Fate stay night【Heaven’s blade】   作:ポケモンっぽい人

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4DAY night 橋の死闘

シロウ「がッ、、、ゴフッ」ビシャビシャッ

 

体内の血液が、全て排出されるような感覚、、、

、、生命のポンプが、力任せに潰されたような感触、、、、

息が止まるのと同時に、全てが搾り出されるような、、不快感

 

 

シロウ「ゲホッゲホッ、、、、」ビチャベチャ

 

 

その全てを吐き出し、()()()()()

 

シロウ「、、ふ、ぅ――」

 

、、口内には、今だ血が溜まったままだが、、気にしている暇など無い。

再び剣を構える。戦闘は、今も続いているのだから。

 

 

、、、い、、、

 

 

 

アサシン「何だと、、?!確かに心臓を握り潰した筈、、!」

シロウ「あぁ、確かに潰れたよ。、、、()()()()()()()。」

 

だが、心臓を即時修復すれば問題は無い

壊れた部位は自己修理し、欠けた肉体は補強すれば良い。

、、、そうだ、これが()()()|()使()()()()()()()》だ。

、、けれど、、何故それを、今まで忘れていたんだ?

そんな()()()()()()を、、、

 

、、、たい、、、

 

 

、、、微かに、誰かの声が、体の内側に響いて、消えていった

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

アーチャー「・・・」

 

、、、何故、この男は生きている?

心臓を潰される直前、、この男は、確かに『心臓が潰れるくらいなら』と言った

そして、直後確実に心臓を潰された、、、筈だ。

 

、、あの鞘でも、心臓を潰されれば、、いや、セイバーが居れば、もしや有り得るかも知れんが、、

それも、今は別行動中だ。

、、薄々、感じてはいたが、、、

 

 

藤村士郎(アレ)は、何者()だ、、、?

 

 

 

interlude

―――――――――――

 

 

 

 

~□□邸~

 

 

凛「、、、流石に、帰って来るのが遅すぎるわね」

セイバー「凛、やはり私達も行くべきです!

その為に、私とアーチャーを別々の配置にしたのでしょう!」

凛「えぇ、その通りよ。

、、魔力供給の効率は落ちるけれど、貴方達を入れ替える事で、確実にお互いの居場所が分かる、、

、、士郎には、楽しむ邪魔をしたくなかったから言わなかったけれど、、」

セイバー「でしたら!」

凛「、、でもね、、セイバー、これはアーチャーが言い出した事なの」

セイバー「アーチャーが、、?」

凛「えぇ。、、「今日一日、彼等の行動を監視させて貰う。

君はセイバーでも連れて行くと良い。

、、、それと、帰るのが遅くなっても、私達を追いかけて来ないで欲しい。

、、何故かは言えないが、、私の疑問を、解消したいんだ。

無論、彼等を傷付ける事はせん。、、これは、令呪にではなく君に誓おう」、、だってさ。

だから、私はアイツを信じてみる。」

セイバー「・・・・・・分かりました。後二十分だけ待ちましょう」

 

 

 

interlude out

 

 

―――――――――――

 

 

アーチャー「ハッ!セアッ!」ヒュッヒュン

ライダー?「・・・」キンキンッ

 

シロウ「オオッ!」ブンッ

アサシン「チィッ!」シュタッ

 

 

戦況は、こちらが優位だ。

アサシンをオレが相手取り、アーチャーはライダーと戦っている。

互いの距離を保ち、アサシンの宝具を警戒し、隙あらば互いの援護を。

そしてオレは、接敵した時点で距離を取らせたイリヤの方に気を配る。

、、幸い、オレの心臓が潰される所は見られていなかった様だ

 

ライダー?「、、面倒ですね、、此処で殺してしまいたくなります、、、」

アーチャー「私はともかく、あの男を殺せるかな?

見た限りでは、お前やアサシン程度の非力では、ゆめ出来なさそうだが」

シロウ「、、アーチャー、ライダーの眼には気をつけろ」

アーチャー「言われずとも警戒している。恐らく魔眼の類だろう。

、、あれだけ厳重に封印しているのだ、嫌でも注意が向くという物。」

 

、、そう、ライダーは、バイザーを着用している。

故に、ライダーの宝具は目なのではないかと推察したが、、やはり、アーチャーも同じ推察に至っていた様だ。

だが、今のオレの相手はアサシンだ。

今も、飛んでくるナイフを弾きながら考えている

 

アサシン「ク、、、此処は一旦、退却すべきではないか、、!」

ライダー?「、、、仕方有りませんが、そうなりますね、、、では」スッ

シロウ「、、!下がれ、アーチャー!宝具だ!」

アーチャー「!ちぃッ!」

 

退却しようとするアーチャーを、アサシンがナイフで足止めする。

、、そして、ライダーが―――

 

 

ライダー?「―――!」キィ――ンッ!

 

アーチャー「ク―――!」

シロウ「ッ、、!」

 

ライダーの妖しく光る瞳が、アーチャーとオレを射抜く。

 

 

ライダー?「、、では、また何れに」スゥゥ、、、

アサシン「、、、暗殺を失したとあれば、山の翁の名折れ、、

、、次は必ず、貴様らの命を頂こう、、」スゥゥ、、

 

シロウ「ッ、、!待て、まだ―――」

アーチャー「、、、これ以上の戦闘は、止めておけ」

シロウ「何、、?」

 

オレを静止するアーチャーの声に振り向くと、、

 

アーチャー「というより、これ以上戦闘するのであれば、私の援護は期待するな」

シロウ「お前、、その身体、、」

 

、、アーチャーの身体の一部が、()()()()()()()()()

 

アーチャー「、、、石化の魔眼だ、、、」

咄嗟に目は閉じたが、一瞬だけ合ってしまったらしい、

、、そして、一瞬でこの石化度合いからして、、アレはおそらく、神代の怪物だろう、、」

シロウ「、、、神代、、石化の魔眼、、そうか、アイツはメドゥーサか、、!」

 

その瞳を見た者は、石になるという、ゴルゴン三姉妹の一人、末っ子のメドゥーサ。

、、、成る程、、それならば、アーチャーの石化具合も理解出来る

 

 

 

アーチャー「、、考えるのも良いが、先ずは此処を離れるぞ、長居は無用だ。」

シロウ「!あぁ、、イリヤ!もう戻ってきて良いぞ!」

 

 

・・・

 

 

シロウ「、、、イリヤ、、、?」

 

 

 

 

 

ドゴオォォォン

 

    パァン!

           パァン! 

     パァン!        パァン!

 パァァァン!

 

 

 

シロウ「ッ、、、!(この爆発音は、、!?)何だ!?」

 

ヒュルヒュルヒュル、、、ザクッ

 

シロウ「剣、、、?、、!イリヤ!」タタタッ

アーチャー「!待て貴様!迂闊に動くな!」

 

 

アーチャーの静止を振り切り、橋の中央を駆ける。

、、イリヤに危機が迫っているかも知れないのだ、直ぐに向かわないと―――

 

 

 

アーチャー「チィッ、、、『聞こえるか、凛!』」

 

『アーチャー!アンタ等今何処に、、

、、ううん。アンタ、自分から『念話するな』って言ったわよね?

もしかして、何かあったの?』

 

アーチャー「、、、あぁ、面倒な事になった、、、、

 

 

 

 

 

 

――――イリヤスフィールが、攫われた」

 

『ッ―――!』

 

 

―――――――――――

 

 

ドドドドドドドドドドッ!

 

 

シロウ「ッ、、!イリヤ、、!」

 

 

橋の中央に差し掛かった所で、戦いの残痕を見た。

何者かの血液と、辺りに大量に刺さっている剣、、

おそらく、この血液はバーサーカーのものだろう。

、、これだけで、どれほどの戦闘だったかは容易に想像が出来る。

そして、相手がどれだけ強力なのかも。

 

 

ゴオオオオオオアアアアアアアッ!

 

 

 

シロウ「ッ、、!これは、、バーサーカーの声!」ダッ

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「ハァッ ハァッ ハァッ、、、」

 

 

キィンッ! キィンッ!

 

 

「ヌゥゥッ!!」ドスドスドス

「ッ、、!バーサーカー!」

「私の事などよりも、御自身を心配されよ!

足を止めれば、圧し潰されるぞ!」

「っ、、うん、、!」

 

 

、、その男は、幼き魔術師と最凶のサーヴァントを相手取り、それを一方的に蹂躙していた

 

 

「、、そうだ、精々最期まで我を楽しませろよ。

、、、もはや、貴様等にはそれしか残されていないのだからな」

「、、イレギュラーなる英雄よ、、何故戦いを急く?

今彼女を手にしたとて、聖杯は現れぬぞ!」

「、、さて、な、、、だが、少なくとも〝孔゛は開かれるであろうよ。

、、その先は、如何いう訳か我にも見えんがな」

(、、、先、、だと?)

 

男の不可解な言動に、聡明な狂戦士は一瞬躊躇する

 

「まぁよい。今は貴様を屠るが先だ。

、、、後3度の命、残ると思うなよ?」ジャララ、、、

 

男が、黄金に光る空間から取り出したのは、一本の鎖。

、、だがその鎖は、此処に到るまでに、自らを3度殺す要因となった物だった。

 

(、、あの鎖。、、神性の強さに比例して、強度を増していく物の様だ、、

もう一度捕らわれれば、次こそ残りの命の全てを刈り取られるのは間違い無い、、

、、、認めざるを得んな、、完全な狂化であっても、奴の相手は務まらぬだろう。

逆に狂化が薄い事は好機と見るべきか、、この様な判断を下せるのだからな)

 

 

 

「、、、イリヤ、、私に令呪を。

『貴女を守りながら、全力で逃げろ』と、命じて欲しい。」

「!、、、うん」

 

主は、浅く頷いた。

ならば、後はその命令を待つのみ

 

 

ギルガメッシュ「どうしたバーサーカー?貴様とて、大英雄と呼ばれた男であろうに。

あろう事か、尻尾を巻いておめおめと逃げると?

、、フッ、この我の前では、それも仕方有るまいが、、、戦士としては二流の考えよなぁ!

この場で潔く散った方が、貴様にとっても栄誉であろうが?」

「・・・それが如何した。

今の私は戦士であり、同時に騎士だ。

唯一()である貴殿には、理解出来まい」

「、、、あくまでその小娘を守ると。

、、ならば仕方あるまい。、、、仕方あるまいが、、、」

 

、、そこで、一度言葉を区切り、何かを惜しむような顔をして、、男は言った。

 

「、、代わりに、()()()を連れて行かねばなるまいか」

 

「、、、!」

 

それだけで、、、誰の事か、分かってしまった。

 

「、、シロウ、、、?」

「そうだ。、、聖杯が手に入らぬなら代わりにアレでも構わん。

もっとも我の見立てでは、アレでは聖杯の中身(中の物)まで換えてしまうだろうが、、、

まぁ、些事と割り切る他無かろう。」

 

 

「――あ――」

 

―――息が、詰まった

この人が何を言っているのかも、分からなかった

 

 

、、でも、、一つだけ。

 

私が今逃げたら、、、そしたら、次はシロウが狙われるという事だけは、理解できた。

 

、、、でも、、それは、どうして、、?

 

 

「・・・な、、んで、、?」

「何故、自分以外が聖杯の器になれるのか、という事であれば、簡単な事よ。

、、そう、あれはな―――む、話しすぎたか?」

 

、、肝心な所を言う前に、誰か、、いや、ギルガメッシュ(アイツ)のマスターが、止めたんだ。

 

「これ以上の問答をしている時間は無いらしい。

、、、ではな、狂戦士。主と共に消えるが良い!」ジャララララッ!

 

イリヤ「ッ、、!お願い、バーサーカー!」

 

「逃げて」と願えば、まだ逃げられた筈なのに、、、私は、、、、

 

イリヤ「、、、『アイツを、倒して』、、、!」キィンッ!

 

、、、中途半端な私は、、最悪の選択を、してしまった、、、

 

 

 

「!、、、、ゴオオオアアアアアアアアアッ!」

 

ゴィィン! ギィン! ガンッ! ドスッギュルルルル、、、――――

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

シロウ「・・・・・・・・・」

 

 

、、オレが辿り着いた時には、、全てが、終わっていた。

、、あぁ、、道中で、とうに分かっていた筈だ。

途中から、音が聞こえなくなった時点で、、

 

 

 

 

バーサーカー「・・・・・・」

 

 

、、鉄柱に磔にされたバーサーカーが、、そこには残っていた

それは、つまり・・・

 

シロウ「、、イリヤは、攫われたんだな」

 

   「・・・・」

 

バーサーカーは、何も言わない。、、否、既に事切れているのかもしれない

 

シロウ「、、誰にやられた。そして、それは何処に行った?」

 

だが、消滅していないという事は、、まだ可能性はある。

 

 

   「、、、、、、」

シロウ「!」

 

   「、、リュウ、、ドウ、ジ―――」シュゥゥゥゥ、、、

 

そうカタコトで言い残し、バーサーカーの体は消滅した。

、、、恐らく、狂化していたのだろう、、それでも、最後の瞬間、(イリヤ)の為に狂化に抗ったのだ

 

シロウ「、、バーサー、、」

 

 

 

その時、ふと、、、

 

 

  ―――いたい―――

 

 

、、、声が、聞こえた

 

いたい、いたい

 いたい  いたい   いたい

イタイ イタイ  イタイ  イタイ   いたい うごけない

 

  ―――くるしい――― 

 

 

苦しそうで、今にも消えてしまいそうな声が

 

いたい  どろが きもちわるい いたい いたい

いたいイタイ  むねが いたい つらい  しにたくない   

 

 

 

 

  ―――しねない――― 

 

 

――――

―――

――

 

 

?「――――がぁ、、ッ!」

?(、、、今の、、は、、)

 

 

直した筈の心臓が、再び疼くような、そんな感覚と共に―――

―――脳内にフラッシュバックしたのは、、覚えの無い(場所)だった

 

 

 

 

誰もが助けを請い、死に絶えた(唯の一度の救いも無く)

炎は全てを焼き焦がし、地に溢れた(唯の一度も栄えは無く)

|淀んだ空は、血に塗れた大地を洗い流す為、雨を降らせる《唯の一度も偽善は無く》

 

そして、、、唯独り残った子供さえも、殺した(唯の独りも赦されず)

 

 

、、そして、()()()()()()()()()()誰か(自分)

 

 

、、、

 

 

・・・・なら、()()は一体、誰なんだ、、、?

人間なのか、、?それとも、、?

 

 

 

、、いや、それ自体が(考える事)がおかしいのだ

 

ヒトは、自らがヒトである事を疑い、悩む事はしないのだから

それを疑う自分は、ヒトであれ何であれ、きっと欠陥品なのだろう

 

            《まるで泡沫の様に、少しずつ感情が消えていくような錯覚が起きた》

 

、、もう一度、その惨状に目を向けた。

血に塗れ、乾ききったそれは、()()が過去に目にした事があるような、、そんな気がした

 

 

『、、、何故、死ななければいけなかったのだろう』

 

誰が返すも無い問いを呟く―――

 

 

 

        ――――貴方が殺したのに――――

 

 、、、!?

 

『、、、』

 

 

幼さを感じる女性の声が、死体の山から聞こえてきた

 

 

        ――――無慈悲に、無責任に全てを殺させた貴方が、それを言いますか――――

 

それは―――

 

 

『そうしなければ、守れなかった。

弱き者を守る為には、強き者を殺す他無かったからだ。』

 

 

 

 

 

        ――――それなら――――

 

 

・・・女性が、死体の山から何かを腕に抱え、目前に迫り―――

 

 

 

 ――――何故、彼をも殺したのですか――――

 

 

 、、、、それは

 

 

『―――その、子供は――』

 

 

 

 

それは、それは、、、ソレ、ハ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チガウ

 

 

『、、殺す理由はあった』

 

 殺す理由が無かった

 

お前(―――)を殺せる程の才があった。

その子供が大きくなれば、お前よりも強くなる。そして今度は、その子供が人を殺す』

 

 その子供がそうなる確証は無かった、殺す必要なんて、、そんなものは、、、

、、何より、彼女は賢きヒトだった、、

 

『弱きヒトの為に、強過ぎる者や力を持ち過ぎた者達は排除する。』

 

、、、それでも、それが()()の結論だった

否定しようと咎められようと、『ヒトの為にある物』として、変わり様が無い答え、、、の筈だった

、、、今は・・・

 

『・・・』

 

、、あぁ、思考が定まらない、、、きっと何時もなら、口に出した事(それ)が全てだったのだろうに、、、

、、一体何時から自分は、破綻してしまったのか、、、

 

 

 

 ――――そう、ですか―――

 

、、残念がるような、、少し、安心したような、、そんな声で、彼女は続けた

 

 

 ――――貴方は、迷っているのですね――――

 

 

、、、俺の心を見透かし、先を見据えているような、、そんな達観した顔で、彼女は告げた

 

 

 ――――もう少しだけ、時間を稼ぎましょう さあ、行きなさい――――

 

 

 

―――――――

――――――

―――――

――――

―――

――

 

 

 、、、きろ――――起きろ、たわけ!

 

 

 

そうして、目が覚めた。






長らくお待たせ致しました。
そして、一つ―――




―――待たせた挙句、こんなに短くて済みませんでしたァァァ!orz

いやほんと、たった6000字程度にかける時間じゃないですよね、ハイ
もう少し話を長くするか、投稿頻度を上げたいです(願望)





・・・所で、、読者の皆様は、お気付きになったでしょうか?
あぁいえ、気付かずとも問題は有りません。
、、、誰に気付かれずとも、『彼』は嘆くしかないのですから―――
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