夢見る青年   作:あかさ(気まぐれの人)

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前回の小説の第2話です。
お楽しみに


〜第2話〜その日の最悪な出来事

ー俺は後ろの足音に気づいたー

俺は朝から優香と一緒に登校していた。

2人で楽しく話しながら歩いていると、後ろから足音が聞こえてきた。

俺はその瞬間あの夢を思い出した。

そして、段々と不安になっていった俺は

後ろを振り返り、状況を確認し

「優香危ない!!」

と言おうとした。だが、その言葉は

「優香あb」

で途切れてしまう。

そして俺の意識は暗い闇へと落ちていった。

…o、…人…夢人!!

気がついた時は、壁が白く狭い個人部屋に俺はいた。

そして俺を起こしたのは優香だったようだ。

そこには心配そうに見ている…いや、涙のあとがある優香がいた。

俺は、嬉しいのか、申し訳ないのか分からない感情で

「ごめん、ありがとう」

と言った。

優香は

「あの時は…怖かったんだよ…?夢人が死ぬかもしれない…って…怖かった…」

そう言ってまた優香は涙を流した。____

〜意識が飛んだ直後〜___優香視点

優香はその光景に息を飲んだ。

そこには走ってくる男の人にぶつかられてそのまま車に跳ねられる夢人の姿があった。

私は直前に夢人が危険に気付き内側に押してくれたために助かったが、もし…それがなかったら…2人とも撥ねられてたかもしれない。

そして私は

「夢人の馬鹿」

と呟いた。

その後すぐに私は我に返り、救急車を呼び、そのまま病院で待った。実に2日間。

皆は待ちすぎだと言うだろうが、私にとって夢人という存在はそれだけ大事なのだ…。

だから目が覚めた時はすごく嬉しかった。

〜その後の病院の暮らし〜

俺は、早く退院したくて、リハビリを頑張った。

その甲斐あってかすぐに何も使わずに歩けるようになった。

そうしてリハビリが順調に進んでいる時、優香が

「なんで走ってくる人を見ただけで危ないって思ったの?」

と聞いてきたので

「夢で似たような場面を見たから」

と答えた。

優香はそれを聞いて

「あはは」

と笑い

「変なのー」

と言った。

そして俺は

「なんだとー!w」

とふざけていると、優香が突然

「でも…その"変なの"で私は助けられたんだよね…?」

と言ってきたので

「うんまぁ…そうだな」

と答える。

そこに優香が、弱々しい声で

「ごめんね…ありがとね…」

と言ってくるので俺は、

「なんだよ唐突にw」

と"頑張って"笑いながら返した。

そしたら

「うん…急にごめんね…ごめんね…」

と、さらに弱々しい声をあげ始めたので、俺は焦った。

その焦りで俺は自分のペースを乱し、ついこんなことを言ってしまった。

「あ、あの優香…?俺も…ごめんな…優香を守りたい一心で…お前の気持ちを考えなかった」

それを聞いた優香は

「へっ…?」

と顔を赤くしていた。

だが俺はその時はなぜ赤くなってるのか分からないのであった。




さぁさぁ二人の関係はどうなってしまうのかァ!!
すいませんふざけました…
次回は退院のその後を書きます!!

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