『射命丸文』が現在に至るまで   作:parui

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嫉妬のエンヴィーパート


第二十話【エンヴィーオブエンヴィー】

「手加減してあげるから本気でかかってこいだって?」

「えぇ、そうです」

「人間がこのエンヴィーに勝てると思ってるのかい?」

「いえ、そもそも私は人間ではないので」

「妖怪!?······へー、こっちの化け物は人間と同じ見た目なのか。覚えておこう」

「今はこっちに集中した方がいいです···よっ!」

 

風に乗り、思いっきり顔を蹴る。

 

「やったか!?」

 

口ではそう言ってみるけど私は知っていた。

倒せてなどないことを。

 

「いったいなぁ···········」

 

エンヴィーの顔は鮮血で紅く染まっていた。

確かに染まっていた。が、傷はなかった。

 

「やっぱりか···········」

「やー、もう一回分は死んだよ···········」

「死んだ?····どういうことです?」

「ホムンクルスは何度も何度も殺さないと死なない。

斬っても、撃っても、砕いても、沈めても、再生するんだよ」

「厄介ね··················」

 

私は非常に厄介な相手に挑んだようだ。

何度も殺さないと死なない相手なんて初めてだ。

··············いや、初めてじゃない。二度目だ。

藤原妹紅、彼女がいたじゃないか。

数百年前、私は彼女と戦っている。

きっかけは些細なことだったが、双方共に本気で戦った。

敗因はやはり、不死。

私は初めは押していた。

超スピードで蹴ったり殴ったりした。

だが妹紅さんは少しずつ学習し、遂にその腕は私の体を捉えた。

それからはもう一方的だ。

確かにその時は負けた。

負けたが、それはその敗北から目を逸らす理由にはならない。

敗北から何かを得ることだってできる。

それを利用することができるのが今だ。

 

「じゃあ、こっちもいかせてもらおうか!」

 

手を刃に変え、突っ込んでくる。

能力は変化か··········。

冷静に判断しつつ、素早く後ろに後退する。

そして、芭蕉扇をふり、鎌鼬を飛ばす。

四方八方に飛ぶがずの鎌鼬を能力で集め、エンヴィーに向けて飛ばす。

 

「なっ!?」

 

動きが止まる。

エンヴィーの体から血が出る。

ぞして片っ端から再生されていく。

 

「私の能力は風を操る能力。あなたを近寄らせはしません!」

 

鎌鼬の量を増やす。

私があの戦いから学んだことを利用する。

死なない相手なら何時かは見切られる。

だから近づかず、遠距離から確実に、慎重に仕留める。

 

「どうしたんですか?それじゃ、何時かは負けますよ?」

 

不敵に笑ってみせる。

 

「クソッ!相性が悪すぎる!」

 

そう言い、エンヴィーは森のなかに駆け込む。

 

「あっ!」

 

急いで芭蕉扇を振ろうとするが、誰かの手によって止められる。

 

「霊夢さん·········」

「もう一部の木が切れてるんだから。

森を消されちゃ困るわ。それにどうせ後でまた戦うんだからほっときなさい」

「··············はい」

 

言われればそうだが、私は今、仕留めたかった。

しかし、それを霊夢さんにそれを言えるわけもなく、私は黙って進む。

沈みそうな、赤い夕陽に照らされて目を細めながら。




私は戦闘が苦手です。偉い人にはそれがわからんのです。
某機動戦士の名言を出しましたが、戦闘は本当に苦手です。
いや他のも駄目ですが。
私の駄文の中でも戦闘描写はトップクラスに駄目なんです。
しかし、私の構成上戦闘を避けることはできません。
なので、申し訳ないのですが、
何時もより更に酷い駄文を我慢していただきたいのです。

以上、作者の願いでした。


まぁ、読む人もあまりいませんが。

本日の作業用BGM
ガンダムF91より『君を見つめて』
Zガンダムより『水の星に愛をこめて』
ZZガンダムより『サイレントヴォイス』
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