「そういえばグリードさん、あなた達は何故幻想郷に来たんですか?」
「知らん」
きっぱりと言い切った。どういうことだ。
「し、知らないとは?」
「俺は他の奴等に急に呼び出されて無理矢理連れてこられたからな、知らん。
ただな、俺の同類はあと六人いるが三人しか来てないぞ」
こんな人があと三人いるのか。
あの時、止水さんに一発で砕かれたと言っていたせいか
それほど硬くない印象を持たれているが、逆だ。
鬼の拳を受けてあれだけで済んだなら寧ろ硬い。
「止水さん、さっきグリードさんを殴ったときどれくらいで殴りましたか?」
「んー、これくらいかな?」
言い終えたかと思ったら、止水さんは木をいきなり殴った。
殴られた木はミシミシミシと音を立てながら倒れ、見てみると、
分かれた場所には合わせたら円形になるような感じに穴が開いていた。
「木は脆すぎるね、別のものはないかな」
「あ、もうなんとなくわかりました」
「そうかい?じゃあ、いいか」
取り敢えずあの人にとっては弱いが、私の本気の数倍のようだ。
止水さんの力もグリードさんの防御力も恐ろしい。
「止まりなさい」
霊夢さんが手を横にだし、三人を止まらせる。
「どうしたんだ?」
「·················そこにいるんでしょ、出てきなさい」
「隠れてたのにわかるなんてすごいね、あんた」
霊夢さんが言い放つと、子供のような声がし、
茂みの中から露出度の高い、機動性を重視した(?)服を来た子供が出てきた。
「エンヴィーかよ···············」
「あんたは何捕まってんだよ」
「だってよ、この後ろにいるやつ俺の体を簡単に砕いちまうんだぜ?」
「ひゃー、そんな攻撃には当たりたくないもんだね。二、三回分減りそうだ」
「ちょっと、そっちだけで会話しないでくれる?」
「あー、すまんすまん」
「なに、人間に謝ってんだよグリード」
「一応負けたしな」
「あー、そうだったねごめんごめん」
「笑いを抑えながら言うなよ」
「そっちで会話しないでって言ってるでしょ!」
イライラしていた霊夢さんが終に怒った。
それよりこいつだ。
エンヴィー·······嫉妬?
見た感じ嫉妬よりは傲慢の方が似合う感じはあるが·······。
「で、あんたはなんで隠れてたの?」
「襲うために決まってんじゃん」
「ここでは驚かすためだけに隠れる妖怪もいるのよ。
·······襲うためってのはどういう理由で?」
「言うわけないじゃん馬鹿?」
あぁ、そろそろ霊夢さんのイライラがヤバいことに·······。
「じゃあ、あんたを倒して進むわね」
「ちょっと待ってください霊夢さん、私にやらせてください」
「なんで?」
「色々有るんです」
煽られて霊夢さんが暴れだせば手に終えなくなる。
それのなんと言ってもこれ私主役なのに全然目立ってない、空気になってる。
そろそろ活躍して主役らしいところ見せないと。
「あんた戦えるの?」
「なめてもらっちゃ困りますよ?」
「なんかムカつくなぁ、グチャグチャにしてやるよ」
「フフフ、手加減してあげるから本気でかかってきなさい!」
決まった··············!
嫉妬のエンヴィーパートです。
一日一話頑張ってますけど何時まで続きますかね。
隣の白亜さんという投稿者さんが最近凄いと思いました。
今はのうりんを読んでいるので、
あまりここの小説は読めてないのですが、あの方の小説は読ませていただいてます。
面白いのでオススメです。
この小説とほぼ同時期に一話が投稿されたのにもう百話を突破されました。
五倍のスピードですね。私も見習わないといけません。
少しでも早く投稿できるように頑張ります。