊脈さえも確保して夕食どき……
「フォウ‼︎」
「ん? なんだフォウか。どうした?」
それはカルデアのマスコットであるフォウだった。といってもアルジはフランスに来る前の自己紹介の時にフォウの紹介も受けてはいたが、それからは一旦離れての行動だった。
※作者がうっかりフォウを入れ忘れて物語進行していたと勘繰ってはいけない。
「フォウッ! フォフォウフォウッ‼︎(いや! 作者絶対存在を忘れてた‼︎)」
「ん? いきなり騒いでどうした? あぁ、こっち来てから色々と大変だったもんで毛並みとかもあれ放題だから少しうんざりしてんだな? 分かった。ブラッシングしてやる」
そう言いつつも既に櫛でフォウの毛並みを整えているアルジ。
「フォウ⁉︎ キュッ……ンキュキュ……(違うよ⁉︎ あっ……でも気持ちいい……)」
「お眼鏡にかなった様だな。まぁ、しばらくトロンとしとけ」
フォウはアルジにブラッシングされてとても気持ち良さそうである。その証拠に、誰から見ても分かる様にフォウの目はトロンとしていた。
「あら? フォウのブラッシングしてるのねアルジ」
「あぁ、マリーこそ風呂はどうだった?」
「えぇ! とても最高に気持ち良かったわ‼︎ 私達の生きた遠い未来ではこんなにも素敵な物が普及しているのね‼︎」
「まぁな。よし、これでフォウのブラッシングは終わったな」
「フォウ。フォウフォウ‼︎ ンーキュ(気持ち良かった。ありがとう‼︎ これお礼)」
フォウはアルジの左肩に飛び乗ると、アルジの顔に自分の頬を擦り付けた。フォウなりのお礼の形なのだろう。それが済むと、風呂から上がったマシュの元へとかけていった。
「ふふっ、アルジってば動物にも好かれるのね! 素晴らしいわ‼︎」
「まぁ猫とか兎とか結構好きだし、実際に飼っていたからな。それの名残みたいなもんだ」
「そうなのね。それでね……私の髪も、すいてくれない?」
「……分かった。その前にまずは髪を乾かすところからな。ほら、こっちに座れ」
「えぇ」
そしてアルジは、いつか立香達にやったみたいにタオルでマリーの髪を拭き、そこからフォウに使ったのとは別の櫛を用意して丁寧にすいた。
「んんっ……凄く気持ちいいわ」
「そうか」
いくらか無言の時間が過ぎる。
「あちらにいらした黒いジャンヌはどうだったかしら?」
「あぁ、十中八九誰かに憎悪を植え付けられているようだった。まぁそれをしたのはジルっていう奴だろう」
「それに現時点で……ジルも含めて6名のサーヴァントと、竜の大軍。それとこれまで聞いた話の中で、邪ンヌが操っていた黒い大きな竜。間違いなく聖杯がそれを可能にしてるんだろうな」
「そうなのね。私もここに来る途中でこんなことを聞いたわ。その黒いジャンヌが操っている竜の事だけど、とある兵士さんがその竜の名前を聞いたらしいの。なんでもファヴニールって名前らしいわ」
「ファヴニール……ジークフリートで有名な竜だな」
まぁ普通に知っていた事だが……
(ゲームではジークフリートが倒していたな。だが俺がいる事で何らかのイレギュラーもあるだろうし、準備はしておいて損はないな)
そう思いながらもアルジの手つきは変わらず、マリーの髪をすき続けた。それからしばらく経ち……
「あの、アルジさん」
「ん? どうしたジャンヌ?」
ジャンヌがアルジを訪ねてきた。
「その、先程の戦いの事で聞きたい事が……」
「あぁ、俺の憎悪とかの事か?」
「っ! そ、そうですね……」
「そんなに驚くことかねぇ……。人間生きてれば誰だって大なり小なりの恨みとかは持ってるもんだがな」
「……確かにそうかもしれません。ですが最初に会った時から色々と優しくしてくれたアルジさんが……あれだけの恨みを持っている事に驚いて」
「確かに……俺も、自分に対して優しかった奴がまさかあれだけの憎悪を抱えているとなると驚くが……気になるか?」
「……えぇ。多少は」
「そうか。まぁよくある話さ。立香達は既に知っているが……俺の大切な人がさ、とある事に巻き込まれたんだよ。それも生死の境に追い込まれる様な……な」
「その時……俺はその場にいなかったんだ。特異体質ってやつで、その時間軸の過去、現在、未来をランダムに渡り歩いていた。それで次に行き着いたのが、大切な人が傷付いた後だった。それも血だらけでな」
「何とかしようと色々とやって、最初は良かったんだ。意識も取り戻してくれて、俺の事も覚えてくれててさ。その時すげぇ嬉しかったんだ」
「そんな時に最初の人理修復に巻き込まれて、行き着いたところではその人と一緒に行動していた。さっきまで重症負ってたのが嘘みたいに、昔あって色々やった頃と同じくらいその時間が……今思えば愛おしい時間だった」
「それでその空間から戻って現実で目覚める前に夢を見たんだ」
「夢……ですか?」
「あぁ。どこにでもある様な話。その大切な人が目の前にいてくれて、俺を労ってくれたんだ」
「それは……とても優しい夢ですね」
「あぁ。しかも夢の様なって言ったけど、朧げな感覚じゃあ無くて、実際の肌の感触もあったし、触れ合った時の温かさも感じたんだ」
「それで……俺に告白してきたんだ。ずっと好きだったって」
「こ、告白ですか⁉︎ そ、それであなたはなんと?」
「それがな……出来なかった。いや、正確に言えばさせてもらえなかった、になるか」
「えっ?」
「俺はその子の事を……告白されるまでは、俺の事を大事にしてくれた友人って、そうとしか考えてなかったんだ。でもその場で改めて考えて思ったんだ。俺も……彼女の事を好いていたんだと」
「でもそれを言う前に彼女が俺から離れちまったんだ。要するに時間切れってやつだな」
「だからそこから目が覚めて、彼女の今の状態を見て……後悔した。なんでもっと早く彼女にこの気持ちを伝えれなかったのかって。もっとこの気持ちに早く気付いていればって……」
「だから俺は……こんなにも憎悪を抱いている。彼女は世界を救おうとした1人なのに、称賛されるではなく傷付けられた。そして彼女の事を傷つけた奴に対しての憎悪と……彼女を守らなかった俺自身への憎悪だ」
「だから俺は……多分彼女を傷つけた奴を一編たりとも残さず消し去ったとしても、俺自身への憎悪は消えないんだろうな」
「そんな……それは……それはあまりにもあなたが可哀想です! あなたは何も悪くないのに! あなたはただ自分がなすべき事をしていただけなのに‼︎」
「あぁ。いつだって俺は自分が成そうとする事をしてきた。でも……それでもやっぱり全ての復讐が終わったとしても、俺に対しての憎悪が消える事はない」
「だからこそ俺は……自分でサーヴァントを召喚する事はしない。誰がなんと言おうと、俺の憎悪には俺に対する事も含まれているんだから。だから俺はそれを……誰かに背負ってなんて、とてもじゃないけど言えないんだわ」
アルジは少し笑ってそう言った。それはその年相応の……まるで友人とふざけあって笑い合っている様な、そんな笑みだ。彼の憎悪や復讐心はまさに本物の感情で、それはジャンヌも読み取れた。だがそれとは別に……
(あぁ……あなたはその憎悪を抱きながらも、後ろを振り向きながらでも真っ直ぐ進むのですね)
何故かそのアルジの在り方が眩しく、そして羨ましく思ったのは気のせいでは無かった。
「アルジ……」
「っ⁉︎ マリーか」
そこに先程別れたばかりのマリーがいた。さっきの話が聞こえてしまったのか、顔は少し心配気味だ。
「まさかさっきの話……」
「えぇ、聞いてしまったわ。ごめんなさい。ジャンヌがアルジのところに歩いて行ったのが見えたから少し気になってしまって」
「そうか……まぁ、立香達や現に今ジャンヌにも話しているからな。今更誰かに聞かれたところで誰にも言うななんて言わねぇさ」
「……アルジ、少しそこに座ってくれないかしら?」
「ん? 何するんだ? まぁ良いけどよ」
アルジがそう言って自分で出したベンチに座ってすぐだった。
「っ⁉︎」
アルジは突然何かに包み込まれた。アルジが驚いて目を見開いても少し視界が暗い。
「これは私が好きでやっている事だから。だからアルジからの文句は受け付けないわ」
アルジの頭からマリーの声がした。
「な、何をやって⁉︎」
「貴方の事を抱き締めているの」
「……前にも言ったが俺は」
「分かっているわ。勿論私も貴方の事を生前の我が子だと思いながら抱き締めているわけではないの。何故か……貴方の顔を見たらこうしたくなってしまったの」
「だからこれは……生前の記憶とは関係ない、今ここにいる私だけが持ち合わせている感情で貴方の事を抱き締めているわ」
「……そうか。それなら文句なんて言わねぇ。というか言えるわけねぇな」
「えぇ。だからしばらくの間私にこうされていて、ね?」
「……分かったよ」
そしてアルジはマリーから数十分は抱き締められたという……
「あれ? なんだか私いつのまにか蚊帳の外じゃないですか⁉︎」
ジャンヌのその一言は風とともに運ばれて消えていった……
本日サブタイトル的にもジャンヌがヒロイン候補として名乗りを上げたかと思いきやそれをマリーが全て掻っ攫う形で持っていってしまったー!
今後アルジくんが取る決断はどうなってしまうのかー⁉︎
「いや、オフェリア一択だろ?」
という事で次回もお楽しみに‼︎
今作品ではヒロイン多数で出しておりますが、プロローグ時点で既に2人ヒロイン出しています! そこで質問ですが、読者の皆様でしたらヒロインの中でどなたを正妻にしますか⁉︎
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ルヴィアさん
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オフェリアさん
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まだ見ぬ他のサーヴァント