小さい頃、お母さんとお父さんに笑顔で言ったことをまだ覚えてる。一族の悲願を達成するため、根源への到達を目指すために、私は聖杯戦争に向かう。
まあ私は馬鹿だから、途中で死んじゃうかもしれないけど。
聖杯戦争だよ!全員集合!壱
サイド???
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
暗闇が支配する空間の中、1人の幼い見た目の少女が呪文を唱えていた。
暫くすればこの街、四季山市ではとある儀式が行われる。
少女もその儀式に参加する一人であり、今宵は相棒とも言える者を召喚すべく今、こうして魔法陣の前で呪文を唱えたのだ。
「さて、どんなのが来るのかなぁー。」
ワクワクとした様子で待つ少女、魔法陣が光り出し、そして姿を現したのは……
「何故余をこの姿で呼んだのだ……魔術師の少女よ…!」
何故か怒ってる闇に溶けるような黒い貴族服のオジサマだった。
いや本当になんで怒ってるの!?
「あっええと本当にごめんなさい!本当ならランサーで呼びたかったんだけど……そう、触媒!触媒が無くて…本当ならこんなつもりじゃなかったの!」
と、勢いよく少女に男は毒気を抜かれたのか、はたまた諦めたのか(後者は明らかに違うだろう、男の伝承的に)、自己紹介を始めた。
「まあいい、余は
「えっ?あっ、はい!わかりました!」
「そして余を吸血鬼扱いしない事だ!良いな!?わかったら返事をしろ!」
「わかりましたーァ!」
「よし!」
こうしてここに少女の魔術師とオジサマの2人組が誕生した。
サイド主人公
ここ四季山市は田舎であり土地が無駄に広いとてもいい所だ。俺、
そして、俺にはもうひとつの顔がある。
俺は魔術使いなのだ。といっても空を飛んだりなんかできないし姿を消せることなんて出来ない。起源は『希望』と『変化』。属性は火と風、魔術回路は78、烏丸家八代目当主である。まあだからといって言いふらしたりはしない、魔術は秘匿するものだから魔術師と魔術使いは違うし俺は馬鹿だが、流石に秘匿はしないといけない気がする。
「やっほー紅灯くーん♪幼女のデリバリーはいるかい〜?」
「学校内で幼女のデリバリーとか言わないでくださいよ
夢原
「じゃあいらない?」
「いやいります。子守的な意味でですけど、先輩どうせ、今日も『家一人ぼっちだからぁー紅灯君のお家にお持ち帰りして欲しいな〜♪てへっ♪』とかいうんでしょ?この前来た時母さんに見つかったでしょう?あの後なんて言われたかわかります?『紅灯、貴方小学生はダメよ小学生、社会的に終わるわよ。死ぬわよ死ぬわよ死んじまいなさいこのクズ。』って言われたんですよ、あの人そのうち俺の事殴り飛ばしますよいやマジで。」
「長い長いよ!というか何さ子守的な意味って!私だって高校生だよ!?守られなくていいもーんだ!」
「何言ってんですか、この前一人が寂しくて風呂にまで入ってきたのに。いやぁ先輩の身体って幼女だからチ●コが反応しなくて助かるな〜。」
「アンタそれ周りに人がいる時に言わない方がいいよ……。性犯罪者だよ、傍から見たら。」
「へ?」
先輩の言葉を聞いて、俺は周りを見渡した。
放課後とはいえ学校内に残ってる生徒は多く、気付かなかったがどうやら俺らの声はかなり響いてるらしく、行き交う生徒からは
「何かコイツら俺に当たり強くないですか…?変なの混ざってるし…なんだよ対女性先輩専用ダメ人間化計画って、そんな素敵素晴らしい計画知らないよ……。」
「私も知らないよ?大方どうせアレでしょ?君が変態だからでしょ。」
「変態じゃないですよ、紳士です。」
「紳士ィ?紳士のS字も無いような奴に言われてもねぇ。」
「あーはいはいそうですねー。で、なんの用です?先輩。」
いい加減この幼女から要件を聞かないと、ずっとこのつまらない寸劇を繰り返すことになると踏んだ俺は、とっとと聞くことにした、さあ早く話してくれ本当に。
「んー?英霊、聖杯、準備。わからない?」
先輩は、さっきまでのような明るい雰囲気とは打って変わって冷たい眼差しで俺を見た。英霊、聖杯、準備。………?わからないな…。
「んもー、わからないな。って思ってるねー?ダメなんだぞっ。君も魔術使いなら知識くらい持ってなさいよね?」
「なんですか、聖杯?それ十六年前冬木で出てきた聖杯戦争のやつなんですよね?」
「なんだー知ってるじゃん。」
「アレは冬木のやつですよね?こんな所に聖杯がでたーなんて聞いてないですよ馬鹿ですか?なんだったら証拠見せて下さいよ。」
「ここだとなぁ……とりあえずお家に行こう♪」
「いいですよ、まあとりあえず……。」
「とりあえず?」
俺は先輩の頭に優しく手を乗せて
「今日、夢原唯乃は烏丸紅灯を如何なる方法を用いても殺すことが出来ない。」
彼女の脳みそ、魂、心、全てに言葉を縛り付ける。そんなに効力はないが、これで今日は殺されずに済むだろう。
「何………コレ…?」
先輩は違和感を感じたのだろう、目をトロンとさせてぼーっとしてた。
「よし、じゃあ俺の家に行きましょうか。」
先輩をおんぶして学校を出た。
「貴様…一応聞くが余とマスターの味方か?」
「うおっ誰だ!?」
「貴様の背中に乗っている少女のサーヴァントだ。」
学校からの帰宅途中、俺の隣にはいつの間にか男がいた。
「サーヴァント…?あーOKわかったわかった、安心してくれ。俺は先輩に危害を与えるつもりはねぇよ。ただしアンタみたいのがいた時にメンドーだろ?だからああしたんだよ。」
「殺すつもりは無いが殺されるつもりは無い、と?」
「あたりめーだろうが。ああそうだ…なんなら先輩はアンタが背負ってくれ、つーかアンタがいるなら安心だ。今日のところは帰って欲しい。」
そうだ、サーヴァントとやらがいるんならコイツに任せちまえばいい。そう思った俺は黒い男に先輩を渡してそそくさと帰っていった。
「気を付けろ、この街には既にサーヴァントが余以外にもいる。殺されたくなければ早く英霊を呼ぶことだな。」
背後から、そんな警告が聞こえた。
「そーにーぎんとてつぅー♪いっしずええええにぃいい契約とぉーだいこうぅー♪」
魔法陣の前で鼻歌を歌う。
蔵の中でおもしろそーな魔法陣の書き方があったので、それを実行してる途中なのだ。
「えーっと続きは…みたせ、みたせ、みたせ、みたせ、みったせー!繰り返す都度に五度〜♪」
適当に、だが間違いはないように呪文を唱えて、そしておわった。
───なんも起きないな…。
「っと…思えばなんもなかったからくノ一のコスプレ用の服置いたのはダメだったかなぁ。」
この儀式は何かしらものを置いてからやるらしい。何も無くても出来るらしいが、適当に持ってたくノ一衣装を置いていた。
「さて、寝る…ッ!?」
突如右手が痛む、目を向けると何やら刻まれてる。コレは…
「なんだコレ……?」
羽と3本に分かれた線が両方にある赤い痣のようなもの、そのようなものが俺の右手には刻まれていた。
そして、その痣に俺が目を奪われていると魔法陣が光り出した。
「っ!?うわぁっ!」
閃光、光の刃のようなソレに耐えきれず目を手で覆った。暫くすると閃光がやみ、代わりに魔法陣から声がした。
「─起動、アサシンのサーヴァントです。入力を求めます。貴方がマスターですか?」
無機質だが可愛らしい声、その声の方向をむく。
「超俺好み…可愛い………!」
ついそんな言葉が漏れてしまう程の美少女(しかもくノ一衣装だ、可愛すぎる、萌え死んでしまうだろこんなん。)がそこにたっていた。
「えっと…ですから、貴方がマスターかと聞いているのですが………って可愛い!?辞めてくださいいきなり!」
なんで俺怒られたの!?
「そのまるで、何故怒られたのかわからないという顔をやめてください、セクハラですぞ。色欲狂。」
「あっはいすみませんすみません!で、ですねそのー………おそらくこの痣があるから俺が君のマスターであってるかと…。」
「…ふぅ…。」
「ねぇやめて!そんな蔑んだ目で見ないで!たつ!たっちゃうぅぅうう!」
「気持ち悪いです、マスター。」
「あっごめんごめん。」
そうしてここに、変態とくノ一の二人組が出来てしまった、偶然、なぜ彼女が召喚された、本当にわからないが、まあ恐らく…………
ソレは、俺と彼女が相性からだったのだろう、ツッコミ役が。
キャラ設定(一部ネタバレは消しています。)
主人公
名前:烏丸紅灯
読み:からすまあかり
性別:男性
一人称:俺
種族:人間(?)
年齢:16
身長:167cm
体重:58kg
起源:『希望』と『変化』
属性:火と風
魔術回路:78
好き:調べ物、ネットサーフィン、物直し、エロス
特技:マッサージ、調べ物
嫌い:辛いもの
苦手:家事全般
召喚したサーヴァント:(アサシン)
触媒:無し
市立四季山学園二年生。
白のロングヘアーを一つにまとめ、黒と赤のオッドアイに極普通の顔立ちの青年。
基本的に何も考えずに行動する行き当たりばったりな性格、有事の際はしっかり物事を見る事が出来る所もある。
魔術師ではなく魔術使いであり、ちなみに彼は八代目。
聖杯戦争には偶然召喚してしまった感じだ。
召喚したサーヴァントとは結構仲が良くできているようだ。
戦闘能力
明らかに普通の魔術師よりも強い。
烏丸家が代々受け継いでいる魔術刻印もしっかりと受け継いでいる、烏丸家は変身魔術の家系であり、紅灯も変身魔術を会得している。
また身体を鍛えているらしく、魔術使いではあるが格闘技もできる。
また異常なまでの身体能力と治癒能力、そして得体の知れない能力を得ている。明らかに人間ではないが、その正体は不明である。
起源
『希望』
希望を抱き続けることで力を増すという起源、周りにいるものにも適用されるらしい。
『変化』
色んなものを他のものにする起源、彼が魔力を通した際に告げた言葉のとおりにその物質(自身の肉体などでも可)を変える、また、サーヴァントにも本来持ちえないスキルを一時的に付与することが出来る。
聖杯にかける願い
この聖杯戦争に参加した全てのサーヴァントの受肉。
サーヴァント
アサシンのクラスの絡繰忍者である。
筋力:B+
耐久:B++
気配遮断:EX
(一部ステータスは本来より高い状態、本来ならば持っていないスキルを所持しての召喚されている為、そこのみ記述しました。)
このルートのヒロイン
名前:夢原唯乃
読み:ゆはらゆの
性別:女性
一人称:私
年齢:17
身長:146cm
体重:31kg
バスト:A
起源:『夢』
属性:水と地
魔術回路:58
好き:お散歩、アニメを観ること
特技:早口
嫌い:押し付け
苦手:虫
召喚したサーヴァント:(バーサーカー)
触媒:自分の血と■■■■■の書物
市立四季山学園三年生
淡い青色のふんわりとしたセミロングには可愛い猫さんの髪留めを付けている。髪とは逆に活発なイメージを与える青の瞳の幼女。
明朗快活で天真爛漫、人当たりもいいので学園の天使と呼ばれており、告白も何度もされている様だ。(その度に唯乃の背後から男たちを睨む蛇(紅灯)が見られている。)
夢原家は歴史のある魔術師の家系らしい、唯乃は十一代目。
魔術師らしい非道さを持っている!と思われるが彼女はそんなに非道ではない、まあ躊躇なくぶん殴るくらいの非道さだ、最早それは可愛さとも言える。
平和主義者の魔術師と自称している。
召喚したサーヴァントとは結構良い関係を築いているようだ。
紅灯とは聖杯戦争が始まるずっと前からの仲らしい、互いに魔術師、魔術使いということは理解し合っている。
戦闘能力
魔術回路が多くバーサーカーを使役しても何ら問題が無いほど。
魔術の腕も中々に良い。
夢原家は幻覚を見せる魔術を研究しており、彼女も扱う事が出来る。
起源
『夢』
夢に干渉する事が出来るらしい、そんなに凄いことは出来ないけど。
聖杯にかける願い
根源への到達