Fate stay night【Heaven’s blade】   作:ポケモンっぽい人

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いやー、、腕を折ったりとか色々ありましたが、漸く投稿できました、、、、
、、、偶には連日投稿とか、したいなぁ、、






3DAY 霊の山

士郎「・・・」

 

遠坂との話を終えて、岐路に着く。

、、結局、終始アイツに振り回された気がする、、

 

士郎「、、藤村先生への言い訳、考えないとな、、、」

 

そう呟きながら、長い坂を登る。

士郎「、、それにしても、、」

 

何かが可笑しい、

人通りが多い筈のこの時間帯で、まだ誰と通り過ぎる事も無い。

、、まさか、マスターか?

だが、幾ら人避けを掛けたとしても、昼に戦いを仕掛けてくるのか、、?

、、、いや、無いとも言い切れないのか、、

 

 

コツ コツ コツ コツ

 

士郎「・・・」

 

、、坂の上から、誰かが降りてくる音がする。

他の音が無いこの場所で、無用心なその足音は、酷く耳に響いてくる。

 

士郎「・・・」スッ

 

念の為と、頭を上げ「誰が頭を上げて良いと言った?不敬であるぞ」―――

 

その一言で、俺の中の全ての機能が警報を鳴らし始めた。

 

『アレはマズイ』

『頭を上げるな』

『警戒しろ』

『危険だ』

 

、、頭の中を、言葉が駆け巡る。

俺の前に居るこの存在は、きっと、今まで見た者の、どれよりも危険だと。

そして、コイツの言葉に逆らえば、確実な死が待っているだろう。

、、、、ここは、、、

 

 

 

士郎「、、、」

 

俯いたまま、様子を伺う。

、、下手な行動は、取るべきではない

 

「、、、」

士郎「・・・」

 

、、暫くの沈黙の後、、

 

 

 

「、、フン、まぁ良い、俺を()()事を許す。面を上げよ」

士郎「・・・」スッ

 

言葉の通り、顔を上げる。

、、、その男の、顔を見る―――

 

士郎「、、、ッ!」

「、、如何した、感想の一つでも述べてみたら如何だ?

、、ま、、話す事は今だ許可してないがな」

 

、、、黒いジャージを着た、黄金の王が、其処に居た。

 

、、、比喩でも何でも無く、、事実として、それは<王>だった。

しかも、この発言の滅茶苦茶さは、、恐らく、暴君の類だろう。

 

士郎「・・・」

「、、、まさか、未だに()()()()()()()とはな。

あの日から今日まで、随分と待ったが、、、よもやその程度の代物であったとは」

士郎「、、?」

「疾く自害するが良い。

、、そしてその身体、我に謙譲する事を許す。」

 

、、何だ、この男は?

いきなり現れて、自害しろ、、だと?

 

士郎「、、なら、俺を殺して奪えば良いだろう?」

 

気付けば、口が勝手に言葉を発していた。

、、だが、そうだ。

この男は、その気になれば、俺を殺せる筈なのだから

 

「思い上がるなッ!

その体を殺す事は容易い、、、だが、この我に、幼子が持つ宝を強奪せよ、と?

、、貴様程度であれば、その必要性すら感じぬわ。

あくまで、貴様は我への貢物なのだからな」

士郎「、、なら、諦めてくれ。

これは、お前何かにはくれてやれる物じゃない」

「、、チッ、、まぁ良い。

()()に免じて、此度だけは見逃してやる。

、、、だが、ゆめゆめ忘れるなよ?

貴様がその体に巣食えば巣食う程、、、アレは、己を失っていくであろう。

、、例えそれが、アレを救う唯一の手段であっても、だ」

 

、、、それは、、、

 

士郎「、、お前に、、言われるまでも無い」

「フン、では勝手にするが良い。

、、、あぁそれと、、あのセイバーだがな、

 

 

――――アレも、さっさと切り捨てておけ」

士郎「、、、、何だと?」

 

、、この男は、一体何を知っているのだ。

何を持って、セイバーを切り捨てろと言う?

 

「二度は言わん。

、、、だが、アレが貴様を知れば、手助けをする事は無いだろう。

、、何より、貴様自体が、アレを否定しているのだからな」

士郎「、、それだけは無い。

俺がアイツを否定する事だけは、絶対に」

「、、良い、では精々足掻け。

少なくとも、死ぬ事()()は無かろう」コツ、、コツ、、コツ、、コツ、、

 

そう言い残すと、男は去って行った。

、、結局、あの男は何だったのだろうか、、、

あの男の事について考えながら、足早に家へ帰った

 

 

 

―――――夢を、見た。

 

 

一面の炎の海を、死ぬ思いで歩いた事を。

 

             ――――それは、()()が死ぬ過程(仮定)

 

 

―――――欠けた、夢を見た

 

 

理不尽な終幕を嘆く、生者の叫びを聞いた。

 

             ――――それは、死者の(生者の)―――

 

 

―――――夢を見た

 

 

「、、きっと、、オレが見つけるから、、」

 

「、、、あぁ、、安心した、、、」

 

 

黒い服を着た男の手を握り、最期の願いを託された。

 

             ――――それは、()が生まれた原因(理由)

 

 

 

、、そう、、その筈だ。

だが、、最近、何かを忘れているような気がする、、

忘れた事に気づいたのは、つい最近だが、、

、、そう、、あの男に出会ってから、、

 

俺は毎日、ぼやけた夢を見る。

 

 

 

「、、あぁ、、、」

 

 

視界には、一面の炎、、

崩れた建造物に、燃え朽ちた木々に人々、、

空には、ぽっかりと空いた太陽()

 

、、、あの日の風景に、俺は立っている。

 

 

 

「・・・」ザッザッザッザッ

 

何かに駆られるように、前へと歩き出す。

 

そして、瓦礫や倒木だらけの道を、ゆっくりと歩く。

 

 

ザッザッザ、、、

 

 

「・・・」

 

先に進むと、、倒木や瓦礫は無くなった。

 

だが、その代わりに―――

 

 

「「「「「「「 」」」」」」

 

 

、、山のように、死体が転がっていた。

、、いや、<ような>ではなく、文字通り、山なのだろう。

 

  あぁ、、、

 

、、それは、始めてでも無い、何時か見た光景だった。

 

 

  ・・・

 

、、きっとこれは、残骸なのだろう。

誰かが夢見た、理想の残骸。

 

  、、、だが、、、

 

、、、例え残骸になったとしても、その結末にも意味はあった筈だ。

 

 

 

?「・・・オイ、、」

 

  、、!

 

不意に、山の上から声が聞こえた。

 

?「テメェ、そこに居るんだろ?」

 

 、、、

 

ぶっきらぼうに自分を呼ぶ声は、死して尚、活力が籠もっていた。

 

?「こんな所に今更なンの用かは知らねぇがよ、、王なら、まだ戻ってねェぜ」

 

鎧の騎士は、足を組んだままこちらを見下ろしている。

 

  、、王、、か、、、それが、この理想の主何だな

 

?「?、、可笑しな事言いやがる、、テメェ、とぼけてンのか?」

 

  ?

 

?「、、まァ良い。これがあの糞魔術師が仕組んだ事かは置いといて、、、

、、何時までンなトコに居るつもりだ?テメェ」

 

 、、分からない。何時もなら、もう目が覚めている頃だ

 

?「目が覚めないだぁ?トンチキな事言ってんじゃねぇよ!ならとっとと去りやがれ!

第一、何でサッサとアイツを救ってやらなかったンだ!

テメェが一言言ってやらぁ、、、アイツだって、納得する筈だろ、、」

 

、、彼女の、一度は最高まで達した熱が、段々と冷めていく。

しかし、、、アイツ、、?一体、誰の事何だ、、、

 

?「、、オレは、もう納得した。だから、、

もしもこの戦いが終わる時、アイツに後悔が残ってやがったら、、絶対に許さねぇからな。

テメェなら、納得の行く答えを出せる筈だ。

、、、分かったら、サッサと目覚めやがれ」

 

  、、、、!

 

 

不意に、体が浮かび上がるような感覚がした。

、、、もう、眼を覚ましてもいいのだろうか?

まだ、やるべき事が残っているのではないか?

 

、、、心残りは消えぬまま、意識だけが浮上していった

 

―――――――――

 

 

 

士郎「、、、ッ!」ガバッ

 

、、目が覚めると、、そこは、何時もの寝室だった。

 

士郎「、、熱いな、、、少し、風に当たってくるか、、」

 

目は覚めた物の、今だ冷めやらぬ体の熱を冷ますため、外へと向かった。

 

 

士郎「・・・」キュッ

 

イリヤ「、、シロウお兄ちゃん、、?」

 

靴を履いた所で、イリヤに呼び止められた。

 

士郎「イリヤ、、、起きてたのか」

イリヤ「うん、、寝付けなくて、、」

 

寝付けないのなら、イリヤも連れて行こうかと思ったが、、流石に危険だな。

 

イリヤ「、、何処か行くの?」

士郎「少し、風に当たってくる」

イリヤ「ダメ。夜は、、外は、危ないよ」

士郎「そこまで遠くには行かない。

、、それに、いざとなったらセイバーを呼ぶさ」

イリヤ「・・・それなら、、」

 

半ば納得しかねるのだろう。小さくうーんうーんと唸っている。

程なくして、イリヤは渋々外出を許可するであった。

 

、、、だが、、何故イリヤはそこまで戦いを嫌がるのだろうか?

この戦争に参加しているのだから、当然イリヤにも戦う意思はある筈だが、、

、、少し、引っかかるな、、

 

士郎「、、じゃあ、行ってくる、イリヤ」

 

直接イリヤに聞けば速いのだろうが、、デリケートな問題だとしたら、下手に聞くのは不味い。

だから俺は、早めに話を切り上げ、家を出た。

 

 

イリヤ「、、気を付けてね、シロウお兄ちゃん」

 

――――――

 

 

外に出ると、、、冬を思わせる、少しの肌寒さがあった。

 

士郎「、、体を冷やすには、丁度良いな、、

・・・商店街の方まで歩くか」

 

 

 

 

コツ、、コツ、、コツ、、

 

 

 

 

 

、、夜の商店街には、、不気味な雰囲気があった。

 

士郎「・・・」

 

足音は、遥か先へと響き、静けさを風が掻き消す、、

夜の闇を、月の仄明かりが補い、辛うじて少し先が見える、、

 

士郎「、、こんなに暗かったか、、?」

 

微妙に、違和感がある。

普通ならば、有る筈の何かが足りない、、

 

ガラン、、カランカラン

 

士郎「!、、、バケツが転がっただけか、、」

 

、、、何とも、不気味だ。

先程までは熱過ぎた身体も、危険を感じた今では、肝まで冷えて来ている。

、、やはり、今日はもう帰―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギィィィィィ、、、

 

 

―――気が付けば、目の前には、大きな門があった。

 

士郎「―――?」

 

、、待て、如何いう事だ?

俺はさっきまで、間違いなく商店街に居た、、、

、、だが、、、今居る此処は、恐らく山、、、まさか、柳洞寺か、、?

まさか、洗脳の様な物か、、?

、、いや、何であれ此処は危険だ。

もしも遠坂の言うように敵サーヴァントが居れば、俺は格好の的になってしまう。

 

 

、、、ガタン

 

 

そんな事を考えている内に、門は開ききった。

 

士郎「、、、何も無い、、か?」

 

しかし、、神社の開けた境内には、人の気配は無かった。

、、いや、深夜だから、それが当たり前だろう。

 

 

士郎「、、長居は無用だ。速く帰――「あら、もう帰ってしまわれるの?」

 

――それ(サーヴァント)は、不意(唐突)に、、、俺の前に、姿を現した。

 

「フフッ、、貴方なら、歓迎致しますのに、、残念だわ」

 

ローブを被った女の表情は伺えない。

、、が、その下では妖艶な笑みを浮かべているであろう事だけは、口調から想像出来た

 

士郎「、、アンタが、、此処を根城にしているサーヴァントか?」

「はい。、、既に、私の事まで知られているなんて、、驚きましたわ」

 

、、包み隠さず、サーヴァントである事を話すのか、、

ならば、これは好機だ。 彼女が人を襲う可能性があるかどうか、、

、、欲を言えば、「戦う気が無い」事が最良何だが、、流石にそう上手くは、、

 

 

 

「えぇ。私は、戦う気は御座いません」

 

予想外の返答だった。

 

士郎「?!な、、此方としては有難い話だが、、お前は本当に、それで良いのか?」

「はい、、、今の私には、マスターが居りません、、

今は、霊脈の魔力を利用して姿を保っているだけでも精一杯なのです。

、、勝ち目の無い戦いをするのは、私も本意では有りません。

貴方が休戦を要求するのであれば、喜んで呑みましょう」

 

 

 

士郎「・・・そうか、、なら、アンタを信じよう。

此処には、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

、、この際、少しの嘘は妥協しよう。

遠坂への土産話が出来ただけでも、十分だ。

 

「、、フフフ、、実に明晰ね。

それでいて、とても賢明な判断、、、

、、そして、、この上なく健気で―――」

 

彼女の顔が、優しく歪む。そして、、、

 

 

 

―――気に入ったわ―――

 

 

 

ビュォォォォ!

 

士郎「ッ・・・」ザザザ、、

 

 

ギィィィィ、、、バタン

 

 

突如、強風が吹き、門の外に締め出されてしまった。

門は、鉄の塊のように、押してもビクともしない。

 

 

士郎「、、、さて、帰るか」

 

もう此処には用はない。

、、後は、彼女達の行動次第だ

 

――――――

 

コツ、、コツ、、コツ、、

 

 

サーヴァント<キャスター>。

彼女には、マスターという物が存在しない。

 

()()()()()()()()

 

彼女のマスターは、この戦争が始まる前に、既に殺されていた。

他でもない、キャスター自身の手により。

そして、魔力が尽きかけ、倒れていた所を救ったのが、、

 

「、、良かったのか、キャスター?」

 

この、葛木宗一郎である。

だが、彼は魔術師ではなく、唯の元殺し屋であった。

 

キャスター「宗一郎様、、来てしまったのですか?」

宗一郎「あれは既に離れている。問題は無い」

 

故に、主従の関係では有るが、マスターとサーヴァントでは無い。

 

キャスター「、、、では、、先程の問いにですが、

()()に、情が湧いた、、と言うだけの事です。」

宗一郎「、、そうか」

キャスター「はい。

、、今襲えば、我々は勝利していたでしょう。

愚かな女、とお思いですか?」

宗一郎「いや。

、、お前がそうするのであれば、私はそれに従おう。

、、それに、、」

キャスター「?」

宗一郎「人を殺す為の道具であった我が身とは違う。

お前によれば、アレは人を救い、癒す為の道具なのだろう。

、、であれば、それを愛でようと思うは、人として当然だ」

キャスター「、、宗一郎様、、」

宗一郎「、、だが、そうなると問題がある。

お前の願いを叶えるには、アレを倒さねばならん。」

キャスター「、、いいえ、その必要は有りません。

、、何故なら、、、

 

 

私の願いは、、、既に、叶っていますから」

宗一郎「、、、そうか、、、」

キャスター「、、私の心残りは、貴方の願いの事だけです。

、、貴方にも、願いがあるのでしょう?」

宗一郎「、、何、今となっては些細な事だ」

キャスター「いいえ。些細であっても願いは願いです。

少しでも未練があるのなら、私はそちらを優先しますわ」

宗一郎「未練など、ある筈も無かろう。

、、私の望みは、お前の願いを叶える事なのだから」

キャスター「ッ、、!そ、宗一郎様ぁ~~♡♡」

 

 

 

 

 

その頃の士郎

 

 

 

「シロォォォ!!」「藤村君!!」







キャスターの くずきへのこうかんどが さらにあがった


しろうの せいばーたちからのけいかいどが すこしあがった
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