君、来てくれ、開庁130周年で、この世界の片隅な、艦これ聖地の、軍港都市に、巡礼へ(はぁと) ~美人巨乳レイヤー春菜とイクおねショタ呉聖地巡礼の本~ 作:鳥頭堂正太郎
第壱話「呉ではガイドブックは役にたたない」
「くれ~、くれ~。」
君が乗っていた電車が停車すると、そんなアナウンスが車内に響いた、窓の外を見ると、確かに駅のホームには呉と書かれた看板があって、瀬戸内の島の写真と大和の絵が描かれていて、戦艦「大和」誕生の地くれと書かれている。
広島県呉市。
かつて東洋一と言われた軍港都市。
そして、君が好きな艦これというゲームや、この世界の片隅にという漫画の聖地でもある街だ。
昨夜、君は共に新宿バスタを20時45分の夜行バスに乗って、翌朝6時30分に西条駅に着き、JRに乗って、海田市駅で呉線に乗り換えて、対岸に江田島(であろう)が見える瀬戸内の海岸線を眺めながら、
現在8時8分、やっと憧れの呉の地に到着したのだ。(注2)
と、軽い達成感に浸っていた君であったけれども、まだ列車を降りてさえいないのだ。
さっさと降りないと出発してしまう。
君は荷物を手にして、列車を飛び出し、呉へと第一歩を踏み出した。
別段、足に受ける衝撃には、東京だろうが、呉だろうが、何ら代わりは無いはずだが、やっと来た!という気持ちが沸き上がってきた。
先ほどちらっと見かけた看板の隣になにか地図みたいなのがあった気がしたから、君はその看板を見に行く事にした。
呉線沿線観光MAPと書いてあって、呉線の路線図と大和ミュージアム、てつのくじら館、入船山記念館、アレイからすこじま、音戸の瀬戸、長門の造船歴史館が紹介されている。
さすがに呉から遠く離れた音戸の瀬戸や長門の造船歴史館へ行くのは無理(あまり艦これと関係無さそうだし)だろうけれど、他の大和ミュージアムからアレイからすこじままでには絶対に行きたいなと君は思った。
よし、とりあえず、どこに向かおうか。君はカバンの中から買っておいたガイドブックを取り出し、呉のページを開いた。
唖然とした。
なんと大和ミュージアムとてつのくじら館で見開き2ページ、海軍カレーで1ページ、オススメスポットで1ページと都合4ページしかないし、地図だって、駅周辺の小さな地図があるだけで、江田島なんて小さく術科学校があるくらいだ。(注3)
うぁー、なんじゃこりゃ、こんなんじゃあ役にたたないじゃん。
思わず君は大声を張り上げ、頭を抱えしゃがみこんでしまった。
その時。
(注2)
タイムスケジュールですが、バスタ新宿を20時45分発の高速バス「ニューブリーズ号広島バスセンター行」に乗り、
西条駅に6時30分着き、同49分発JR山陽本線快速〔通勤ライナー〕岩国行に乗り、
海田市駅に7時13分着、同30分発のJR呉線広行に乗り、8時8分呉駅着
所要時間11時間23分で、運賃が14,110円。
ちなみに
新幹線だと、
東京駅を6時00分発JR東海道新幹線のぞみ1号博多行に乗り、
広島駅に9時49分着、10時00分発JR呉線快速〔安芸路ライナー〕広行に乗り、
呉駅に10時33分着
所要時間が4時間33分、運賃が18,380円。
飛行機だと、
浜松町駅を6時00分発の東京モノレール空港快速、羽田空港第2ビル(モノレール)行に乗り、
羽田空港第1ビルに6時16分着、同55分第1ターミナル発のJAL253便広島空港行に乗り、
広島空港に8時25分着、9時00分発の広島電鉄 空港リムジン線呉駅前行に乗り、
呉駅前に10時05分着が最速と思われます。
所要時間が4時間18分、運賃が36,630円
とりあえず飛行機は値段が倍近くするのに、到着時間がわずか15分しか違わないってのは…。
(注3)
広島県のガイドブックを見ても、大々的に書いてあるのは、広島市内の原爆ドームや広島平和記念資料館などなどで、呉についてはちょっとしか書かれてません。
むしろ、なぐもさんとかの同人誌の方が詳しく書かれているので、同人誌を探す方をオススメします。
ただし、発行時期によっては情報が古かったりする可能性があるので、要注意。
あ、この同人誌を参考にしてもらえばいいのか。