機動戦士ガンダムーBullet in the desertー 作:五河陽太
そんなアキハにコフィンが近くまで歩いて来て話しかけた。
「いやに冷静だね。昔の坊やみたいな所がなくなった。どうしたんだい? 心境の変化って奴が起こったのかい?」
「そんなところです。俺だって2回、戦場に出れば嫌でも成長します。それも、敵味方関係なくいる戦場で色々経験すれば……解ります」
「今のジオン崩れは迷いがない真っ直ぐな顔をしている。だから、僕も安心はしているよ。でもね、君にジオン軍を撃つ覚悟はあるかい?」
アキハは関節の砂詰まりを除去して、一息吐くと、立ち上がってコフィンを視た。その上で言葉を返した。
「撃ちます。でも、命を取ろうとは思いません。相応の勧告をした後に、覚悟が相手にあるなら、俺は迷いなく撃ちます」
「甘い所はあるが、及第点といったところかな。その覚悟を忘れないでね。君の覚悟が僕たち小隊の命を握っているんだ」
「一つ、聞いても良いですか? コフィンさんはどうして、軍に志願したのですか?」
コフィンは「仕方がない」と微笑むと軍服の右側の長袖を捲った。コフィンの右腕は人間本来の右腕とは違った。機械で神経を繋ぎ合わせた模造品「義手」だった。
アキハは気軽に聞いては駄目な事情だったと、自身の発言を恥じた。
コフィンはアキハの心中を察して、言葉をゆっくり話し始めた。
「僕はシドニー出身だ。一六歳だけど、許嫁がいた。お互い心を許し合い、惹かれあっていた。でも、ジオン軍のコロニー落としで許嫁を失った。助けられなかった――。俺は自身の戒めとして右腕を斬り落として誓った。ジオンを根絶やしするってね……」
アキハは思い出を語るコフィンの言葉の内容と表情の険しさから、事の重大さを知った。
「ごめんなさい。気軽に聞くべき内容ではありませんでした――」
「別に……。僕の覚悟を君が聞いて、その上でどう行動をするか、見させてもらうよ」
コフィンは服装を整えると、陸戦型ジムのほうに歩きて行った。
アキハはコフィンの後ろ姿を見ながら「人にはそれぞれ覚悟がある」と改めて思い知らされた。
○
アキハの軍法会議での判決が届いたのは一週間後だった。
その間、アキハは自分が出来る精一杯の整備と改良に力を入れた。
謹慎処分を受けていながら部屋で休んでいると、「気が滅入りそうだ」と思い、行動していた。
アキハの処分は「オデッサ作戦までに、敵MA製造工場を破壊するか、銃殺刑」という二択だった。
要はアキハを最前線に送り出したい軍上層部からの企みが見える結果だった。
これにはフォックスが抗議の通達を出したそうだが、却下をされていた。
アキハたち04小隊は10月下旬に補充員を含めて、初出撃の日を迎えていた。
補充員の名前はマーフィー・スナイプと言った。「歴戦の猛者で、歳は二十歳後半だ」と本人は軽い調子で語っていた。「特技は女性を撃墜させることだ」と豪語していたマーフィーだが、速攻でマリアに拳骨を叩きこまれていた。
そんな軽い男が合流した04小隊は他小隊が派遣されていない、ジオン占領地帯に侵攻する任務を得た。
「機動戦士ガンダム」の二次作品として時代考察、話の内容は成り立っていますか?
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大丈夫!心配するな!
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もっと、勉強しなさい!
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実は、良く解りません!