Fate stay night【Heaven’s blade】   作:ポケモンっぽい人

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4DAY イリヤと

俺は、何時も通りに土倉で日課の鍛錬をこなしていた。

そこを、凛のサーヴァントであるアーチャーに呼ばれ、居間へと戻った。

 

シロウ「、、呼んだか、遠坂」

凛「急に呼び出して悪かったわね。

、、取りあえず、アンタの願いについては今は置いておく事にしたから」

シロウ「そうか、、で、如何したんだ?」

凛「、、先ず、これを見て頂戴」ユビサシ

 

 

<冬木ゴールデンパーク、好評開園中!

 

 

シロウ「、、、真剣な顔で、唐突に遊園地のcmを見せてきて、如何したんだ?」

凛「えぇ?、、何でよこれ、ついさっきまで報道してたのに!」

 

<何でよぉぉ!!

 

、、、何がしたいんだ、遠坂は、、、

そんな、リモコンを携帯のように曲げて、、、

 

シロウ「、、いや待て遠坂、リモコンは180度には曲がらない!

テレビに八つ当たろうとするな!」

 

凛「ハァ、、ハァ、、」ゼェハァ

 

セイバー「、、、リン、、少し落ち着きなさい。シロウ、この朝刊に載っていますよ」

凛「え?、、、うそぉ!!」

 

セイバーから新聞を受け取った遠坂は、再び絶叫した後、赤面して震えだした。

 

凛「、、そ、そうよ!これを見なさい!藤村君!」バッ

シロウ「あ、あぁ、、、ッ!」

 

開かれたページには、、、一面を使って、とある事件について書かれていた。

それは、、

 

 

シロウ「、、、冬木市で、誘拐、失踪事件、、それも、三日間で100人越え、、だと」

凛「えぇ、、それと、目撃者の話も書いてあるでしょう?」

シロウ「、、!これは、、、!」

 

、、、目撃者の証言では、、

 

 

 

犯人は、茶寄りの赤髪で、身長は160cm前後、穂群原学園の制服を着ている人間だった。

、、いや待て、これは、、

 

シロウ「、、、まるで、オレと同じじゃないか」

凛「えぇ、、でも、少なくともアンタはそんな事はしてない。

そもそも、アンタの傍には基本、誰か居たんだし。

、、つまる所、これは―――」

セイバー「、、何者かが、シロウを陥れようとしている、、と?」

凛「えぇ。、、それも、とびっきりの性質(タチ)悪い奴がね。」

シロウ「・・・迷惑な事この上無いな。それに、、、この失踪した人間は、、」

 

、、、そう、未だに見つかっていないのだと言う。

 

凛「、、多分、襲われた人間は皆、消されているのよ。

とはいえ、こんなに手がかりを残す奴ならその内見つけられるでしょ」

シロウ「・・・」

セイバー「えぇ、、無関係な人間を巻き込むなど、断じて許せる行為では有りません。

ましてや、シロウと似た風貌でそれを行うなど、悪辣にも程がある。

、、必ず見つけ出し、成敗しましょう」

 

、、、本当に、そうだろうか。

その犯人を見つけ出して、問題は無いだろうか?

 

シロウ「、、あからさま過ぎないか?

被害者を、痕跡も無く消すという方法を取っておきながら、わざと見られる様な場所で人を攫う、、

、、そして、オレに似た風貌、、、

、、恐らく何だが、これは、、、」

凛「、、えぇ、釣りでしょうね。

本人が止めに行かなければ、誤解を解けない。

その、止めに来させる事、、つまり、アンタに会う事が目的じゃないか、って心配よね?」

シロウ「、、あぁ。

もしもそうだったら、危険じゃないか?」

凛「そうね、、、なら、私が調査して来るわ。

、、あ、それとセイバーも連れてくわよ?」

シロウ「?、、お前には、アーチャーが居るだろう?

それに、本人のオレが行った方が良いんじゃないのか?」

凛「ガールズトークって奴よ。

それに、今アンタが行っても誤解を生む結果にしかならないでしょ。

、、アンタはそうね、、、偶には、イリヤとでもゆっくりしてなさいな。

どうせ、今日中に事態が動く事なんて無いでしょうし」

シロウ「、、、分かった、、なら、この件は遠坂に任せる。」

 

イリヤと、か、、、そういえば、最近あまり話せてなかったな、、

 

凛「それじゃあ行きましょうか!セイバー」

セイバー「えぇ。必ずや、その狼藉者を見つけましょう!」

 

、、意気込んで家を出ようとするのは良いのだが、、まだ、朝の5時だぞ、、、

 

シロウ「、、、近所の迷惑にならないようにな、、」

 

願わくば、、二人の行動で、俺の疑いが根深くならない事を願う、、、

 

 

 

 

イリヤ「んぅ、、、おはよう、お兄ちゃん、、」

シロウ「あぁ、、おはよう、イリヤ」

イリヤ「、、あれ、、?リンとセイバーは?」

シロウ「二人なら、一緒に出かけたよ。今日は丁度休みだからな」

イリヤ「そうなんだ、、、じゃあ、此処に居るのは、、」

シロウ「オレとイリヤの、二人だけだな」

 

「「・・・」」しーん、、、

 

、、何故か、気まずい、、、

 

イリヤ「、、じゃ、じゃあ、、、今日は、私と、、」

シロウ「あぁ、朝食にしたら、一緒に外に行こうか」

イリヤ「っ!、、うんっ!」

 

イリヤを外に誘うと、心底嬉しそうに、儚く微笑んだ。

、、、そんなに、外で遊びたかったんだな、、、なら―――

 

 

 

 

 

イリヤ「、、、ねぇお兄ちゃん、今日は何処に行くの?

商店街は、通り過ぎちゃったけど、、、」

シロウ「それは、着くまで秘密だ。

、、その方が、もっと楽しめるらしいからな」

イリヤ「じゃあ、、楽しみにしてるね、お兄ちゃん!」

シロウ「あぁ。今日は存分に楽しんで貰うからな」

 

 

近くのバス停から、バスで新都に渡り、駅から十数分歩いた場所に、それは在る。

そう、、オレ達が向かった場所は、、

 

 

―――――――

 

 

~遊園地~

 

ゴオオォォォ!<ワー!キャー!

 

、、外からでも聞こえる、人の声と、駆動音。

まだ朝の8時だと言うのに、

 

 

 

イリヤ「、、お兄ちゃん、此処って、、!」

シロウ「最近出来たっていう遊園地だ。

、、こういうのは、嫌いか?」

イリヤ「ううん!、、何時か、行って見たいと思ってたの!」

シロウ「、、そうか、、なら、良かった

 

それからオレとイリヤは、遊園地を遊びつくした、、

 

―――――――

 

、、、数時間後、、

 

 

~コーヒーカップ~

 

シロウ「・・・・・・」グデ~

イリヤ「、、だ、大丈夫、、?お兄ちゃん?」

 

、、、迂闊だった、、まさか、、、遊園地が、こんな所だったとは、、、

 

―――

――

 

 

『ねぇねぇお兄ちゃん!私、このじぇっとこーすた-っていうのに乗りたい!』

『よし、なら最初はこれに乗るか』

 

天地蹂躙す円環の車輪(ゴールデン・コースター)

 

~~~

 

『、、、ぐ、、平衡感覚が、、!

オレが今立って居るのは、地上なのか、、?』

 

、、浮遊感が、未だに体に纏わりついている、、、

、、というか、途中から線路も動いてなかったか、、?!

 

 

『じゃあ、次は、、アレ!』

『アレ、、?』

 

金星射ぬく宙の座(スペース・ギル)

 

、、イリヤが指差したアトラクションは、、

円形に並んだ座席が、中央の柱に繋がっていて、、

職員の合図と同時に、急上昇するという、、アレだ

 

、、つまり、、

 

 

『、、、また、このタイプなのか、、?』

 

 

 

<お兄ちゃん!速く~!

 

『・・・分かった、、』

 

呟きは届かず、希望も無く、選択肢はとうの昔に絶たれていた、、、

、、オレには、乗るという選択しかなかったのだ。

 

~~~

 

結局、同じ流れを後二度ほど繰り返し、、

オレが満身創痍になり、イリヤとコーヒーカップでダメージを直しているのだった。

 

 

シロウ「・・・・・・・」

 

、、空を跳ぶのは、、これが初めてだったが、、

まさか、これほどに体に負担がかかる物だったとは、、

後一回同じ事をしていたら、、うっかり中身がポロリと出てしまったかも知れない。

 

シロウ(、、、暫くこんな体験は遠慮したいな、、

何故か、胴着を着た藤ねぇと、体操着を着たイリヤが見えた気がするし、、、)

イリヤ「はぁ~♪楽しかったね、お兄ちゃん!」

シロウ「・・・あぁ、、イリヤが楽しかったなら、良かった、、、」

 

、、、イリヤは、強いな、、、

 

―――――

 

イリヤ「、、、、ねぇ、お兄ちゃん」

シロウ「?、、どうした、イリヤ」

イリヤ「、、お兄ちゃんは、如何して私のお願いを聞いてくれるの?」

シロウ「・・・」

 

、、、イリヤの、お願い、、か、、

それはきっと、『戦わない』という事なのだろう。

確かに、今まであれば、

、、しかし、、、聖杯を勝ち取る為には、戦わなければいけない。

 

、、だが、、、此処までそうして来たのは、恐らく――

 

 

シロウ「、、、イリヤの前で戦うのが、嫌だから、、だな」

イリヤ「え、、?」

 

、、そうだ。オレは、イリヤが戦う事と同じ位、イリヤが戦いを見る事を、嫌っている。

こんなにも幼い人が、戦いに身を投じる事が、、オレには、許せない。

だからこそ、オレはイリヤを傷つけない、

これは、オレの為すべき事以前の有り方だ

 

イリヤ「、、そうなんだ、、、うん、やっぱり、お兄ちゃんは、、、優しいね」

シロウ「、、優しい訳が有るか。、、オレは、、、」

 

 

、、たった一人さえ、守れ(救え)なかったのだから、、

 

 

イリヤ「ううん、、お兄ちゃんは、優しいよ。

、、だからかな、、、」

 

うん、と軽く息を整え、イリヤは―――

 

 

イリヤ「、、シロウのお願いなら、、叶えても良いかな、、って」

シロウ「、、、それは、どういう、、」

 

イリヤ「、、?この感じ、、、もしかして!」

 

唐突に、イリヤが血相を変えて立ち上がる。

、、、それとほぼ同時に、自分にも悪寒が走った。

 

「む、、貴様等、何故此処に居る?」

 

シロウ「、、何?」

 

、、、今、不吉な声が、、というか、何故あの男が此処に、、?

 

そう思いながら、ゆっくりと振り返ると、、、

 

ギルガメッシュ「戦いの最中というのに、遊興に耽る余裕があるとはな」

 

、、、黄金の王が、、そこに、立っていた。

しかも、以前とは違う服装の。

、、具体的に言うと、最初に通るルートのアレ。

、、と言うか何故、コイツがこんな所に、、?

 

ギルガメッシュ「、、良い。して貴様等、我のテーマパークは如何だ?無論楽しかろうがな!」

シロウ「いや、楽しんでいるか、、って、そんな経営者のような事を、、」

ギルガメッシュ「不敬な。『のような』ではなく我が園長なのだ」

 

、、、、は?サーヴァントが、、遊園地を、、?

 

ギルガメッシュ「・・・何を惚けたような顔をしている?

ほれ、パンフレットを良く見てみろ。」

 

パンフレットには、、

、、隅の方に、大きく『園長 ギルガメッシュ』と乗っていた。

 

シロウ「(、、、コイツ、ギルガメッシュと言うのか、、)そうだったのか、、、」

ギルガメッシュ「貴様、まさかパンフレットも持たずに来園したのか?」

シロウ「TVの広告を見たんだよ、、だけど、アンタが園長何て、紹介されなかったぞ」

ギルガメッシュ「そんな筈はあるまい。

、、、いや、よもや貴様、cmを途中までしか見ていなかった、とかではあるまいな?」

シロウ「・・・・・・・・」

 

、、確かに、途中で遠坂が騒いだ事も有り、最後まで見た訳ではなかったが、、

 

ギルガメッシュ「、、、図星、か、、、この愚か者めが!

この様な場所には、情報を仕入れてから来るのが常識であろう!」

シロウ「ぐ・・・だが、アンタが常識を語るのはおかしい気がする。」

 

確かに自分は情報不足ではあったが、、それでも、この男がそれを言うのは違う気がした。

 

ギルガメッシュ「、、して、先程から静かになっているそこな人形」

イリヤ「ッ、、、」フルフル、、

 

唐突にギルガメッシュに声を掛けられ、怯えるイリヤ。

、、その体は、蛇に睨まれた様に震えていた。

 

 

ギルガメッシュ「、、ほう、我に怯えるか?

、、かといって、バーサーカーを呼ぶでもなし、、か」

 

そう言って、ギルガメッシュはイリヤを見つめた

 

ギルガメッシュ「、、成る程な、、只の人形かと思えば、、どうして、中々に愛いではないか。

、、フ、安心せよ、元より此処では戦わぬわ。

此処は、この我が作りし世界最高のテーマパーク故な、

貴様等幼子は、疲れ果てるまで遊ぶが宿命よ!」

イリヤ「え、、?」

シロウ「・・・正直、オレは疲れ果ててるんだが、、」

ギルガメッシュ「まだそこな小娘が居るではないか、

今ならばスペースギルもゴールデンコースターも乗れるであろう、行け。

このチケットを使えば、両方最前席に座れるぞ。」ピラッ

 

・・・・・・また、アレに乗るのか・・?

 

シロウ「、、、イリヤ、、?」

 

、、頼む、イリヤ、、!

 

イリヤ「、、、良いの、、?」

ギルガメッシュ「当然よ」

 

、、あぁ、、これで、延長確定か、、、

、、おそらく、分かっていてやっているんだろう、この男は。

 

、、そして、イリヤは嬉々とした様子でアトラクションへと向かって行った。

 

イリヤ「お兄ちゃーん!」

シロウ「、、あぁ、、今行く」

 

軽快に走り行くイリヤを、オレは重い足取りで追おうとする、、

 

ギルガメッシュ「、、今の内に、存分に楽しんでおけよ。」

 

、、、それは―――

 

シロウ「・・・」

イリヤ「、、?お兄ちゃん、、怖い顔、してるよ、、?」

シロウ「!、、悪い、イリヤ。

、、そうだな、、少し、考え事をしていた。」

イリヤ「さっき、あの金色のサーヴァントと話していた事?」

シロウ「ん、、、そうだ」

 

interlude

―――――――――――――――

 

interlude ~ギル君~

 

、、そうだ、一つ、聞き忘れた事があった。

 

イリヤを追いかける足を止めて、もう一度ギルガメッシュと向かい合う

 

シロウ「、、マスコット枠に、ギル君というのがあったが、、アレは一体?」

ギルガメッシュ「何だ貴様、そういう所だけは目敏いのだな?」

シロウ「・・・で、結局何なんだ、ギル君とは」

ギルガメッシュ「、、、まあ良い。

丁度人通りも少ない事だ、記念に見せてやろう」

 

そう言うと、ギルガメッシュは懐からおもむろに瓶を取り出し、、

、、その中身を、飲みだした。

・・・すると、、

 

ボフン!と音を立て、ギルガメッシュが、、

 

 

子ギル「、、、おや?お兄さんは、、」

 

、、見た目が小学生レベルに、小さくなっていた、、、

 

シロウ(、、、若返った自分をマスコットにする、、か、、、、)

子ギル「、、あぁ、そういう事ですか。貴方が、、」

 

、、、子供になったギルガメッシュが、好奇の目でこちらを見てくる。

、、何時もの品定めをする目では無いのが、奇妙だ、、、ついでに若干気味が悪い。

 

シロウ「、、、君は、、もしかして、アイツ本人ではないのか」

子ギル「ん~、、まぁ、当たらずとも遠からず、ですね。

少なくとも、何故か霊基は同じですから」

シロウ「、、、つまり、君は本当にあのギルガメッシュと、、?」

子ギル「はい、同一人物ですよ。

、、というか、知り合ってまだ数日の貴方にまでそんな事を言われるとは、、

、、、本当に、大人の僕は、、、」ハァ、、

 

、、ヤレヤレでもあり、ガッカリでもあり、複雑なソレを含んだ溜息に、少し同情する。

、、いや本当に、この子供が如何してあぁなった。

 

子ギル「、、第一、遊園地何て今更過ぎるんですよね、、考えが子供っぽいというか、、、

僕だったら、もっとマシな、、例えば、大きなプールでも造ったのに」

シロウ(、、あぁ、少し納得が行った気がする。)

 

 

<あー!ギル君だ!

 

子ギル「おっと、人が来てしまったみたいですね、

さ、速く彼女の所に行ってあげて下さい。此処は、少し騒がしくなるでしょうから」

シロウ「あ、あぁ、、、」タッタッタッ

 

 

 

 

子ギル「、、さて、、彼等は、どんな結末に至るかな?」

 

interlude out

 

――――――――――

 

シロウ(、、あの男は、分からない事ばかりだな、、)

イリヤ「、、ねぇ、お兄ちゃん、、?」

シロウ「?なんだ?」

イリヤ「、、、何で、怖がらないの、、?

危険なサーヴァントだって分かったのに、、どうして?」

シロウ「あぁ、、それは―――」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

イリヤ「、、え?」

シロウ「元々、まともな人間じゃないと思っていた。

それが今更サーヴァントだったと分かっても、()()()()()位にしか思わないさ。

、、、とはいえ、オレも流石に英雄王だとは思わなかったけどな。」

イリヤ「・・・」

シロウ「、、さ、そんな事より、またアレに乗るんだろう?」

イリヤ「あ、、うん」

シロウ「なら、急がないと。時間には限りがあるからな」スタスタ

イリヤ「、、うん、そうだね」

 

 

イリヤ(、、、『殺される』とは、思わないんだね、、、)

 

、、あのサーヴァントだって、私たちの敵なのに、、

、、私たちなんて、一瞬で殺せる位の力が有る筈なのに、、、

お兄ちゃんは、それを当たり前と理解していた。

、、その上で、戦わないと、、そう思って、疑わなかったんだ

 

イリヤ(、、、きっと、お兄ちゃんも、、何かが壊れてしまっているのね。

、、私は、、やっぱり、怖かった、、殺されるって、動けなかった、、)フルフル

 

、、今でもまだ少し、手が震えてる、、

死を確信してしまったから、、何時も以上に震えが酷かった、、

 

、、あの時の、あの眼―――

 

イリヤ(、、ぁ、、思い出したら、また、、)ドクン

 

足元がふら付く、、、動悸が、震えが、呼吸が、熱が、、、私の全てが、死に怯えてる

 

イリヤ(いや、、お兄ちゃん、待って、、、)

 

声には出さない。、、でも、、また、独りぼっちになるのだけは・・・

 

 

――――大丈夫か、イリヤ

 

 

、、そんな、倒れそうな体を、優しく抱きとめてくれた。

 

イリヤ「、、お兄、ちゃん、、?」

シロウ「、、やはり、無理してたんだな」

イリヤ「あ、、」

 

シロウが、私をおんぶしてくれた。

 

シロウ「、、もう帰るぞ、そんな状態じゃ、楽しむに楽しめないだろ」

イリヤ「、、うん、、有難う、お兄ちゃん」

 

―――――――――――――

 

~冬木大橋~

 

、、、結局、家までは歩いて帰る事にした。

そのせいか、橋に差し掛かる頃には、すっかり日も暮れてしまった。

 

 

 

 

シロウ「・・・」

イリヤ「・・・ねぇ、お兄ちゃん」

シロウ「何だ?」

イリヤ「、、ううん。ごめんね、何でもない」

シロウ「そうか、、、

、、なら、オレから言いたい事があるんだが、良いか?」

イリヤ「、、うん」

 

イリヤは、頷いた。、、なら、オレが言うべき事は、これだけだ

 

シロウ「、、、怖いのなら、怖いと言えば良い。」

イリヤ「え、、」

シロウ「死にたくないなら、オレがイリヤの楯となろう。

、、、お前はもっと、誰かを頼って良いんだ」

 

イリヤが、今までどんな生き方をして来たのかは知らない。

、、、だが、あの時のイリヤは、、見ていられない程に弱々しかった。

今にも泣き出しそうな瞳に、震えた身体、、

どこからどうみても、普通の子供のようだった。

、、、だが、そうなっても、オレを引き止める事はしなかった。

それは、プライドからの行為ではない。

、、恐らく、、誰を頼る事も出来ず、今まで独りで生きてきたのだ。

故に彼女は、咄嗟に人を頼る事が出来無い。

、、だからこそ、オレは―――

 

 

―――そんな彼女を守る為に(か弱き人を救う為に)居るのだから(在るのだから)―――

 

 

 

 

 

 

 

イリヤ「、、、お兄ちゃん、、、」

シロウ「、、今日は、楽しかったか?」

イリヤ「、、うん!」

 

、、、なら、後は家に帰って、ゆっくり休むだけだな

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・話は、終わりですか?、、では、聖杯は頂いていきます」スゥ、、、

 

シロウ 「―――!」

 

―――冷たい、零度の如く冷え切った声が、耳元で響いた瞬間―――

 

 

ヒュヒュヒュヒュヒュヒュン!

 

「ッ!」ダッ!

 

 

 

 

、、、空から、剣の雨が降り注いだ

 

「、、危ない所だったな、藤村士郎」

 

シロウ「、、!お前、アーチャー!」

アーチャー「、、、貴様、何故徒歩で帰っている?

バスに乗れば、遅くとも今には家に着いていた頃だろう」

シロウ「、、、それは、、、」

 

つい先程助けられた相手に、今度は説教を受けている。

、、、いや、言っている事は理解出来るが、今言う事でも無い気がする。

 

アーチャー「、、まぁ良い。それよりも今は―――」

 

 

 

「、、、アーチャー、、ですか、、」

アーチャー「、、そういうお前は、如何やらライダーの様だな。

、、この襲撃は、マスターの意向か?」

ライダー?「、、それを、貴方に言う義理は有りませんね、、、」

アーチャー「フッ、、まぁ、君のマスターも、少しは頭が回る、と言った所か。

マスターが二人になった所を狙う、、確かに、理に適っているが、、

こちらのマスターも、その程度はお見通しという訳だ」

ライダー?「えぇ、、その様です。

、、、ですが、それは()()()()()()()

アーチャー「何、、?」

 

、、そう、、アーチャーは、『橋の上』を監視していた

そして、二人に近付くのは、ライダーのみだと目視で確認したのだ

、、、しかし―――黒衣の暗殺者は、思いもよらぬ場所に潜んでいたのである

 

 

「、、、そう、懐に潜り込まれた時点で、貴様の負けだ、アーチャー」

 

アーチャー(ッ!アサシン、、!不味い、近寄られ過ぎたか、、!)ダッ!

 

「宝具――――

 

 

 

 ――――妄想心音(ザバーニーヤ)』!」グワッ!

 

 

 

アーチャー「この腕は、、、!まさか、悪霊憑き、、!」

アサシン「もう遅い」ヒュッ!

 

アサシンの宝具が、アーチャーの身体、、心臓を掴もうと迫る瞬間―――

 

シロウ「ハァッ!」ヒュッ

アサシン「ヌゥッ!」グォッ

 

ピッ キィンッ!

 

背後からの一太刀を浴びせる、が、、、アサシンは、咄嗟に腕を背後へと振り、剣の一撃を受け流した

 

 

アサシン「、、暗殺者が不意を突かれる訳にはいかないのでな。

、、、アーチャーは仕留め損なった、、が、、、」スッ

 

、、、アサシンの右手には、、活きた心臓が、握られていた。

規則正しく動くそれは、、まるで、本物に見える。

、、いや、あれは、、、擬似的な、オレの心臓なのか、、?

 

アサシン「、、セイバ-のマスターよ、お前には()()()()。」

ライダー?「待ちなさい、貴方の役割は、あくまでアーチャーの暗殺。

、、、セイバーのマスターに関しては、特に言われていなかった筈では?」

アサシン「、、、しかし、あのセイバーは我々にとって脅威。

此処で脱落させられるのであれば、それに越した事は無い筈だ。

故に、これは私の独断という事で構うまい。」

 

アーチャー(、、成る程な、、相手に直接触れる事で発動する宝具か。

あの心臓は、恐らくあの男(藤村士郎)の心臓とリンクしているのだろう。

、、アサシンがアレを握り潰せば、リンクした実物も同時に潰れる、、

即死でなくとも、人間であれば確実に死ぬ、、

触れねばならないというリスクも、あの腕の長さで十分にカバーが出来ている。

、、、何とも厄介なサーヴァントだな)

 

シロウ「、、、」

アーチャー「、、落ち着いている場合か?

アレを握り潰されれば、貴様も死ぬかもしれんのだぞ」

シロウ「、、―――なら、、、」ボソッ

アーチャー「何、、?」

 

 

 

アサシン「、、では、死ね」グジッ

 

ブシュゥゥゥゥゥッ

 

 

 

 

 




少し前の事ですが、カーマちゃんのガチャを30連回しました。
最初の20連はグロ画像で、最後の一回は、、

金カードで (ノ*゚▽゚)ノとなり、

セイバーのクラスカードだったので(´・ω・`)カーマジャナイカ、、となり、、


ディオスクロイが出て ( ゚д゚)



あ、皆さんはキャストリア出ましたか?自分は取りあえずスキルマにしました。
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