憑依先が間違ってやがる   作:三島溪山

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前回の投稿から一か月経過してますね。遅れた理由?端的にいうと飽きた(笑)エタラないように頑張ります(棒)それと四千字越えれなかったよ(泣)


旅立ち
第四話


 遂に待ちわびた日がやって来た。

 

 あの悪魔の混沌なる宴(イーヴィル・パーティ)から一年が経過した。ソーナが言っていた通り、俺は悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を手に入れた。誕生日プレゼントらしい。真面(まとも)な誕生日プレゼントだ。やったね妙ちゃん!

 それから数日は旅の準備、予定作りで動けなかった。白蓮さんから行き当たりばったりはよくないって言われたからだ。どこの国に行くかぐらいは決めておきなさいとも言われた。頼りになるお姉さん(←ここ重要)である。

 

 

 

 第四話 「女王×変異の駒(ミューテーション・ピース)(十八以上)<戦車×二(十) ~オレ、オマエマルカジリ~」

 

 

 

 深夜。悪魔も活動を控える時間帯まで俺は待った。待ち続けた!

 

 「やっとこのつまらない生活から抜け出せるな」

 

 冥界の日々というのはただ退屈だった。ダンスに苦戦、悪魔文字は漢文・古文に匹敵するウザさ、父の威圧感……心休まる時など一つもなかったのだ!

 

 「私、魔法球から出るの初めてです」

 

 そう言うのは白蓮さん。魔法球から外に出せなかった師匠様だ。

基本グラシャラボラスの屋敷には悪魔しかいない。使い魔は普段呼ばないから自由だし、魔獣の生息地も遠くの方だ。その中で悪魔以外の気配が表れたら?無論、捕捉される。故に俺は白蓮さんを出すには悪魔にするしかないと思った。

 

 「やっと悪魔(・・)に出来たからな。ていうか何故出来たんだ……」

 

 先日やっと悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を手に入れたので早速駒を入れようとしてみた。兵士(価値:一)×八でも戦車(価値:五)×二でも無理でした。それでも悪魔になっている。何故か?

 

 「駒を強化すれば何とかなると思いましたの」

 

 何と、白蓮さんは女王の駒を強化してしまったのだ。お得意の強化魔法で。身体強化だろとか思ったが体に入れるものなら同じと豪語されてしまった。誰がそんな事思いついただろう。思いついたとしても魔王が作り上げた物に敵う訳がないと早々に諦めるのがオチだ。やはり幻想郷では常識に囚われてはいけないのだろうか?

 戦慄しながらも強化された女王の駒(ミューテーション・クイーン・ピース)に魔力を通し、白蓮さんの体の中に入れた。こうして白蓮さんが俺の女王になったんだ。

 

 「白蓮さん」

 「もうっ、白蓮でいいと言いましたよ?貴方は私のご主人様なんですから」

 「白蓮……付いて来てくれるか?」

 「……はい!」

 

 そして俺達の旅が始まる。まずは冥界を出る為にグレモリー本邸前にダッシュでゴー!

 

 

 

 

 

 

 誰にも気付かれずに駅に到着した俺達。そこで待っていたのはリアスと長門、それに初老の男だった。

 

 「ごきげんよう、ゼファードル」

 「久しぶりだな」

 「リアスに長門……見送りに来てくれたのか?」

 「友達だもの。当然だわ」

 「ああ、当然だな」

 

 お前等……何か泣きそう。

 

 「ソーナは領土が違うから来れなかったけどメッセージがあるわ。『楽しんできてください。後お土産下さい』……って」

 「後半で台無しだ……」

 

 無理して茶目っ気出そうとして失敗したソーナの顔が眼に浮かぶぜ。

 

 「それで……その女性は誰かしら?」

 「ああ……俺の女王だ」

 「聖白蓮と申します」

 

 白蓮が深くお辞儀をすると二人もあわててお辞儀をした。同時に驚愕した顔になる。どう見ても大人だもんな。驚くのも無理はない。

 

 「どこで出会ったんだ?」

 「冥界の森の中だ。気を失ってる所を見つけてな」

 

 勿論大嘘である。経緯なんて言っても無駄だから追及されにくく、もっともらしい理由をでっち上げた。稽古つけてもらった事も内緒である。

 

 「(なあ、彼女は……)」

 「(特典の一つだ。師匠欲しい的なアレで)」

 「(成程)」

 

 長門のこそこそ話も短く返す。事実しか言ってないから美人プリーズ(よけいなこと)は言わなくても大丈夫だよね?

 

 「リアス、彼は……」

 「グレモリー専用列車の車掌さんよ。小さい頃から良くしてもらったの」

 「レイナルドと申します」

 「「よろしくお願いします」」

 

 おおー、この頃から車掌だったのね。

 

 「リアス姫は聞き分けの良い子ですから我が儘なぞ滅多に言わなくての。その姫が初めて我が儘なんて言うから……」

 「ほっほーう……」

 「あらあら」

 「レ、レイナルド!」

 「おっほっほ、ちょっと出過ぎた真似でしたな」

 

 作中では我が儘が目立つ悪魔だったけど人によりけりなのかな?それとも転生者(オレ)の影響?

 

 「も、もう!さっさと行きなさい!」

 「はいはい」

 「達者でな」

 「ああ」

 

 赤くなった顔を隠しもせずに追い払おうとするリアスににやける俺。写真撮っておこーっと。そしてソーナに送信。

 

 「じゃあな」

 「生きて帰って来なさいよ!」

 「そこまで危険な旅じゃないから」

 

 多分、きっと、そう、Maybe……。

 

 「遠い眼になってるわよ」

 「はっ!?」

 「先行きが心配だ……」

 

 長門、そんな事言わないで!

 

 「ご主人様、私がいるから大丈夫ですよ」

 「白蓮……」

 「……こほん!」

 「「!」」

 「コントやってないでさっさと行きなさい!」

 

 リアスに諌められ、レイナルドさん率いる列車で人間界へ出発した。前と年号一緒だからそんなに変わってないよね?

 

 

 

 

 

 

 「やっと行ったわね」

 「そうだな」

 

 同じ転生者である奴が人間界に旅立っていった。眷属探しとはご苦労な事だ。奴に聞くと我が主(リアス)は自然と眷属候補が集まってきた感じだと言っていた。眉唾だと思ったが、小猫と祐斗に会うと成程と思った。原作ヒロインは伊達じゃない!

 

 「寂しくなるわね」

 「そうだな」

 

私と奴と出会ったのは一年前程だが深くかかわりあった親友……だと思ってる。特に共に我が主(リアス)をからかう時が楽しい。一緒にいると楽しい。それでも恋人にしたいと思えないのが奴の欠点だろう。

 

 「静かになるわね」

 「そうだな」

 

 無事に帰って来いよゼド……!我が主(リアス)、ポンコツ臭がするんだ……!

 

 

 

 

 

 

 『まもなく駒王駅地下。まもなく駒王駅地下。皆様、ご乗車ありがとうございます』

 

 冥界を出て一時間が経過し、アナウンスが響いた。久しぶりの人間界に思考を巡らしているとレイナルドさんがやって来た。

 

 「ここで降りた後はエレベーターで一階を選んで下さい。そしたら駒王駅東口に出れます」

 「了解です」

 「分かりましたわ」

 「ただ、人間界と冥界の時差は殆ど無いのでまだ陽が出ていない時間帯です。稼働してない駅から人間大の生物が出てきたら不審者確実ですので仮眠室で休憩してから出るようにしてください」

 「はい」

 

 確かに終電が通った後に人がいたらおかしいよな。駒王はそれなりに大きい都市だと聞いたしね。

 

 「じゃあ仮眠取って来ます」

 「はい。ごゆっくり……」

 

 俺達は好意に甘えて仮眠室で寝た。勿論、ベッドは別々です。

 

 

 

 

 

 

 目が覚めたら十時でした。いや、只それだけですが何か?

 

 「一緒に寝ると何かこう……ポッ」

 「まだ精通してない男にその話は止めろ」

 

 精神と比べて体の成長は遅い。身長・体重はそれなりにあるが大人の成長はまだまだ先らしい。別に悔しい訳じゃないからな!?

 

 「取り敢えずどこに行く?」

 「京都!」

 「ボツで」

 

 原作通りなら九尾の御大将に許可を取らなければ滞在出来ないだろ。素通りなら見逃してくれるかもだけど。

 

 「鹿児島!」

 「……あそこには有名な巫女集団がいるらしいぞ」

 「……悪魔じゃ立ち寄れませんわね」

 

 リアスによると鹿児島には六女仙とかいう御付きを従えた神を現世に降ろす通称・姫様がいるらしい。噂では魔王と同等とか何とかという評判で、魔王が定めた悪魔危険区域にも載ってあったし相当やべえ所だ。

 

 「まずは駒王を拠点としてここら辺を回ってみるか」

 「分かりました」

 「堕天使や天使の気配を感じたら?」

 「サーチアンドデストロイ♪」

 「せめて喋れる程度に留めてね……」

 

 超武闘派だな……原作じゃ非暴力とまで行かずとも話し合いが先にあったのにね。どこでこうなったんだろう。

 

 「長門か……」

 「はい?」

 「いや何でもない」

 

 あいつの所為か。次会ったら肉摘まんでやる。そして額に肉って書いてやる。アイツにお似合いだ!フハハハハハハハ!!(※八つ当たりです)

 

 「……大丈夫?」

 「いや、大分駄目だと思う」

 「そうですね」

 「肯定しないで!?」

 「そろそろ行きましょうか」

 「……はい」

 

 俺はどれだけの時間を無駄にしてきたんだ……!無駄な葛藤は駅1Fに着くまで続くのであった。

 

 

 

 

 

 

 「太陽が憎い……」

 

 これが本物の太陽か。ゾンビ程ではないが日光が苦手だという事を認識してしまった。もうちょいレベルが上がれば煩わしくなくなるんだろうけど。

 

 「どっちに向かうのですか?」

 「北だ。夏の内にロシアを攻略するんだ!」

 「フラグですね」

 「乙……じゃねー!」

 

 落ち着け、まだ慌てる様な季節ではない。荒げていた息を整えると白蓮が何かに反応した。

 

 「ん……!?」

 「どうかしたのか?」

 「あちらに結界が張られた様です」

 

 駒王の地は一応悪魔側の領土だ。廃れた教会とかあるけど。だが、前任が死んでまだ誰にも管理されていない。即ち、無法地帯なのだ。ToLoveる、もといトラブルの原因は時期的に言えば姫島や黒歌ではない、か。

 

 「取り敢えず行ってみるぞ」

 「はい、ご主人様!」

 

 ……ご主人様、か。良い響きだ!

 




咲-Saki-書きたい。書くとしたら女オリ主(清澄か阿知賀が舞台)or咲に憑依(時期は照と絶交?後(いつだったっけ?(爆死))or少女時代かのどちらか)or男オリ主(清澄が舞台&ヒロインは一人に絞りたい&京太郎強化&男子団体戦出るかも)のどちらかだと思う。
それと一応活動報告欄に設定集載せてるからこの設定使いたいと言う方がいらっしゃったらぜひどうぞ使ってください。一言くださるとその小説の初感想を書きます。
最後に誤字脱字、表現がおかしい所等ありましたら感想にばしばし書き込んでくれ!
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