母さんに期待され、父さんに期待され、ただ両親の思うままにあろうと、僕はいた。そして壊れた、単純だ。心に大きな負荷が出来たからな。そして僕の中からとある感情が消え、
もう一人の俺(ボク)が出来た。
二重人格っていうと、まあ大体の人は二つの人間が一つの体に入る……って思うだろう、まあそうだ、
母さん父さんと三人で、この四季山市で菓子屋『シノガネ』を手伝いながら高校に通う、順風満帆な生活を送っている、恋人はいないけれど友達はいるし楽しいからこの生活を気に入っている。
「それじゃあ母さん!学校に行ってくるね!」
「──────。」
「ハハハ、大丈夫だよ!母さんも頑張ってね!」
「──────。」
さて、今日も楽しんで生きよう!
いつも通り学校が終わり、家路につく。その途中で
「……。」
ボロボロになった球体関節の身体は何も身につけておらず、そして端正な顔は光を失っていた、恐らくは捨てられたんだろう。雰囲気としては、まるで童話に出てくるような幼女だ。一見すれば人形だが、だが、
「助け…て…」
枯れた声、しっかりとすれば可愛らしい声になるんだろう。死にかけた幼女は、
「あぁ、勿論。
その子の前にしゃがむ、泣きそうなその顔は、確かに頷いてた。ならば…と
コレが、
今は両親に嘘をついて、キャスターにも菓子屋を手伝ってもらっている。好奇心旺盛で可愛らしい彼女は、菓子屋のマスコット的存在となっていた。
聖杯戦争とやらもまだ始まってないらしいし、暫くはこうして日常を送れるだろう。
ココに、二重人格の青年と童話のような幼女の二人組ができた。
聖杯戦争には監督役というものがある、しっかりルールが存在するし、サーヴァントを亡くして戦えなくなったマスターを保護したりだとかするためだ。大体は聖堂協会から派遣される、この
ここの神社はいい…もう一人、巫女も居るし地元の子供たちは遊びに来るから毎日楽しいし。
ちなみに今日は、知り合いの魔術師にマスターをしてくれるよう頼み込んでいたところだ。無事OKも貰えたし残りのマスターは…
後は……うん、書類とかはもう一人の巫女、梓ちゃんがやってくれてるしゆっくりと帰るとしよう。
「ただいまー!」
「おかえりなさい、和恋ちゃん。」
街中から少し離れた土地に、白百合神社はたっている。
境内の前に建てられた階段を登りあがって、挨拶をしながる鳥居をくぐると、この神社の巫女二人目……白百合梓ちゃんがいた。歳は二十一、その長くて綺麗な黒髪と
「お疲れ様梓ちゃん!準備も良さそうださ一旦休憩にして休も休も。」
清らかな笑みを浮かべて挨拶を返してくれた梓ちゃんにそう声をかけ、
白百合神社には住居スペースが存在している、広さはそこそこにあるし個室もあるのでひとつの家のようなものだ。
畳の敷かれたリビングには本棚、テレビ、ちゃぶ台なのがある。
その隣、台所に置いておいた冷蔵庫の中を開く、中にあったお目当てのキンキンに冷やしておいた酒を手に取ってから閉めて、近くの箱に入っていた酢イカ等のおつまみを手に取ってからリビングに戻った。
「また太陽が昇ってる時間からお酒…いけませんよ?」
呆れ顔で
「飲むよ!!!!飲む!!!!お酒!!!!」
「黙りなさい!全く神に仕える巫女たるもの清廉でありなさい!それを真昼間からダラダラと!お酒なんて呑んで!」
「お仕事しましたァ〜。
「私もしっかりしましたが。」
「うっ…。別にお仕事頑張ったんだし良いじゃんお酒くらい!呑ませてよぅ!呑ませやがれよぅ!」
「このアル中巫女!ダメったらダメです!」
力づくで酒を取り上げる梓ちゃん、力じゃ到底彼女には敵わない(梓ちゃんは力仕事などがあっても大丈夫なように鍛えてるのだ。)のでそのままお酒は取り上げられてしまった。
しかしこれはいけない、何せ
「ガルルルル…ガゥ!」
ガブッ
「痛っ!噛んだ!?」
ゴツン
「ガゥッ…!?」
バタンキュー………
「おさっおさおさおさけぇえええ!うめぇ!うめぇよぉおおおん!」
「まさかお酒を少し飲まなかっただけで噛み付くとは……とんだ獣ですね…全く。…そういえば、お知り合いの魔術師の方はマスターをやってくださるのですか?」
酒(返して貰えた)を浴びるように飲む私に、梓ちゃんが呆れ顔で尋ねる。ゴックンと喉を鳴らして酒を飲みこんで
「見事、マスターになってもらえることになったよ。これでマスターは残り二人…まあ、令呪が出れば召喚してくれるでしょ。」
と、適当な声で答える。
「それもそうですね。…さて、私の方もやることはやりましたしあとはサーヴァントが揃うのを待つだけ、ってところですかね?」
「まあそんな所、さーさー梓ちゃんもお酒入れて今日は寝よう寝よう!」
「まだ14時ですよ?全く…。」
そうやって小言を漏らしながらも、梓ちゃんも飲みたくなってきたのかお酒を受け取った。
人気の無い場所にある神社から、その日の夕方は女性達の騒がしい声が響いた。
さあ、聖杯戦争を始めよう。
それは、まだ見ぬ
それは、一族の願いを叶える為に戦うものの物語
それは、別世界の自身を知ろうとするものの物語
それは、
それは、一族を守り、一族を壊すための物語
それは、過去を認め、未来を求めるものの物語
それは、理想を押し付けられた少年の物語
今日も通常運行な世界のちっぽけな島国の都市で行われる殺し合い。殺し殺されの命のやり取り、この物語の中で、彼らは何を得るのだろうか。
キャラ設定(ネタバレ(?)は隠してあります)
屍之鐘解静/■■
読み:しのがねかいせい/■■
性別:男性
一人称:俺(ボク)(解静)僕(オレ)(■■)
年齢:15
身長:158cm
体重:50kg
起源:『狂騒』
属性:空と風
魔術回路:46
好き:悲劇、お饅頭(解静)
喜劇、エクレア(■■)
子供(両方)
特技:和菓子作り(解静)、洋菓子作り(■■)、物隠し(両方)
嫌い:作ったものを食べないヤツ(両方)がっちがちの恋愛もの(解静)、退屈(■■)
苦手:両親(天敵とも言える)
職業:学生
契約したサーヴァント:(キャスター)
四季山学園一年生
灰色のセミショートに黒の瞳の少年。
平和大好きだが根底では他人に興味のない解静。
荒々しく粗野だけど根底に優しさのある■■。
主人格は■■の方。
親から聖人のようであれ、清く尊くあれという願いを押し付けられていた、幼い■■はその重圧から壊れた、そうして聖人のような人格の解静が産まれた。
まあその解静は優しさを犠牲にして人間に興味が無い性格になってしまったが。
普段は解静、戦闘時や怒り、負の感情を強く感じると元の人格の■■に戻る。
契約したサーヴァントとはそれなりに仲良くしているようだ。
戦闘能力
暴走し、破壊し、狂い踊って全てを嵐の中に巻き込ませるような戦い方をする。
魔術の腕は良い方だが、何分戦い方が粗すぎるので一応戦闘能力は中の中。
起源
『狂騒』
理性と引き換えに膨大な魔力を手に入れる。終わった後は魔力が枯渇して動けなくなる。
サーヴァント:人形のようなキャスター
幸運:E
幸運値のみ原作と違うため、表記しました。姿は少女となります。
萩村和恋
読み:はぎむらかれん
性別:女性
一人称:私(オレ)
年齢:23
身長:164cm
体重:51kg
バスト:B
起源:『空』
属性:空
魔術回路:23
好き:和菓子、可愛い男の子、酒、俗っぽいもの
特技:酒呑み、料理、ショタ
嫌い:オッサン(同族嫌悪?)
苦手:不明
黒のロングヘアに黒のツリ目、勝気な雰囲気のある女性。
一応普段はお淑やかなオーラを出しているが、素の性格は勝気でマイペースで変態、オッサンのような性格。
聖堂協会に所属しているがどこに所属しているかは不明、なぜ巫女服を着ているのかも不明。
白百合神社に普段からいる、住み着いていると言っても過言ではない。実家はまた別である。
ちなみにどうでもいいが処女、当たり前だが、処女である。
戦闘能力
梓とは違い、基本的には魔術に頼りきりの戦闘スタイルを取っている、運動神経は悪くは無いが良くもない。洗礼詠唱などは得意。あと何故か黒鍵の代わりに御札を巻いた小さいナイフを投げてくる。
白百合梓
読み:しらゆりあずさ
性別:女性
年齢:21
身長:170cm
体重:64kg
BWH:92/76/89
起源:『浄化』
属性:風
魔術回路:21
魔眼:魅了(低ランクのもの)
特技:家事全般
好きな物:世話を焼くこと、美味しいもの、お酒
苦手な物:争いごと
天敵:神様(日本の)
一人称:私
二人称:○○さん、○○くん、呼び捨て
三人称:あなた
イメージカラー:紅白
人物
黒の腰まであるストレートロングに黒の凛とした瞳、白い肌に勾玉を首からつけた巫女服の美少女。
明るく優しく人当たりがよく、そして厳しいながらも女神のような性格、
身体は鍛えているのか、腹筋は割れてる。(力仕事もやれるようにと鍛え始めたらハマったらしい。)
ちなみにだが巫女であるため処女。
身長が高いのを気にしてる。
戦闘能力
主に弓と格闘技の両方を使っての戦闘を行う。彼女の攻撃には浄化の効果があるらしく、霊体相手にも物理技を通すことができるらしい。
魔術は苦手だが、治癒魔術と基本魔術は扱える。