べ、別にApexやってて遅れたとかじゃないんだからね!勘違いしないでよね!!
『社交舞踏会』会場、学院会館の屋根の上。
器用に、怠けるように、暇そうに、ゴロゴロと寝転ぶ影。
任務故に舞踏会へ参加出来ないリサは時折「がー」だとか「あー」だとか「うー」などと奇声を漏らしつつ愚痴を吐いていた。
どれほどそこで寝転んでいるのか、華やかな薄桃の髪は指揮性を失ってボサボサになっていて、纏う特務分室の礼服までシワが入っている。
そんなリサだが、一応やることはやっていた。会場含む学院全体を
もしもルミアが暗殺されるなんて言うことがないように、不自然なまでに盛り上がり始めた会場内を重点的に。
「あーくっそーいいなー……楽しそうに踊ってんなぁ」
ローアングルに設置してあった迷彩色の人型に、花園が映るのではと期待していたのは舞踏会開始前、ドレスのスカートは通常長いことに気付いてこの世の終わりを悟ったのが開始直後のこと。
既に
少し覗いてみると氷使いの女の子に、
「知ってるかアイツら、あんなに強そうなくせに精々
「だーくそ、あまりに暇すぎる……グレンの様子でも覗────」
突如、リサの言葉が途切れる。
リサに頭から全身へ刺すような痛みが迸る。
だがそれ以上のことは分からない。
分かるはずもない。
何せ、その一瞬で、もしリサが
そんな一撃を貰ったのだから。
「────────ッ…………!?」
破壊された部位の修正途中にも関わらず、頭の再生が済み、意識が戻ったと同時にバネに弾かれるように立ち上がった。
少なくとも意識を失っていた時間は三十秒以内だと会場の人間の動きを位置から推定。
今度は攻撃の主を人型に残された情報から特定する……必要も無い、再生途中の跡、電撃が迸ったあとのようなリヒテンベルク図形が首から下に無数に枝分かれしているのを見れば何が起こったなどと一目瞭然だ。
「黒魔【ライトニング・ピアス】……? はははっ、なんよこれ……方向、距離、そこから推定できるのは私の索敵範囲外からの……攻撃、つまりおいおい、嘘だろい? ……1000メトラ以上の距離からの狙撃ぃ……!?」
冗談みたいな狙撃はアルちゃんだけにしてくれよ……と内心零してイヴに緊急事態を伝えようとするも繋がらない。
ならアルベルト達はと仕様としても応答無し……というよりこれは。
「通話用魔道具が阻害されてる……くそっ念話もかいっ! ……あっいや、いけるか?」
リサはアルベルトの付近にある人型を動かし振動させる。『こちらリサ、異常あり、1000メトラ以上先、狙撃、通話阻害、対応指示、求む』、と聞こえるように、慎重にしかし急いで。
次に向こうの人型と振動を共鳴させたリサ側の人型が震える。
「……危険せ……は? …………」
ボソボソと、初めての試みであるからか、相手の音声がよく聞こえないことに歯噛みしながらも「一度、殺された」と短く返答する。
「あの、の指示……くお前……くは補完…しい、注意し、行っ……こい」
「りょーかい」
『あの女の指示は、曰くお前の役は補完らしい、注意して、行ってこい』……そう、ゴーサインが出たからにはと、アルベルト付近の一枚を残して、現在戦場となっている三箇所に配置した人型全てを狙撃のきた方向へと飛ばす。
そして
そして確実に次回も遅れる。
なぜかって?
今回の襲撃自体、原作に沿わせ過ぎではないだろうかと執筆していたものを全ボツの上で急遽書いたものだからなのです。
一応の設定は考えていてもプロット皆無!
さぁ、プロット書きのお時間だよん!!!