憑依先が間違ってやがる   作:三島溪山

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この作品を書いてる途中に違うアイデアが生まれました。詳しくは活動報告で書くと思います。
それと「ハイスクールD×D 17」が二月二十日に発売されるんだぜ。今回はロスヴァイセ巻なんだぜ!皆買おうぜ!(ところでロスヴァイセのスリーサイズ見るとB:93っておかしくない?また作中の挿絵や表紙で大きくなるの?修学旅行で洋服破壊されたときはそんなに大きくは見えなかったんだけどな。モバマスのB:95の向井拓海と比べると大きさが段違いだ。カップ数が違うのかもしれないが。おっぱいに関してはリアルなの?男性の想像と女性の実体には差があるっていうし……なあ?それと一番気になってるのは曹操がどう物語に関わっていくのかだ!)


第三話

 白蓮さんが来てから四年が経過した。

 

 十一歳になった俺は確実に強くなった。一人で試行錯誤していた時よりも強さが掴めている。笑顔で厳しいトレーニングを課す師匠だが、まあ感謝はしている。相手が女性だからだろうか……俺も男って事だ。

 そんな俺にも敵わない事はある。シャイ(大嘘)な俺には友達の一人もいないのだ。義務教育の存在しない悪魔社会だからしょうがないだろう!?そんなボッチの俺が誰かの家に招待されたんだぜ?どうすれいいんだよ……かっ!?……魔王様よぉ!?

 

 

 

 第三話 「幻想水滸伝は私の青春です ~シリーズ系はいつもⅡが最高傑作~」

 

 

 

 事の発端はリアス・グレモリーからだった。

 

 「次の土曜日に私の家に来てくれる?」

 

 それを聞いた母は二つ返事で了承しやがった。めっちゃ嬉しそうだった。その時程親に殺意を抱いた事はない。デンプシー・ロール出しかけてたな。ガゼルパンチ繰り出しそうだったぜ。

 

 「どういう用事かは分からんがあまり不用意に物に触ろうとしない事だ。グレモリー本邸と言えば美術品がたくさん並んでるからな」

 

 父からありがたいお言葉を頂いていざ出陣!ここが天下の分け目道!ポチッとな!(ピンポーン)

 

 「は~い」

 「ピンポンダッシュ!」

 「ええぇ!?」

 

 お約束のネタだろ?

 

 

 

 

 

 

 ちゃんと家の中に入った俺が眼にした光景は―――この世の地獄だった。

 

 「何でそうなるのよ!?」

 

 それが世界の理だからだ!

 

 「意味が分からないわ!?」

 

 俺も分からんわ!それにさっきから地の文(こころ)を読んでんじゃねえ!

 

 「リアス、話を進めてください」

 「ご、ごめんなさい」

 

 あれ、シトリーいたの?

 

 「貴方がピンポンダッシュしていた時からいました」

 「マジで!?」

 「ウ・ソ♪」

 「「シュビビンシュビビンシュビビンビーン!?」」

 

 古いっちゃ古いネタだな。

 

 「本当は今来ました」

 「あっそう……」

 

 何か朝から疲れるぜ。

 

 「リアス」

 「ええ……こほん。今日は私の友達を紹介したくて貴方達を呼んだの」

 

 おお、ここで朱乃と出会う訳ですな。俺、何だかワクワクしてきたぞ!

 

 「入ってらっしゃい、長門(・・)

 「…………は?」

 

 コノアクマハナニヲイッテルノカナ?オレノミミガオカシクナッタノカナ?

 

 「紹介に預かった姫宮長門だ。よろしく頼むぞ」

 

 艦これだったーーーーーーーー!?ハルヒじゃねえのかよっ!?ってか朱乃さんどうした!?

 

 「私はソーナ・シトリーよ。よろしくね」

 「ああ、よろしく頼むぞ」

 

 アイエエエエ!?ナンデナガモン!?

 

 「貴方は誰だ?」

 「ゼファードルアルよ。よろしくアルよ」

 「ゼファードル……?」

 

 ああ、駄目だ……頭が追い付かない。こっち見ないでぇ!

 

 「長門?」

 「ん?あ、ああよろしく頼む」

 「承ったでアルよ」

 「何で似非中国風なのよ」

 

 人は誰でも、テンパると中華になるものよ。

 

 「……どこで建造し(であっ)たの?」

 「なんか当て字が気になるけど……人間界で出会ったの」

 「人間界?……リアス、貴女また抜け出したの?」

 「うっ!」

 

 シトリーの指摘にばつが悪そうにするグレモリー。確かに度々人間界に顔を出す描写があった。だが、そんなに頻繁に行ってたのか?

 

 「はあ……その件はもういいわ。それより人間を冥界に連れて来て大丈夫なの?」

 「お母様には許可を取ったわ。ていうか彼女は私の家族よ」

 「そうだな。身寄りのない私を引き取ってくれたんだ」

 

 ……その後の話を聞くと彼女がどうやら朱乃の代わりみたいだ。どこかの歯車が変わっているな。多分俺を合わせた六人の転生者の影響だろう。テンプレ通りに動いた奴がいる訳か。

 

 「所でリアス、彼とはどこで出会ったんだ?」

 

 ここで俺の話になる。そんなに俺が気になるのか?

 

 「確か七歳の誕生日パーティだったわね」

 「ええ、リアスがまだ幼女だった時の事でした」

 「幼女言うな!」

 

 まだ覚えてたのかシトリー。俺も覚えているが。

 

 「大人の視線に耐えられなくなったグレモリーはショタ(オレ)に活路を見出したんだよな?」

 「見出さないわよ!それに何でショタ(アナタ)に助けを求める構図なのよ!?」

 「リアスにそんな趣味があったなんて……」

 「ソーナ勘違いしないで!?ていうか貴女はその場で金玉に悶えてたでしょ!?」

 「ふっ……あの頃の私と一緒にしないで!」

 「ちょっ、この場面じゃその台詞台無しだろ」

 

 カオスだ。

 

 「リアスはショタコンなのか?」

 「違うわよ長門!」

 「大丈夫だリアス……妹がそんな趣味を持っていても私は決して軽蔑しない」

 「何で姉気取りなのよ!?誕生日は私が先でしょ!?ていうか○い本(ピー)的に長門の方がショタコンよ!」

 

 それ言っちゃああかんでしょ。世界線的によぉ。

 

 「そう……私はショタコン」

 「認めた!?」

 「穢れなき子供を汚すのが私の性義(ジャスティス)

 「せいぎの字が違うぞ!?性欲もてあます!?」

 「年齢的に(ませ過ぎて)目覚めちゃいけない方向だわ!」

 

 くそっ!一体この世界はどうなってるんだ!?この騒動はグレモリーの母親が来るまで続いた。

 

 

 

 

 

 

 女性群の性癖が露わになった午前を昼食で切り替え、午後に臨む俺。再び通された部屋で皆と一緒にいる。

 

 「そういえば何で俺を呼んだんだ?」

 「そ、それは……」

 「私と長門以外に友達がいないのをグレモリー夫人にからかわれたから、でしょ?」

 「な……」

 「ああ、リアスの母上はその事を憂いていた。だからこそゼファードルが来た時には普段よりニコニコしていたんだ」

 

 そっか……やけに見て来るなと思ったがそんな理由がな。やはり親としては子の人間関係が気になるものなのか?

 

 「グレモリーは俺の事を……友達と思っているのか」

 「え、ええそうよ。何か悪い?」

 「いや……嬉しい、かな」

 「「「!?」」」

 

 ……おい、何故そんな驚いた顔をする?

 

 「……デレた?」

 「デレてないわ!」

 

 何故グレモリーにデレなきゃならねえんだよ!

 

 「そういえば私達もあと一年で悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を貰えるわね」

 「え?」

 

 そんな話初耳なんだけど?

 

 「家によっては違うかもしれないわ。でも、大体の元七十二柱に連なる出身の者は十二の時に上級悪魔に自動昇級し、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を貰っている」

 「私もジュニアハイスクールに上がる頃に悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を貰う予定よ」

 「へー……」

 

 家じゃあ全くそんな話なんてしたこと無いな。まっ、期待されてないって事か。当日に与え、大した祝いもしない。三男坊は辛いよ。

 

 「私は悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を貰ったらレーティングゲームの学校に行くつもりです」

 「それは確か自分の下僕と共に戦う娯楽……だったか」

 「大体はそんな認識で大丈夫です。諸説には緊張状態が破られた後に備える為、ともありますが」

 「三大勢力はまだ正式に休戦について話し合った訳じゃないもんな。神や四大魔王、有名な幹部を失ったが故の雰囲気に流されて緊張状態に陥ってるんだから」

 「ふむ……」

 

 よく見ると長門が頷きながら話を聞いている。長門が朱乃と同じ時期に冥界入りしたなら、まだ冥界の歴史には詳しくないのかもしれない。

 

 「私は日本のジュニアハイスクールに進学するつもりよ」

 「日本っていうのは人間界の一部か?」

 「そうよ。長門の生まれ故郷でもあるわ」

 「そうだ。県ごとに色々な事が学べるいい国だ」

 

 一応人間界について知らないふりをしておく。中身はバリバリの日本人だが、外見は悪魔(ゼファードル)だからな。詳しく知ってたら何か追求されそうだ。

 

 「やっぱり直に日本の事を学びたいのよ。総司の話は全部昔の話だし……」

 「総司?」

 「魔王(ルシファー)騎士(ナイト)です」

 

 大物だーーー!?ヤバイって呼び捨てにしちゃったよ報復されちゃうーーー!

 

 「……何で震えているんだ」

 「呼び捨てにしたのを気にしているのでは?」

 「総司はそんな事気にしないから大丈夫よ」

 「ふはははは!さて、何の話をしていたかな?」

 「立ち直り早っ!?」

 

 性分ですからちかたないね。

 

 「貴方はどうする気ですか?」

 「俺?俺は……取り敢えず家を出るね」

 「え?」

 「俺はお前等みたいに次期当主って訳でもないしな。半ば放任されてる者だから自由にしようかなーって」

 「旅という事ですか」

 「そうそう!眷属探しの旅だ!取り敢えず人間界一周を目途に探そうって訳だ。その傍らでいろんなものを見ていきたいね」

 「へー……いいわね」

 

 グレモリーも感心している。どんな目で俺を見ていたんだろうか……?

 

 「ところで今何時?」

 「……五、時」

 「五時だと!?」

 「何かあるのですか?」

 「いや、何も」

 「じゃあ何でそんなリアクションしたのよ……」

 「放任されていても門限は一応あるものなんだべさ」

 「急に田舎臭くならないでよ……」

 

 何!?それは田舎に対しての爆弾発言だぞ!

 

 「それよりも!私気になってる事があるんだけど!」

 「何だねチミィ?」

 「……偉そうですね」

 「貴方いつまで私達を苗字で呼ぶのよ!」

 「……は?」

 

 どういう事?Do you know?

 

 「私達友達、でしょ?何か余所余所しいじゃない……」

 「ん……じゃあ、リアス?」

 「……うん!」

 

 うわっ、眩しい笑顔!直視できない!恥ずかしい!

 

 「私も名前呼びでお願いします」

 「私もだ」

 「……ソーナ、長門」

 「「……!!」」

 

 顔真っ赤にするなよ!俺まで真っ赤になりそう……手遅れか。

 

 「そ、それじゃ俺は帰るな」

 「そうですね。もういい時間ですし、私もお暇します」

 「そう。今日は楽しかったわ」

 「また来てもよいぞ」

 「何で長門が言うのよ!」

 

 台詞を取られるのがヒロインの宿命って奴だろ?俺のヒロインではないが。

 

 「あ、ゼファードルにちょっと二人っきりで話がしたい。いいか?」

 「え……もう告白?」

 「次に合体?」

 「「そして出産!?」」

 「早すぎるわ!年齢も考えろよ!」

 

 ていうか息ぴったりだなおい!

 

 

 

 

 

 

 別室で二人っきりになった俺と長門。さっきと変わって真面目な表情だ。

 

 「単刀直入で聞く。お前転生者だな」

 「……」

 

 ……こいつも転生者か。しかし、何故気付いたんだ?

 

 「なぜ分かった?原作知識か?」

 「いや、私はライトノベルなど読んだ事はない。だが、君とリアスが一緒にいるという場面がおかしいと思えてな」

 「え、酷くない?」

 

 新手の虐め?

 

 「話は変わるが、どんな世界なのか教えて欲しい。原作知識というのはあった方が良いのだろう?」

 「まあそうだが……どんな世界、か」

 

 少し説明し辛いが話してやるか。

 

 

 

 

 

 

 「……それで、私が朱乃というキャラクターのポジションを奪ってると?」

 「まあ、少なくとも転生者が関係しているだろう。他の転生者が悪魔入りする事件を未然に防いでる可能性もあるしな」

 「確か悪魔になる切っ掛けは母親殺しか」

 「何か意味合いが変わるような気もするがその通りだ。母親を殺されたから旅に出て、旅に出たからリアスに会えた。もし母親が死んでなければ悪魔になることはないかもしれない」

 

 ていうかぶっちゃけそうだ。態々あの親馬鹿(バラキエル)が堕天使の敵である悪魔に預けないだろう。仲違いしてないんだしな。

 

 「もし途中から朱乃が参入してきたら……気をつけろ」

 「何故だ?」

 「世界の修正力ならまだいい。だが、誰かがリアスを陥れる為に朱乃に保護を装わせたとしたらどうする?」

 「その時は……」

 「その時は?」

 

 俺はこの答えを聞いた時の彼女の顔を忘れないだろう。その顔には彼女の決意が表れていたのだから。

 




二人目の転生者が現れましたね。この転生者の能力は作中で説明すると思います。
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