『つまらない。』
自分は自分の人生をつまらないとしか感じない。
何故ここにいるのか。
何故ここで生きているのか。
何故ここで縛られているのか。
無意味で無価値な自分が存在しているか。
理解出来ない。
興味がない。
だからこそ『つまらない』。
だから。
だから。
だからこそ。
自分は自分の人生を。
その無価値な人生を。
それすらも贄にして。
全てを終わらせる
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「………………。」
自分は目を開ける。
無機質なコンクリートの壁に高い天井、薄暗い豆電球が僅かに室内を照らされている。
「………………。」
ジャラ
自分は自分の体に巻き付かれた鎖を僅かに動かす。
ガチャガチャ
その瞬間、自動的に鉄の筒がこちらを向き、その穴をこちらに向ける。
自分の体は異常だ。
上半身は鎖で何重にも拘束されて地面や床に繋がれ、下半身は熱した状態の鉄と完全に結合している。首筋や脚、手首に半透明なチューブが結びつき絶えず黄色い水が流れている。
「……ァ、ゥ……。」
ガチャガチャ
殆んど使わない口から微かに声を上げると更に筒が穴をこちらに向ける。
自分の『人生』は無価値だ。
何も成していない。何も行っていない。何も作っていない。何も壊していない。何も……愛していない。
全ては『無価値』。
全て『つまらない』。
自分が生きているのか、死んでいるのか、そんな事はどうでも良い。
生きていようが、死んでいようが、自分は無価値だ。
……どうでも良いよな、こんな人間。
自分には何もない。
自分には何も必要ない。
自分には……何も興味がない。
ならば
何かをしなければ。
何かしなければ自分は無価値だ。
無価値なだけはつまらない。
全てが興味ない。
なら
「………………コワス。」
全てをコワシテシマエ
ダダダダダダダダダっ!
突然筒から小さな塊が飛び出してきた。何だろう、これは。どうでも良いか。
「ふわむ。」
ジャガン!
チ腕を強く引くと鎖が外れ、チューブを引き抜き脚を動かすと鉄は剥がれ、皮膚も剥がれる。
「へえっ?」
突然自分は倒れる。
……体が細い。これでは歩けない。
「はむっ。」
適当に近くに落ちていた塊と鎖を口いれて噛み砕き、飲み込む。
すると、身体中に力が湧き、脚や腕が塊や鎖のような物と同じような物になった。
「動くな、止まれ!」
突然声が聞こえたと思ったら筒を持った人たちがガラス越しに自分を囲んだ。
……美味しそう。肉がついた体は塊とかよりも柔らかそう。
あれを……食べたい。
「美味しそう。」
口から欲望が漏れでた瞬間ガラスを噛み千切って筒を持った人の一人の上に乗って押さえ込む。
「イタダキマス。」
「な、何をああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」
その人は何かしそうだったけど腹から食べ始め、内臓を食べ始めたら甲高い声を上げた。
五月蝿いなぁ。
「バーン。」
「へっ?」
筒みたいに指を指して撃つとその人の頭に穴が空いて五月蝿くなくなった。
これでゆっくり食べれる。
「貴様!?」
全てを食べきったら今度は他の人たちが筒を向けてきた。
いっぱい食べ物がある。ちゃんと食べないとね。
名前:■■■■
個性:暴食
概要:異形系。生物、非生物関係なく食べ、自分の体組織と融合させる。人を食べた場合個性因子を自分の個性因子と融合させる。食べ過ぎると満腹になって動けなくなる。話満腹になる前に全て消化されてしまう。