『射命丸文』が現在に至るまで   作:parui

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あぁ、もう一度、確かめ合おうよ。


第二十六話【Road to return】

「あ、そろそろ疲れてきました?」

 

彼女、射命丸文がふと気づいたように言う。

 

「あ、だ、大丈夫です」

「それで大丈夫なら何れくらいから大丈夫じゃないんでしょうか?」

「う················」

 

論破できる言葉が思い付かず、言葉がつまる。

やはり妖怪と人間は色々と違うようで、

俺が体力を切らして、ぜぇぜぇ言っているのに、

彼女は少しも疲れている様子はなく、余裕があるのがわかる。

 

「そろそろ休みましょうか·········」

 

彼女が見かねたように言う。

なんというか妖怪だとわかっていても、情けなくなってくる。

思わず溜め息が零れる。

しかし、やっぱり体は疲れているようで、

ふっと力が抜けてへたへたと近くの岩に座り込む。

 

「にしてもやっぱりあなた言葉に瓜二つですね·········」

 

その言葉を聞き、ついさっきの事を思い出す。

 

射命丸が言葉という人物だと勘違いして、俺に抱きついてきたのだ。

しかし、俺は言葉なぞではなく、それを説明したところ、

少しがっかりした表情を浮かべていたが、

 

「まぁ、これも何かの縁でしょう」

 

と言って、博麗神社までの案内役を引き受けてくれたのだ。

ぐう聖。

因みにその日は守矢神社に泊まった。

フハハハハ、羨ましかろう。

 

「でも俺はそんな人知らないし、あなたとも初めてあったんですよねぇ。

不思議なことがあるもんだなー」

「ホントにねぇ」

 

ハハハと笑う。

しかし、彼女の顔には残念そうな感じが残っている。

それを見ると、正直なんだか悪いなぁと思ってしまう。

俺の顔は彼女の愛した人で、しかし俺はその彼ではない。

愛した人が目の前にいるのに、目の前にいない状況。

恋人いない歴=年齢の俺でもある程度の心情は察することができる。

 

「じゃ、行きましょうか」

 

すっくと立ち上がって、俺に手を差しのべる。

その手を握り、ゆっくりと立ち上がる。

暖かい手。

人間と遜色ない手だ。

心のなかでそんな考えても、言えるわけがなく、

一言、ありがとうと言うだけで終わる。

こういうところでカッコいいことを言える人間になりたい。

 

それから俺は様々なことを聞きながら、博麗神社に向かった。

吸血鬼とその従者や友人たちが起こした紅い霧の異変。

亡霊のお嬢様が起こした春なのに雪が降る異変。

月のお姫様が起こした、おかしな月の異変。

その他にも色々な異変を聞いた。

一番驚いたのは聖徳太子だ。

驚いたなんてものじゃなかった。

あの有名な聖徳太子が、女性なのだ。

驚かないわけがない。

 

話を聞き終わり、博麗神社の近くに辿り着く頃には、

出るときには高かった太陽も沈み、月が昇り始めていた。

 

そして博麗の巫女に出る準備をしてもらい、

帰る寸前に、

 

-彼女は変わった。




合宿つれぇ。
日曜から今日まで合宿行ってました。
地獄でした。

前書き元ネタ分かったら私とわかり得るかも。
わかり合えることを望んでいる人なんていませんが。
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