【本編完結】ラブライブアフター~あれから5年……   作:ひいちゃ

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※現実と違い、この話の世界の新型コロナは、スクフェスの終了直後の6月から始まり、8月に収まりつつあり、静岡でも自粛要請解除になった、という設定です
※アフターでは、最終回まではサザエさん時空を採用しておりますw


小話集
ラブコロナ!?


 新型コロナの暴風も収まりつつあり、私たちが住む静岡も、自粛要請も一部解除され、臨時休校も一部解除された8月のある日。

 

「みんな、こんにちはー!」

「おはようソロー!」

「みんな久しぶりだね」

 

 私……高海千歌と、幼馴染の渡辺曜ちゃん、そして親友の桜内梨子ちゃんの三人は、元気に部室に入っていきました。

 スクフェスが終わった直後に、新型コロナがはやり始め、2か月ちょいの間学校がお休みになってみんなで集まることもできなかったので、こうして久しぶりにみんなに会えるとあって、胸がわくわくでいっぱいです!

 

「あ、千歌さん! こんにちはずら!」

「千歌ちゃん、梨子ちゃん、曜ちゃん、こんにちはー」

「ふ、久しぶりね、リトルデーモンたち……」

 

 三人揃って元気に返事を返してくれる、国木田花丸ちゃん、黒澤ルビィちゃん、津島善子ちゃんの二年生組。

 そしてその横では……。

 

「千歌ちゃーん、梨子ちゃん、曜ちゃん、おーはよー」

 

 独特の話し方であいさつを返してくれる新人の一人、一年生の結城空ちゃん。そして。

 

「あ、千歌さん、みんな、おはようございます」

 

 その横でせっせと裁縫をしながらあいさつをしてくる、空ちゃんの親友の角谷涼ちゃん。

 裁縫してるのは、今度のイベントて使う衣装かな? とってもおしゃれ!

 

 と、そこで。

 

「あ、千歌ちゃん。ちゃんと手洗ってきた?」

「あ、忘れちゃった」

「え~、自粛解除になったとはいえ、まだまだ気を付けないとダメずら~」

「えー、そうかなー? きっと大丈夫だよ~」

 

 と、そこで。

 

~~♪

 

 部室のPCからコール音が鳴りだしました。これは……ダイヤさんからかな?

 そう、ダイヤさんたち三年生が卒業してから、いつでも彼女たちとお話できるように、ビデオチャットを導入したんです。もちろん、ダイヤさんだけでなく、果南ちゃんや鞠莉ちゃんもビデオチャットを導入してもらってます。

 

 さてさて。私がビデオチャットをつけると……

 

「ぶっぶーですわっっ!!」

「どわあっ!!」

 

 いきなり、画面いっぱいにダイヤさんのぶっぶー顔がどアップで映し出されてきたので、私はびっくりしてのけぞってしまいました。

 

「だ、ダイヤさん、どうしたんですか……?」

「なんとなく予感がしたのです。千歌さんが手を洗わずに部室に入ってきて、注意されても、『きっと大丈夫だよ~』とのほほんとしているだろう、という予感が」

 

 ダイヤさん、なんという勘なんですか!?

 

「さすがダイヤさん。千歌さんのことなら、なんでもお見通しずら~」

「いやずら丸、そこは感心するところじゃないでしょ……」

 

 しきりに感心している花丸ちゃんに、あきれたように善子ちゃんが突っ込みます。

 一方のダイヤさんはため息をひとつついて……

 

「まったく……。静岡県が解除されているのは知っていますが、まだ完全に終息したわけではないのですから、油断をしてはいけませんわよ」

「はーい……」

「そういえばダイヤさん。東京のほうはどうなんですか? まだ解除されてないそうですけど」

 

 その曜ちゃんの質問に、ダイヤさんは表情をゆるめて答えます。

 

「ああ、通っている大学は、まだ感染は出てないので大丈夫ですわ。私もいたって健康ですし。でも、果南さんや鞠莉さんのほうは心配ですわね……」

「あ……」

 

 そうでした。確か、果南ちゃんはアメリカに留学しに行って、鞠莉ちゃんもイタリアに行ったんだっけ。どちらの国もかなり流行ってるって言ってたし、ちょっと心配だなぁ。

 

 と、そこで、二つほど着信がありました。果南ちゃんと鞠莉ちゃんからの着信のようです。ダイヤさんが何か操作をすると、PCに二人の映像が映し出されました。

 

「みんな、シャイニ~♪ 久しぶりね☆」

「久しぶり。千歌もみんなも、元気そうでよかったよ」

 

 鞠莉ちゃんは相変わらず元気そうでよかった。果南ちゃんも元気そうだけど、鞠莉ちゃんに比べると、元気さが少ないような?

 

「今、お二人のことを話していたのですわ。お二人とも、今度の新型コロナは大丈夫でしたの?」

「All Ok♪ 私はなんともなかったわ。ちゃんと手洗いとかしてたしね。ただ、外出禁止令出てたし、店も臨時閉店してたから、退屈だったけどね」

「私のほうは……実は一時期、かかっちゃっててね」

「えええええ!?」

 

 果南ちゃんが新型コロナに!? あの健康で体も丈夫そうな果南ちゃんが新型コロナにかかっちゃうなんて、衝撃的です!

 

「か、果南ちゃん、大丈夫だったの?」

「うん。幸い、軽症だったらしくてね。二週間ぐらい入院して、注射してもらったら、すぐよくなったよ」

「そうなんだ、よかったぁ……」

「果南ちゃんまでかかっちゃうなんて、しんがたころな、とても恐ろしいずら……」

「うん、ぴぎぃ……」

 

 私の後ろの花丸ちゃんと、ルビィちゃんも表情を曇らせてます。果南ちゃんのような、健康が服を着て歩いているような人までかかっちゃうなんて、新型コロナの恐ろしさを実感したような思いです。

 

「まぁ、お二人とも大事なくて何よりですわ。さて……」

「え?」

「千歌さん、これからお話する前に、手を洗ってらっしゃいっっ!!」

「は、はい~~」

 

 そして私は、急いで部室を出て行ったのでした。

 みんなのくすくすと笑う声に見送られて。

 




皆さん、新型コロナには気を付けましょう。
手洗い、三密を避けること、不要不急の外出の自粛はしっかりと!

ダイヤさんとの約束だ!(笑
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