「リサ、一緒に行こう……?」
「なんだい、リィエルちゃん……んな夜更けに、どっかリィエルちゃんと私二人っきりで行こういうんかい……? はっ! まさか青か……ごふっ、ぅ! ちょいまちぃくださいシスティーナ様、じょーだんじょーだん……だかんな、頭手刀でたたくのやめっあっ、馬鹿になる、脳細胞が……っ」
「あんたは、リィエルに……なんて言葉を教えようとしてるの……ッ!」
システィーナは手刀をやめて不安そうに溜め息を着く。
セリカ曰く、ここ、『タウムの天文神殿』付近は
そして今夜。既に
そこは魔術師の卵といえど若い少女経ち、直ぐに女子生徒全員に情報が伝達、風呂の用意を早急に済ませ全員で浸かりに行こうという段階になって誰もがすっかり忘れていた存在の名をリィエルが口にした。
全員が今思い出したという顔で固まり、リィエルとシスティーナが忘れられていた存在、リサを呼びに行ったのだが……これだ。
多少予想していたとはいえリィエルの身に危険が及ばないか少し不安なシスティーナであるがいつの間にやら変えの服までそろえたリサを見て思考を断ち切る。
「さぁ、れっつごーだぜぃ!」
「ん、行こう」
青髪と桃髪の少女が姉妹のように手を繋いで仲良く歩いていくのをシスティーナは後ろから追っていった。
岩に隠れた秘湯に湯煙が揺蕩う、まるで人を魅了し睡眠へと誘うようだ。
わいわいきゃいきゃいと姦しい声と熱に浸かり、肌色を瞳に納めるリサは湯を注意深く眺めていたためか、揺らめく水の中に慌てるように苦しむように沈むグレンの姿を見つけた。
流石に雰囲気から覗きに来たのではないというのを悟ったには悟ったが、自分はともかく女子生徒たちに見つかればどうなるかは自明であるだからと言って救いの手は伸べないがと独り思案する。
そんなことよりどんなことより
(ふむ……やっぱ、リンちゃんはおどおどした感じが可愛ええなぁ……しかし、だーが、だがなぁ、やはり私はリィエルちゃん派よねい!)
胸の大きさで盛り上がる少女たちを観察していたリサは男性の声が耳に入った。グレンの物だ。
「だぁああああああああああああああああああ──っ!?」
息が持たなくなったのか、大きな水の音を上げて水面から飛び出たグレンが空気を吸って生き返ったなどと発言しているのに事前にグレンが沈んでいることを知っていたリサは背を向ける。
いくら幼少期に共に風呂に入ったとはいえ、流石のリサでも見られたら恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。羞恥という感情は存在しているらしい。
「……
「……な に が?」
水中で聞こえた少女らの話から
そう、
リィエルとリサの前に立ちはだかる艶やかな肌色を見た途端、リサは戦慄した。
グレンの悲鳴と少女達の乱闘の中、己にまで意識を向けることができる人間がいたのだと。
誰なのだと、その足から胸のしっかりとした凹凸を過ぎて視界に映った金髪にリサには最も予想がついていない人物であったことを知る。
「ふふっ……リサ? やっていいことと悪いことはあると思うよ?」
「……ひゃい」
全裸美少女の微笑みに悪は敗れた。
パソコンで書こうとするとキャラがブレそうになる。そしてなによりルミアの口調と性格がムズい。