『射命丸文』が現在に至るまで   作:parui

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強欲のグリードパート。


第十八話【最強の妖怪の力】

「あぁ?俺ァ女を殴る趣味はないぞ?」

「ハッハッハッ!そんな悠長なことも、何時まで言ってられるかな?」

「あー········お前もしかして強い系か?」

「鬼さ、恐らくは最も強い妖怪だよ。因みに言っとくが私も強いよ?」

「自分で強いって言うのかよ·········!」

「鬼よ傲慢であれってねぇ」

「手加減はしねぇぞ?」

「寧ろ私が手加減しないとね、殺しちまったら怒られる」

「精々頑張るよ!っと」

 

グリードが止水さんの腹に尖った鋭い手を刺す。

口元が笑ってるように見えたが、それは一瞬のことだった。

 

「なんだ、この程度かい?」

「·········っ!お前どういう体してるんだよ·········」

「どうって······こういう体さ」

 

そう言いながら彼女は軽く腕を後ろに下げる。

グリードは刺した手を抜こうとするが抜けないらしい。

流石鬼、刺した物が抜けないとかおかしいけど鬼ならおかしくない。

 

「さて、どうなるかな?」

「··········これヤベェんじゃねぇの?」

 

苦笑いしているグリードに腹に止水さんが拳を叩き込む。

 

「がぁっ·········!」

 

グリードは殴られただけとは思えないスピードで吹っ飛ぶ。

 

「おいおい、まだ軽く殴っただけだぞー」

 

軽く殴っただけであれとか、本気ならどうなんだろう。

それに力の名を冠する勇儀さんは鬼の中でも桁外れらしい。

もう考えたくもないな。

 

「この体がただ殴っただけで砕けるだと············。

こりゃ、最強の盾なんて名乗れねぇなぁ·················」

「最強の盾?っていうかお前さっき殴った傷は?」

 

一人落ち込むグリードに止水さんが尋ねる。

 

「あぁ、通称だけどな。所謂能力だよ。

あと傷だが治った。これはホムンクルスの特性だな」

「ほー············中々凄いじゃあないかぁ」

「あんたがたった今砕いたんだろ。

肉体的にはボロボロじゃないが、俺のプライドはボロボロだよ」

「ハハハハ·······そりゃ悪かった。じゃあ、続きをしようか」

「おいおい、あんたみてぇなのを相手できねぇよ。降参だよ降参」

「なんだ、直ぐに終わったねぇ」

「あんたが強すぎたんだよ!

 

グリードは笑いながら言う。

それに釣られて止水さんも笑いだし、遂には皆も笑いだした。

ホントにあんな戦いがあった後なのか。信じられないな。

 

「それじゃあ、グリード········?だっけ?あんたの仲間のところに案内して頂戴」

「ん?あぁ、わかった」

 

霊夢さんがグリードに命令する。

こうして宴会は幕を降ろした。

私は気になったので霊夢さんに同行したが、その時面白そうだと言って、

止水さんもついてきた。

グリード···········強欲。

その仲間とはどんな奴等なのか。

気になるばかりだ。




合作に憧れるお年頃。
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