なろうで某邪眼の妖精さん読んでたからですが??
(開き直った)
リサは自分の
リサの
それはグレンの【愚者の世界】が第四工程の
いや、やりようによっては出来ないことは無いがそんな余裕、リサにはない。
『例え【愚者の世界】が使われようと女の子に
さて、此度の戦い。魔人との決戦に選ばれた場所は空中庭園、迷宮内のと先に付くが。グレンが地下庭園と評した所だ。
所々に作られた高さ違いの広場が階段で繋がれ入り組んで迷宮内の階段迷宮とも言える。溝が掘られており、嘗てはそれが水路であり、噴水池から伝って鮮やかで澄んだ水が流れていたのだろう光景を想像するのも容易い。
ここを再現しきれたらどれほど美しいだろうか。柄にもなくそうリサは考えを巡らせながらぼんやりと全体を見回す。
ルミアの傍らに侍るシスティーナは直ぐ真横だ。三人の控える広場のテラスから見下ろすと少し離れた所に頭上を見上げるグレンと
あー今日もリィエルちゃん可愛いな、と緊迫した空気を少しでも緩めてやろうかという思惑で発する直前、前々から近づいて来ていた強い威圧の中心が現れる。
『退かず、我に立ち向かうか。愚者の民ながら潔し……』
今にも見えそうな気配を纏った魔人の一言一言で心が弱いものならば気絶してしまうのではなかろうか。いや、それならあの気配を正面から受けた時点で視界はブラックアウトしているだろう。相も変わらず不思議な言葉使いしてんな……。
と少し余裕が出来た頭で阿呆らしいことを二つ並列で考えるという妙なところで妙な技術を操るリサ。そんなリサには言葉に関してブーメランが飛んできてもおかしくない。リサよりはマシな言葉使いだと言う事実をリサが自覚しているのかは不明である。
『敵わぬと知り、殺せずと知り、我に牙剥くその蛮勇は愚か。だが、天晴れ。せめてもの褒美に、苦の無き死を与えようぞ』
その話もっと詳しくと言いたいところであったがグレン達を生還させるためにも死ぬ訳にはいかないリサは口を塞ぐ。空気を読む時は読むのだ。表面上は。
「そうかねえ? まったく届かねーわけじゃないと思うがなぁ?」
ゆっくり歩み寄って来る魔人へグレンが小馬鹿にしたように言い放つ。内心汗ダラダラだろうし目眩もするだろう。そんな状況でよく言った後で褒めてやろうと飽くまで気楽な思考をかえずリサはそのカマかけを最後まで見送ろうと眺める。
あの魔人は、『メルガリウスの魔法使い』に登場するアール=カーンに似ている。
アール=カーンという魔将星の特徴は魔術を打ち消す魔刀と魂を喰らう魔刀の他にも存在する。
邪神が課した試練を乗り越えることで得た十三の命。
つまり──
「何せ──てめぇの命の
『…………』
グレン達へと近づいてくる魔人の歩みが止まる。
「さぁ……バカ騒ぎも、終いにしようぜ?」
よく思いつくものだ、とリサはシスティーナのくぐってきた死線の数が気になってくる。
リサのような特殊な環境下に置かれていたわけでもなし、安全かつ安寧そうな学び宿で一体どうしてこの状況でここまで思考が回ったのか。誠に不思議でならない。後で聞いてみるか、面白い話が聞けるかもしれないと、隣で緊張した顔を浮かべる白銀の髪の少女を横目で見た。
グレンは見栄とハッタリの言葉をかまして攻撃の機会を窺うかのように動いている。
正直、この鎌かけが外れたというのならグレンらを全員逃がして一人残るのも手だと思っている。というより、それ以外に生還ルートが残されていない。
理由は不明だが、あの魔人の魂を喰らう魔刀はリサに意味をなさない為に、時間稼ぎをして最も死亡確率も少なく長時間戦っていられるだろうからだ。
それに、今はグレンを値踏みするように睨む魔人はきっと色々知っているだろうから。聞いてみるのもいいかもしれない。
『良いだろう。我が真なる主すらしらぬ秘中を、汝等がいかに知ったかは与り知らぬが……精々足掻け、愚者の民草共よ。その郡の力を以て、見事、我を四度殺してみよ』
と、魔人の声が響く。
どうやら鎌かけに勝ったらしい。
四度殺すという確証すら得ることが出来た。だからこそ心に少しはゆとりが生まれるだろう。
あとは狩る。
それだけだ。
そう思ってリサは己に与えられた役割を果たす為、思考をこの争いへと向けた。
この主人公この回で一言たりとも話してねぇ……しかも周囲きょろきょろ見回しまくって一番落ち着きがないのですが。