『仮面ライダーデュオル:スタンダードフォーム』
■パンチ力:1t
■キック力:1.5t
■ジャンプ力:20m
■走力:100m9秒
ライダーメモリアを使用せずに変身した場合のデュオルの姿。
待機形態であり、出力不足なため少し性能の良い防護服程度のスペックなのだが変身者であるムゲンの戦闘力が高いため、例外的にある程度ならメタロー相手にも抵抗できる。
黒いアンダースーツに双肩や胸部など各部にアッシュグレイの武骨な装甲を纏ったフォルムをしている。
仮面は額から伸びる短い二本のアンテナ、青い複眼のような双眸とカマキリの頭部を模したように鼻先に位置する部位が鋭角に突き出たシャープなデザイン。
『デュオルドライバー』
クーが通りすがりの仮面ライダーから渡されて、ムゲンに託された変身ベルト。
両端に拳銃の撃鉄とトリガーのような機構が備わったグリップがついたバックルにクリアブルーのカバーで覆われた風車が特徴。
両端のグリップを引っ張ることでバックルがスライド展開して二基の風車とメモリアを挿入するカードスロットが露わになる。
右側のトリガーを引くことでフルスパートと呼ばれるエネルギー最大開放形態となり各ユニゾンアップフォームでの必殺技を繰り出せる。左側のトリガーの仕様は現時点では詳細不明。
『Dブレイカー』
クーが過去に作成した十字架型のマルチウェポン。
単発式の大口径ライフルモードと銃身がスライド、銃床部分から柄が伸び、片刃のブレードが展開したスピアモードの二形態を使い分けることが出来る。
『ビッグストライダー』
ギギの民が作成したバイク型のアーティファクト。
牡牛をモチーフにした長大な二本の角を備えたフロントカウルが特徴の大型二輪ビークル。最高時速は520km。
金属製の分厚い隔壁に突撃しても傷一つ付かない頑丈な装甲を持ち、オンロード型の外見ながら山道などの悪路でも問題なく走破可能。反面、狭い道や入り組んだ道は不得手としている。
『マイティアーツ(1号×クウガ)』
■パンチ力:15t
■キック力:25t
■ジャンプ力:60m
■走力:100m6.5秒
デュオルのユニゾンアップフォーム。デュオルの基本形態。
仮面ライダー1号と仮面ライダークウガの特徴が組み合わさった外観をしている。
技の1号と2000の技を持つクウガの戦闘技術を断片的に継承しており、徒手空拳を主体とした白兵戦に特化したスペックを持っている。
また自在跳躍と称される大気さえも足場にしてジャンプ移動が可能な飛蝗を彷彿とさせる俊敏さとクウガの封印エネルギーを再現した高熱を帯びた攻撃で相手の動きを拘束する能力を持っている。
必殺技はスペリオルライダーキック。
『エリアルファンタズマ(スカイ×ゴースト)』
■パンチ力:7t
■キック力:15t
■ジャンプ力:100m
■走力:100m5.5秒
デュオルのユニゾンアップフォームの一つ。
スカイライダーと仮面ライダーゴーストの特徴が組み合わさった意匠をしている。
スカイとゴーストの能力の断片を継承しており、飛行・浮遊能力や物体を透過することが出来る。飛行時にはスカイライダーのマフラー同様にパーカーの裾が延伸してロングコート状に変化する。
上記の特殊能力や素早さを活かしたトリッキーで変幻自在の戦法を得意とする。また純粋な攻撃力は低めだが武器の扱いにも長けており、幅広い戦術に適応出来る。
透過能力は敵の攻撃さえも無効化することが出来るが同時に自分も相手をすり抜けてしまうため、反撃することも出来ないデメリットも抱えている。
必殺技は参式オメガドロップ。
『エレクトロキャスター(ストロンガー×ウィザード)』
■パンチ力:24t
■キック力:30t
■ジャンプ力:55m
■走力:100m7秒
デュオルのユニゾンアップフォームの一つ。
仮面ライダーストロンガーと仮面ライダーウィザードの特徴が組み合わさった意匠をしている。
ストロンガーとウィザードの能力の断片を継承しており、高い威力を持つ電気攻撃と様々な効果を持つ魔法を使用する。魔法を使用する際は右手の中指に装備したキャスターリングを媒介にして行い発動までの手順はウィザードのそれを踏襲している。
強力で距離を選ばない攻撃手段と魔法による応用性の高い補助能力を併せ持つ反面、消耗も激しく、長時間の戦闘には不向き。
必殺技は超電ビッグハンドストライク。
『ストロングオウガ(2号×響鬼)』
■パンチ力:45t
■キック力:35t
■ジャンプ力:40m
■走力:100m8秒
デュオルのユニゾンアップフォームの一つ。
仮面ライダー二号と仮面ライダー響鬼の特徴が組み合わさった意匠をしているが全体的にはマジョーラ風の体色や隈取りを思わせる顔の紋様など音撃戦士系統に酷似している。
攻撃力と防御力に優れた格闘戦特化形態で変身者の資質も加わり無尽蔵のスタミナと自然治癒力も強化されている。
ユニゾンアップフォームでは唯一、専用武器を装備しており凄まじいフィジカルと組み合わせて、真正面から敵を捩じ伏せる戦法を得意としている。
反面、身軽さや素早さは低め。また他のフォームのような特殊能力は持っていないので絡め手を使ってくる敵を相手にするのは不得手としている。
音撃棍・猛火。
両端に鬼石が付いた深緑色の六尺棒。デュオルの意思に応じて自在に従来の二本一対の音撃棒や多節棍へと変形する。必殺技使用時には音撃鼓の代わりに猛火を用いて対象を拘束する。
必殺技は音撃拳・百烈剛火
※ここから先、ちょっとした事情で先行情報を一部公開という形式になっているのでネタバレが嫌な方は見るのをお控えください。
『■■■■■■■■■■■』
■パンチ力:55t
■キック力:75t
■ジャンプ力:80m
■走力:100m5秒
レジェンドライダーの力に依らない変身者であるムゲンの個性を力の源にしているオリジナルのフォーム。変身時はスタンダードフォームの装甲が一度弾け飛び、裏返るように反転して再装着される。
仮面は額から一角獣のような真紅の角が伸び、口元は獣の牙を思わせるギザギザのラインが走ったフェイスガードで覆われたデザイン。複眼の色は黄金。
漆黒の装甲とアンダースーツの表面のあちこちに電子回路のような紋様・ブレイズサーキットが浮かび上がっており、焼けた鉄を思わせる緋色の光を放っている。
ブレイズサーキットを介して、全方位から最大出力で金属も溶かす超高熱波スカーレットノヴァを自在に放つことが出来る。加えて派生技に熱波を口元に集中させて放つスカーレットシャウトが存在。
大きな特徴の一つとして腰の部分から蛇腹型の長いメカニカルな尻尾が生えている。この尻尾はスクラップテールと呼ばれ、デュオルの意思で自由自在に動く。ドリルのように回転して貫通力を上昇させたり、盾や防護壁の代わりにすることも可能。
両手の指先にはシザーネイルと言う鋭利な爪が施されている。爪が緋色に輝くと高熱を帯びて分厚い鉄板をも斬り裂く切れ味を解放する。
このフォームへと変身するとアドレナリンの過剰分泌を筆頭に全知全能が戦いと敵を倒すことのみにへと無意識に向き易くなるという問題がある。さらにそれが暴走状態ではない正常稼働のために改善する余地も無いというピーキーな仕様でムゲンへの負担も大きい。
また全身が絶えず超高温を帯びており、味方であっても迂闊にデュオルの体に触れることが出来なくなる。
総括するとこのフォームは変身者のムゲンすらも消耗品にして、確実に敵を殲滅するための絶大な力の具現化。そして、ムゲンが密かに願っている大切な人たちを巻き込まず(巻き込めない)にどんな敵が相手でも勝つための理想の姿を歪な形ながら叶えられる鬼札的な存在。
隠されていたフォームではあるが実は最初期から変身が可能であった形態であり、皮肉にもムゲンの実力を最大限に発揮できる無二の形態である。
必殺技は灼熱の足刀蹴りを叩き込むインフェルノスパイカーと炎の拳を杭打ち機のように連続で打ち込むベルセルクノッカー。