ガルパ☆ピコ Withしおん   作:あこ姫

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お久しぶりです。

今回の出演者(名前だけ含む)は

戸山香澄
花園たえ
牛込りみ
山吹沙綾
市ヶ谷有咲

大和麻弥

湊友希那
氷川紗夜

御神亜麻音
大和萌々
湊由愛

戸山茜

牛込ゆり
鰐部七菜

です。




Pico09 チョココロネだいすき ……と、言っても限度があるでしょ

 ある日の昼下がりの花咲川女子学園。

 今は丁度お昼休みの時間であり、天気の良さと心地よい陽気もあってか生徒達の殆どは中庭で過ごしていた。

 無論、香澄達Poppin’Partyのメンバーも例外ではなかった。

 現在、メンバー全員は円状に集まっておりメンバーの1人、牛込りみは嬉しそうに好物のチョココロネを頬張っていた。

 

「りみりんってホント、チョココロネが好きなんだねー」(香澄)

「うん!」(りみ)

 

 香澄の問い掛けに肯定し、紙袋に入ったチョココロネに手を伸ばし頬張るりみ。

 

「……てか、食いすぎじゃね?」(有咲)

「……だよな。幾つ食べてるんだろう」(亜麻音)

「えっと、12個目じゃないかな……」(茜)

「「「「……………………」」」」(りみ以外)

 

 有咲の発言に花咲川の生徒では無い御神亜麻音が賛同する。

 そして、律儀にりみの食べたチョココロネの数をカウントしていた戸山香澄の姉である戸山茜が答えたところでその場は静寂に包まれた。

 

「お姉ちゃん、何時きたの!?」(香澄)

「んー? さっきから居たじゃん」(茜)

「あっ、そっかー。忘れてたよ~」(香澄)

「そっちじゃねーだろっ!!」(有咲)

「えっ、そうだっけ?」(香澄)

 

 香澄が茜に質問して終了しそうなところで有咲の突っ込みが入る。

 確かに指摘するところはそっちじゃない。

 

「師匠、転校になったの?」(たえ)

「なってないって。まー、七菜先輩ならやりそうだけどね」(亜麻音)

「あー、ななちゃん外堀埋めにかかってたもんね……」(茜)

「マジですか……その事実は聞きたくなかったですよ、茜先輩」(亜麻音)

 たえの言葉に否定する亜麻音。そして直後に衝撃の事実をカミングアウトした茜であった。これには亜麻音も頭を抱えざる得なかった。

 

「あのー……胃薬、要ります?」(沙綾)

「えと、大丈夫。まだ大丈夫だから沙綾」(亜麻音)

 

 沙綾が胃薬を取り出そうとしてそれを必死に止める亜麻音だった。

 茜はその様子を微笑ましい表情で見守っていた。

 そこに2人の生徒が輪に加わった。

 

「やほー。相変わらず賑やかだね。ポピパの皆さんは」(萌々)

「あっ! 萌々先輩っ!」(たえ)

「こんにちは。 亜麻音先輩、茜先輩」(由愛)

 

 輪に加わったのは大和萌々と湊由愛である。

 苗字から察せるとおり大和麻弥、湊友希那の姉妹である。

 これでGlitter*Greenメンバー除く花咲川在籍組が揃った。約一名例外がいるけど。

 

「例外って私のことよね」(亜麻音)

「……だろうな」(萌々)

「師匠は羽丘だもんね」(たえ)

「…………メメタァだね、お姉ちゃん」(香澄)

「今更でしょ」(茜)

「…………ナニ言ってんだ、お前ら……」(有咲)

「気にしたら負けだよ、有咲ちゃん。あと、カタカナにしないで」(由愛)

 

 由愛の発言には「察してくれよ」としか言い様がないのだが。

 それは置いとこう。

 

「すっごい食べっぷりだね、りみちゃん」(由愛)

()って、沙綾ちゃん家のパン美味しい()もん」(りみ)

 

 由愛の言葉に19個目のチョココロネを頬張りつつ笑顔で答えるりみ。

 

「贔屓にしてくれるのは良いけど、あんまり食べると太るよー?」(沙綾)

「そうそう。結構カロリーあるからね」(亜麻音)

 

 製作陣(沙綾&亜麻音)の御尤もな正論が飛ぶが、

 

大丈夫(らいじょうう)だよ。チョココロネは別腹()から~」(りみ)

 

 35個目のチョココロネを食べながら軽く流していたりみだった。

 昼休みが終わり、結果40個ものチョココロネを完食したりみであった。

 

 放課後……夕方の流星堂。

 Poppin’Partyメンバーは蔵練を終えて各々の帰途に着くため解散となった。

 

「( ´・ω・`)ノ~バイバイ、りみりん、また明日―」(香澄)

「またね、香澄ちゃん」(りみ)

「またねー」(おたえ)

「チョココロネも大概にしとけよー?」(有咲)

「解ってるー」(りみ)

 

 その後、帰途に着くりみ……であったが、早速チョココロネを食べていた。

 前言撤回瞬時であった。

 朝と練習の休憩中に34個食べていたので此処で食べた累計のチョココロネ数は72個。

 そして入浴中にも関わらずチョココロネを食べているりみである。

 浴槽に浮かんだ風呂桶にチョココロネが山積みになっている。

 風呂場で奇跡的に無事なチョココロネを風呂上がりには綺麗に完食していた。

 此処まで食べた累計102コロネ。

 単位が変わっているが気にしないで。

 そして歯を磨いたので、チョココロネは閉店……するわけがなくて就寝前にもしっかり食べるりみだった。

 ……今日の累計160コロネ。

 

 そして翌日のお昼休み。

 

「……また食べてる」(有咲)

 

 有咲の指摘通り安定のチョココロネなりみだった。

 この日だけのコロネ数、此処まで57コロネ。

 

「こっちまで胸焼けしそうだ……」(有咲)

 

 安心しろ。そんなのとっくに超越している。

 亜麻音に至っては既に胃薬持って退場済みである。

 なんでも、見てるだけで胸焼けノックアウトしたらしい。

 今現在、早退して自宅で紗夜に看病されている。

 

「……飽きないの?」(沙綾)

 

 沙綾の指摘は至って正常だ。何故なら此処までのこの日のコロネ数、72コロネ。

 もう、「コロネは飲み物」レベルまでにある。

 

「んー、なんか更に好きなっちゃって……」(りみ)

 

 最早唯の食べ物と思えなくなってきているチョココロネ様である。

 此処まで本日のコロネ数……90コロネ。

 

「りみ……、そんなに食べてるとコロネになっちゃうかも!!」(おたえ)

 

 りみの方を指差して迫力満点に言うおたえ。

 色々と何言ってるのだろうか。コロネは人体まで影響を及ぼすのかよ。

 まぁ、糖尿とかそういうのは引き起こしそうだろうが。

 

「「「「……………………」」」」(おたえ以外)

 

 一瞬訪れる静寂。

 

「「「「wwwwwwwwwwwwwww」」」」(おたえ以外)

 

「まさか、そんな訳ないよー」と言わんばかりに笑い事で済まされるのだった。

 因みに昼休み終了時点で114コロネ。そしてこの日の累計コロネ数は250コロネであった。

 

 さらに翌日のお昼休み。

 此処までで朝から既に86コロネのりみ。

 

「コロネコロネコロネころねころね……」(りみ)

 

 うわ言で呪詛を言い放ちつつ食べていた。此処までで100コロネ。

 そして目は既にハイライトが仕事放棄し、死んでいた。

 

「「「「……………………(;´∀`)……うわぁ……」」」」(りみ以外)

 

 声には出さないものの、明らかにドン引きな香澄達であった。

 それもお構いなしにコロネは止まらない。此処までで112コロネ。

 

「りみりん……大丈夫?」(香澄)

「もう止めときなよ……」(沙綾)

 

 香澄が心配し、沙綾が止めるように説得するがコロネは止まらない。

 此処までで124コロネ。

 そして、130コロネを過ぎたあたりだった。

 

「( ゚д゚)ハッ! チョココロネーっっっっ!!!!」(りみ)

 

 突如、りみが地面に落ちているチョココロネに喰いついた。沙綾を突き飛ばして。

 だが、それはチョココロネではなかった。

 りみが齧り付いてる物、それは……

 

「……って、りみ、それサザエじゃんっ!!!」(有咲)

 

 有咲の言うとおり、それは……サザエである。うん。あの巻貝のサザエである。

 遂に幻覚見え始めたか。チョココロネって一体何なんだろうね? 

 唯の菓子パンだよね? 薬物とかじゃないよね? 

 ……ってか、何故にサザエが都合よく落ちてんだよ。

 潮干狩りでもあったのか、オイ。

 

「コロネコロネコロネころねころね……」(りみ)

 

 

 最早、狂気の沙汰レベルなりみに戦慄する香澄。

 

「( ゚д゚)ハッ! りみりん、手がっ…………!!!」(香澄)

「えっ……?」(りみ)

 

 香澄の叫びに正気に戻ったりみが自分の手を見てみると……

 

 右手が、チョココロネになっていた。

 

「えっ、ええええええええええええええええええええっ!!!!」(りみ)

 

 その後りみの絶叫が響き渡ったのであった。

 此処までで132コロネ1サザエ。

 

 

 そしてさらに数日後。香澄達は病院にいた。

 ベッドを囲む様に立っている香澄達。

 そしてベッドには、顔から下がチョココロネになったりみの姿。

 もう一度言おう……ベッドには、顔から下がチョココロネになったりみの姿。

 

 正しく「りみコロネ」である。

 

 ど う し て こ う な っ た  ! ? 

 

 最早何処からどう突っ込めばいいのやら。

 

「まさか、本当にチョココロネになっちゃうとは思わなかったよ……」(りみ)

 

 誰も予想はつかないだろうな。つくわきゃないだろ、フツーは。

 

「りみ……」(有咲)

「りみりん……」(香澄)

 

 かすありの言葉と共にバックで流れるピアノ。空気読んでるピアノである。

 

「りみりん、ウチのパンのせいでっ……」(沙綾)

「私も冗談のつもりで言っただけなのに……ゴメン……」(おたえ)

「ううん。おたえちゃんは心配してくれただけだもん……沙綾ちゃんもパン美味しかった……」(りみ)

 

 りみがそう言って窓の外の木を見ると木枯らしが吹いて最後の一葉が吹き飛ばされていった。

 

「皆……私がチョココロネになったら美味しく……食べてくれる……?」(りみ)

 

 そう言って頭がチョココロネに埋まっていくりみ。

 4人は何か同じ事を……考えたくもない事実に直面している事を……悟った。

 

「「「「り、りみ────────────ーっっっっっっ!!!!!」」」」(4人)

 

 悲しみに暮れる4人が見守るベッドには物言わぬチョココロネが鎮座していた。

 

 

 

 

 

「~~~~~~~~~~~~~~っっっっっっっ!!!」(りみ)

 

 跳ね起きるりみ。

 どうやら怖い夢でも見ていたのだろう。かなり魘されていた。

 そして必死に息を整えていた。

 その間、上の段で寝ている姉・牛込ゆりは絶賛爆睡中である。

 

「ゆ、夢……? (*´д`;)……流石に食べ過ぎたかな……?」(りみ)

 

 当たり前だ。172コロネは食べ過ぎなレベルを超えている。

 現に亜麻音は視てるだけでノックアウトしており、絶賛胃薬のお世話になっている。

 

「何か飲むもの……」(りみ)

 

 

 ベッドの周囲を物色し始めるりみ。

 飲み物を見つけたりみはホッと一息をついた。

 だが、それはフツーの飲み物ではなかった。

 りみの手にある物、それは……

 

 チ ョ コ コ ロ ネ

 

 だった。

 正しくりみにとって

 

『チョココロネは飲み物』

 

 なのだろう。

 りみは一気にこの日の1コロネ目を幸せそうに飲んで(?)ご満悦な表情だった。

 

 ……そして、先程見た夢が正夢となるのをこの時彼女はまだ知る由もない。

 

 

(DEAD)END

 

 




如何だったでしょうか。
今回から地の文を天の声っぽくしてみました。
こっちの方がツッコミ入れやすいしなーと思いまして。

単位がすげーことになってますが案外語呂良いな、これ

因みに今回の話では

160+250+132+172+1=713。

なので、纏めて713コロネ1サザエ登場しています。
胸焼け超越待ったなしコース確定ですなwwwww


さて次回はらぁめん回です。お楽しみに。

ではでは。



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