第六話【静かに異変は始まった】
「ひさしぶりですねぇ···········」
永遠亭は竹林のせいで行きにくいので、普段は行かない。
今日は藤原妹紅に案内してもらったが、何度も頼めないので
今日無理だったら数ヶ月立つまで待つしかない。
人に貸しを作るわけにはいかないしね。
不老不死の藤原妹紅も数ヶ月もしたら忘れているだろう。
さて、話を現在に戻すが、永遠亭の門の前に私はいる。
ここには兎共と、月の頭脳と称された八意永淋と、
絶世の美女で今は引きこもってる蓬莱山輝夜がいる。
風の噂では輝夜が暇だと嘆いているらしい。
売り付けるチャンスだ。
ではさっそく················。
「すみませーん」
「どちらさまー·····っと鴉天狗じゃない。何しに来たのよ」
「こんにちは永淋さん。新聞を購読してもらえないかなーっと思いまして」
「んー········少し上がっていきなさい」
「ありがとうございます」
よかった。門前払いにはならなかった。
門前払いになっていたら泣いてたかも。
え?見たいって?
新聞を購読してくれたらいいですよ。無理ですけどね。
私達を見ているあなた達には私たちは触れません。
おっと、少し危ない話でしたか。気にしないでください。
おや、永淋さんに案内されていましたが、止まりました。
ここですか。
「じゃあ、どうぞ」
「あっ、はい」
「あら、射命丸じゃない」
「こんにちは輝夜さん。相変わらず暇そうですね」
「永淋が外に出させてくれないんだもの~やることもないし~」
「姫は自分の立場を軽く考えすぎなんです」
「まぁまぁ、永淋さん。落ち着いて。
フフフ、それはそうと輝夜さん。
そんな輝夜さんにこれ···········文々。新聞の購読をオススメします!」
「あー、あなたの発行している新聞だっけ」
「はい。前に永淋さんが学級新聞と言ってたものです」
私の文々。新聞は前に永淋さんに学級新聞と皮肉られている。
その件についてはまだ少し恨んでいる。絶対に許早······これは違うやつでした。
まぁ、取り敢えずまだ許しきってはいないと言うことです。
「もうそれは許して頂戴。謝ってるじゃない」
「どーしましょーかねー」
「はいはい。購読します。姫もそれでいいですか?」
「うん。読んでみたいしね」
「ヤッタ~♪なんか催促したみたいで悪いですね~♪」
キタ!購読キタ!これでかつる!
「じゃあ、妹紅さんに渡しておきますから。鈴仙さんにでも取りに行かせてください」
「わかったわ」
「では、失礼します」
「またね~」
「さようなら輝夜さん。また会いましょう」
私は二人に別れを告げ、
待ってくれていた妹紅さんにお礼を言った。
「遅いぞー」
「すみません。またお礼はしますから」
「やった~♪」
「じゃ、行きましょうか」
お礼と言う言葉に喜んでいる妹紅さんに私は案内を再び頼んだ。
そのまま、私は帰って新聞を作る。
······················はずだった。
しばらく歩くと、妹紅さんの顔が急に青ざめた。
そしてこう言った。
「出られない··············!」
異変は気がつけば起きていた。
少しずつ、ゆっくりと竹林を蝕んでいた。
異変起こしちゃった(°∀´)