皆は知っているだろうか。かつて十三人の男女が「仮面ライダー」へと変身し、自らの望みを叶えるために殺し合い続けるというライダーバトルを。ライダーバトルで殺し合った者たちを。
ライダーバトルとは、デッキを使いアドベントモンスターと呼ばれる契約獣と契約しミラーワールドというもう一つの世界へ入り、その力を手にし最後の一人になるまで殺し合い、勝ち残った者だけが望みを叶えることができる戦い。
人を守るために戦い、死亡するもその意志を貫き通し最後まで戦った男。
植物状態となった自分の恋人の意識を目覚めさせるために、最後まで戦い生き残るが望みを叶えた後に死亡してしまった男。
願いも無くライダーバトルの中で頂点を極めるために参加するも戦いに敗れ、自らの契約モンスターに喰われてしまった男。
不治の病に犯され永遠の命を得るために戦うも、その戦いの中で死亡してしまった男。
戦いを止めるために戦い、敵の攻撃から仲間を庇って死亡した男。
戦いそのものに悦びを見だすために戦うも、戦いではなく警察に銃殺され死亡し最後まで戦えなかった男。
殺し合いや人生をゲームとして客観的に甘く見たために裏切られ最初に死亡した男。
英雄になるために戦いその途中で一般人の親子を救い死亡し、親子を救った英雄として世間に知られた男。
富を得て楽な生活をするために戦うが戦いの途中で願いが叶ったことで戦いを辞めようとし仲間からの裏切りにあい倒されミラーワールドから出られなくなった男。
超人的な力を得るために戦い、その戦いの中で死亡した男。
犯罪者に殺された自分の姉を蘇生させるために戦い復讐を果たすも他のライダーにより倒されてしまった女。
ミラーワールドより生まれ、完全な肉体を求めて戦うも敗れ去った男。
勝ち残った最後の一人と戦う事を目的とし、最後には破れ去った男。
十三人が繰り広げた戦いは悲劇と言えるだろう。全員が願いを叶え生き残ることができなかったのだから。願いを叶えた男もその後に死亡してしまい最後には全員が死亡したライダーバトル。
ライダーバトルの主催者神崎士郎の思念体ともいえるオーディンは自身が満足いく結末となるまで、時間を何回も巻き戻した。それが何回巻き戻されたのか、いつの時代の出来事なのか、それは誰にもわからない。それを知る本人は死んでしまったのだから。
だが今回は私が、城戸真司たちのライダーバトルより一つ前のライダーバトル。そこで戦った男女たちの戦いの物語を語っていこう。
これは語り継がれることのない戦い。嘘かもしれないし真実かもしれない。信じるか信じないかは貴方次第です。
さて、語らせていただきましょう。時は200×年。あれは、空からの日射しがまだ暖かかったころの話です。
その日僕(俺,私)は力を手に入れた。
人生を変える(やり直す,覆す,終わらせる始まらせる)
力を。
滝温泉こといずみです。新しく始めました。現在連載中の作品に加えて一つ、あまり読者の皆様には人気のない仮面ライダー龍騎に挑戦しますが暖かい目で見守ってください、それと短くてすいません。
感想評価誤字報告アドバイス等、お待ちしております。