7.リュウ
「ではではー!今日私達が作るメニューを発表しまーす!」
おう!
「まず、前菜がセロリと人参のピクルス、アーモンド入りカボチャサラダ、それに茹でささ
みの粒マスタードソース和え!」
前菜だけでそんなに作るのか…心配になってきた…
「あ、作り置きできるやつ以外は最終的にはリュウが全部作るんだよ?」
…は?
「だって、熱々の方が美味しいに決まってるじゃん!先に私達の分を作って、その後はリュ
ウのお母さんが食べるタイミングに合わせてリュウが調理するんだよ?」
へ?無理無理無理無理!
「大丈夫だ!私達の分を作る時に一緒に下ごしらえしておくから!リュウは後でそれを煮る
なり焼くなりするだけだから!」
それならまだなんとかなるかもしれんが…
てかさらっと『私達の』って言ったな?
「無銭労働してるんだから、当然だっ!」
何胸張って堂々と言っててるんだよ…
まぁ良いけど。
で、俺はまず最初になにをすれば良いんだ?
「取り敢えず前菜に使う野菜を洗って下さい!私は魚介の用意をしとくから!あ、あとバケ
ツ借りるよ!」
あぁ、構わないぞ。
そういえば俺魚介系何も買ってないけど大丈夫か?
…ん?一瞬最悪の答えが脳をかすめた。
ははは。まさかな。
俺はさすがに有り得ないと思って作業を続けた。
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