今更ながらタイトルとかあらすじとかどうしてこんな厨二病臭いものにしてしまったのかと後悔する今日この頃であります。あらすじ直しても構わないか???構わなくないよなぁ……デスヨネー。
グレンが魔人の右へ、リィエルが魔人の左へと回る。
グレンの拳が右の魔刀と交差し捌かれ、リィエルの剣撃が左の魔刀と衝突し撃ち落とされる。
魔術により人外ともいえる身体能力を持ってしてなお、魔人は危なげなく二人の猛攻を優雅な剣舞でいなしていく。
それでも喰らわんと噛み付くように右の魔刀に拳が、左の魔刀へ剣が相手をする。
右の
左の
故に二人は左右自分の持ち場を維持する。
そしてそれができるほどの二人の連携は魔道士時代を共に戦い抜いた連携の賜物というやつだろう。
(システィーナの話じゃ、剣は決まった方じゃねと効果を発揮できない……だったかい。よくまぁ、こんまで好条件が揃ったもんだねぇ、んで、それを殺さず生かす二人もすげぇなぁ……)
単純にその戦いに見惚れていたリサは、足でグレンと柄でリィエルが吹き飛ばされた瞬間に一瞬反応が遅れる。
1番厄介なリィエルへ瞬時に魔人が向かうが……雷光三閃、システィーナが放った黒魔【ライトニング・ピアス】が魔人を襲う。
ルミアの異能が載ったその魔術は、空気を電離させて迫る。
『いと、小賢し!』
初撃をかわし、二射三射を薙ぐように打ち消す。
間髪入れず、リサは無数の
魔人は全てを薙ぎ払う気に離れなかったのか少し離れたその瞬間、雪を切り裂くように、隙にルミアによって治癒されたグレンとリィエルが魔人へ襲いかかる。
『愚者共もなかなか、やる……』
魔人が戦いを楽しむ様子を見せてくる。
その時、グレンがリィエルへ合図を送り、互いの位置を入れ替えたグレンが拳銃を引き抜いた。
リサの目には拳銃を抜く手が霞んでみれる程の技巧。
『させぬ』
しかし左の魔刀が拳銃を弾き、銃口が逸れる。
飛び下がったグレンは再び銃口を向けるも落ちた
その間のリィエルへ襲う攻撃はリサが補助して防いでいく予定だったが意外とリィエルへの攻撃は来ることは無かった。
来たところで、
本当に少しの手伝いにしかならなかっただろう。
ある意味、グレン一点へ焦点を当ててくれて良かったと言える。
拳銃を無力化したと思ったのだろう魔人はリィエルへと意識を向けて……その瞬間、空間を震わせる文明の利器の破裂音、魔術を扱わない道具の音。即ち拳銃の雷鳴である。
もとより科学的機構で作られた拳銃に
グレンの拳銃から放たれたトリプルショット、魔人へ飛ぶ三つの弾丸はその右手へ、右の刀へと吸い込まれ、吹き飛ばす。
そして咆哮をあげる獣のように叫びながらリィエルは剣で魔人を吹き飛ばす。その直前、グレンの言った「まずは、一つ」、その宣言通りに命を一つ落とす。
魔人は即座にこちらへ迫る……訳でなく、先にグレンによって飛ばされた刀を拾いに行こうとするも……。
「白猫ッ! 今の読み通りだッ! 行けッ!」
グレンの合図でシスティーナが【ゲイル・ブロウ】を使い転がる刀をさらに吹き飛ばす。
『小癪な……ッ!』
刀を拾うために体制を崩していた魔人は更に放たれた残弾3発全てを打ち込むグレンの攻撃を跳ねてかわすがそれにより姿勢を大きく崩すこととなる。
魔人からはどのように見えたのだろう。炎の渦だろうか。詠唱が終わりルミアが起動した【セイント・ファイア】、高等浄化呪文が触媒の香油に引火しシスティーナの【ゲイル・ブロウ】にのって吹き荒れて魔人を飲み込む……。
余談だが、高等浄化呪文、即ち幽霊悪霊などなどを浄化するそれは勿論リサの術にも有効だ。戦闘中にも関わらず、出し惜しみなく出した人形が中身を無くして落ちていくのを眺めて本日最高峰の落ち込みを見せている。瞳の光は既になく、髪すら心做しか色艶落ちたように見える。
辛うじて少し生き残ったのを目撃してほんの少し瞳に光を反射する鮮明さを取り戻した……と思いきやその光はあまりの光景に浮かべた涙の雫のようである。
さて、魔人を包み込んだ聖火は目くらましであり、視界を失った魔人の眼前に炎を割って現れたリィエルの斬撃が本命である。
体制を崩させて視界を失わせ不意をつく、またもや驚くべき連携だがリサはそれを賞賛するよりも戦闘に意識を向けるべく泣きたいと告げる本能を抑え込むので精一杯だ。
魔人の命の二つ目を取ることに成功する喜びより、これ私要らなかったんじゃねぇのという気持ちと、いいことという名の
それはもう、たった今魔人が唱える太陽の魔術の光を持ってしてもハイライトが齎されない程に。
視界の端でグレンが
恐るべき速さで命を三つ奪うことに成功したそれを見て、やっと自分の出番が来たのではと言う発想に至ったリサは固有魔術を起動した。
それもルミアの異能に手伝ってもらって。
グレンと魔人が会話を繰り広げる。
グレンが【愚者の世界】の効果を偽り、それを信じ込ませて有利な状況を作らんとする。
効果を聞いた魔人が驚愕してグレン達を障害と捉え。
猛攻が開始されんとした時。
『むぅ……ッ!?
魔人が驚きの声をあげてある一点から
離れた位置へ着地した魔人が元にいた場所へ集まる様にしかしモヤがかかる姿を現したリサはこう言った。
「正確にゃあ、意識を散失させる。寧ろ、私自身を認識する意識をちりじりにして消えたと同義までちっさく無数にしんに、どして場所を掴めんだい、最近はこいつに関しても落ち込むこと多いんなぁ……」
私ん家に潜んでた天の智慧研究会のクソ外道は私と真反対みたいな
「グレン達は少し休憩なぁ、三つの命を仕留めた勇者達を少しばかしでも休める大役を任せちゃあくれんかいな……つーかこれ以上は私いらない子感に潰されそうなんよ」
ここから先、少し設定を語るだけなので無視してどうぞ。ガバガバ感には目を瞑ってね?
Q.つまりどういうこと?なんで【愚者の世界】効果範囲内で発動できたの?
A.この後多分解説すると思いますが出てきたので解説します。
リサの魔術特性【意識の錯乱・散失】を利用したもので効果は、
ある生物の認識することが可能な対象の事に対する思考を纏めにくくさせる。即ち〇〇について考えようとしてもその〇〇がなにか分からないし……あれ、何を考えていたんだっけ?状態に簡単に陥らせまくる魔術。
これにより罠に意識を向けさせなかったりと使っているわけで、某リサの家にいたクソ外道が途中数秒前に認識した
で、この魔術、行使している最中は強弱を自在に操れるわけで、魔人に不意打ちした時に現れたのはできるだけ効果を落とした状態にして姿を見せたわけで魔術をキャンセルした訳では無いのです。
ちなみにですが、あの眷属秘呪、深層意識の完全支配とかそれ地味にパスで深層意識を繋げているわけで、その深層意識を繋げているつまり自分の深層意識といっても過言じゃないものが大量に消えていく。つまり心が崩れ削れて入れていくような喪失感、相当なデメリットがあるのですよ、えぇ。