【本編完結】ラブライブアフター~あれから5年……   作:ひいちゃ

15 / 15
渡辺月役の黒沢ともよさんが新型コロナにかかってしまわれたそうで……。

彼女の快復を祈念する意味も込めて、一遍書かせていただきました。

どうか、彼女が早くコロナから快復しますように……。

ダイヤさんさっそうと再登場の他に、虹アニメ放送開始を記念して、特別ゲストも登場しますよ!


生徒会長を手伝おう!

 ある日、私たちAqoursが次のライブのミーティングをしていると……。

 

 ガラガラ……。

 

「あ、みんな、いるかな?」

「あれ? 月ちゃん?」

 

 静真高校の生徒会長で、私……高海千歌……の幼馴染、渡辺曜ちゃんの従姉の渡辺月ちゃんが部室にやってきました。

 

「どうしたの月ちゃん?」

「うん。実は生徒会の仕事を手伝ってほしくて……」

「生徒会の仕事? 他の役員たちはどうしたのよ?」

 

 片方の髪をシニヨンに結った子、津島善子ちゃんがそう聞くと、月ちゃんは少し困ったような表情を浮かべました。

 

「うん。最近風邪、流行ってるでしょ? それでみんなかかっちゃって……」

「ありゃー、それは大変ずら。新型コロナも流行ってるし、心配だよね。そういうことなら、喜んで手伝うずら~」

「うん、がんばーろー」

 

 栗色の素朴そうな女の子、国木田花丸ちゃんと、新入部員の一人で、変わった口調と短いポニーテールが特徴の結城空ちゃんが、喜んで同意します。

 

「それで月ちゃん。何をすればいいのかな?」

「うん、それはね……」

 

* * * * *

 

「えーと、これはそこだよね」

「違うよ千歌ちゃん。それはこっちだよ」

「あ、そうだった。ありがとうね、梨子ちゃん」

 

 他方では……。

 

「ひぃふぅ……。書類がたくさんあって、目が回っちゃうよ~……」

「もう、仕方ないわね。それ少し貸しなさい、ルビィ」

「オラも、少しやるずら」

「うん、ありがとう、善子ちゃん、花丸ちゃん」

「あ、それなら私のーもー」

「ダメだよ、空ちゃん。まだ余裕あるんだから、ちゃんと自分でしないと」

「はうっ」

 

 生徒会室にやってきた私たちは、みんなで書類の仕分けをやっていました。たくさんの書類があるうえに、仕分けの分類もたくさんあって、私たちは、その大変な仕事とみんなで格闘してました。

 こんなたくさんの仕事を私たちより少ない人数でやってるんだから、生徒会の皆さんはすごいなぁ……。

 

 そう思いながらも、引き続き奮闘し、私たちはなんとか仕分けをやり終えました。

 

「できたよ、月ちゃん。次は何をすればいいのかな?」

「うん、次はね……」

 

 そう答えようとする月ちゃんの様子に、私はちょっと違和感を感じました。なんかぼーとしてるような、熱に浮かされているような……。

 

「あれ? なんか月ちゃん、ちょっと様子変じゃない? ちょっとごめんね」

「え、こ、これは……」

 

 そして私が月ちゃんのおでこに手を当てると……。

 

「ええええ!? 月ちゃんも、熱あるじゃない!」

『えええええええ!?』

 

* * * * *

 

 かくして。どうやら風邪をひきながら無理して生徒会の仕事をしていたらしい月ちゃんを保健室に寝かせて、私たちは生徒会室の中で途方にくれてました。月ちゃんはこの後、お父さんが迎えに来るらしいです。

 でも……。

 

「まだこれだけの仕事あるのに、どうしよう……」

「うん、それに、仕事もやり方もよくわからないし……」

 

 そう言いながら困っちゃう私と梨子ちゃん。

 

「あーあ、こんな時、ダイヤさんがいてくれたらなぁ……」

 

 そうぼやく、曜ちゃん。ところが!

 

「ふふふ、皆さん、私のことを呼びました?」

「ふへ?」

 

 その聞き覚えのある声に私が振りむくと……。

 

「ええええ、ダイヤさん!?」

「どうしてここに? それに隣の人は?」

 

 生徒会室の入り口に、都会風にファッションに身を包んだダイヤさんが立っていました。その隣には、いかにもスクールアイドルといった衣装を着た、私と同じくらいの年頃の女の子も立っていました。

 

と、そこで。

 

「あああああ! 新進気鋭のスクールアイドル、虹が咲学園の優木せつ菜さんだーっ!」

 

 と声をあげるルビィちゃん。ダイヤさんの隣に立っている女の子、優木せつ菜ちゃんは、微笑むとぺこりと一礼しました。

 

「用事があって、ちょっと内浦に帰郷したんですの。それでどうせだから皆さんに顔を見せようかとこの学校を訪れたら、皆さんが生徒会室にいると聞きましたので」

「私は、スクールアイドル活動が終わった後、虹が咲の生徒会の仕事で、ここに打ち合わせに来たんです。Aqoursの皆さんのことはよく存じてますよ。それで、どうしたんですか?」

 

 そう聞いてくるせつ菜ちゃん。私は、これは渡りに船と、二人に事情を説明することにしました。

 

「そうだったんですの。でもご安心なさい。浦の星の生徒会長だった私がいれば、百人力ですわっ!」

「私も、スクールアイドル活動の片手間でしたが、虹が咲の生徒会長もやってます。きっとお役に立てると思いますよ。さぁ、みんなで力を合わせて、仕事を終わらせましょう!」

 

 かくして、私たちにダイヤさんとせつ菜ちゃんも加えて、再び残された仕事に取り掛かりました。

 さすが、生徒会長をやっていたダイヤさんと、現役生徒会長というせつ菜ちゃんの手際もあって、仕事がスイスイと片付いていきます。そしてあっという間に仕事は片付いちゃいました!

 

 さすがだなぁ。せつ菜ちゃんはもちろん、ダイヤさんが実は有能な生徒会長だったというのを実感した私でした。

 

「当然ですわ。どこの誰かさんのおかげで、μ'sとラブライブ好きということをばらされたりと、有能なところがあまりない印象でしたでしょうけど、これでも浦の星を切り盛りしてきたんですのよ。誰でしょうね、私のスクドル好きをばらしたのは」

「ははは……」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。