ヴィラン名 『チェンソーマン』   作:ナメクジとカタツムリは絶対認めない

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今までの心境
ジャンプ読み〜はあ…パワー…!パワー…!
生姜焼き美味そ(洗脳)
え!?チェンソーマン終わんの?死ぬって死ぬって!…ん?第一部?
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雄英体育祭 その2

「デンジくんはここで働いてるんだね〜、すごいじゃん!天下の雄英サマだよ!」

「…あ〜、そう?」

 

デンジは今幸せだった。突然自分のたこ焼きを奪われたのは不服であったが、その相手を見るとその負の感情も一気に無くなっていった。

──この女。胸は小さいが身体のバランスは申し分ない。顔も良い。感じも良い。しかもそれに加えて──、

 

「へえ!けっこー筋肉あるんだね。細マッチョだ!細マッチョ!」

 

自分の身体を非常に触ってくる。それはもうベタベタと。そしてデンジはある考えが頭によぎった。

 

 

(絶対好きじゃん俺のこと……)

 

 

頬を赤らめてこちらを見つめる女を見て確信を得る。

 

(めっちゃ俺と目ぇ合わせてくるし…その度に笑うし…なんか俺が言ったらかわいく反応してくれるし…)

 

「…」

「ん〜?」

 

可愛らしく首を傾げたその仕草に胸がときめく。赤くなった顔を隠すため慌てて顔を背けたが、その抵抗は無駄なものであった。

 

「あはは!かーわい」

 

「…」

 

にんまりと笑う女にデンジは一瞬で落とされた。一般人であれば、よほど美人とはいえ、つい先ほど会ったばかりの女に惚れるなどあり得るはずがない。しかし、デンジは違う。劣悪な環境下で生きていたせいか、一般的な思考回路がそもそも存在しないのであった。

 

 

 

 

[──そして早くも最終関門!かくしてその実態は──!]

 

 

プレゼント・マイクの大きな声で、デンジは我に帰る。ふとグラウンドを見ると、いつの間にか最終ステージにまで場面は進展していた。

 

[──一面地雷原!怒りのアフガンだぁ!!地雷の位置はよく見りゃ分かるようになってんぞ!]

 

最終局面。生徒たちを待ち構えていたのは足元一面に広がる地雷。威力は大した事が無い様に設計されているが、音と爆発時の見た目はさながら本物である。

先頭の生徒はその事実にどこか攻めあぐねている様子だ。それを見た後方の遅れていた生徒は怒涛の追い上げを見せる。

 

 

「わー!見て見てデンジくん!めっちゃ爆発してる!!あはははは!!」

「ギャハハハハ!」

 

 

一方、その爆発を見たデンジと少女は何故か大笑いをしていた。周囲から奇妙なものを見る目で見られていたが、そんなものは気にも止めていない様子である。

 

「はぁーあ、こんな笑ったの久しぶりだなあ!」

(か──かわいい!!)

 

屈託のない笑みを浮かべる少女にときめいてしまうデンジ。先程会ったばかりとは思えない距離感もあり、常に顔が赤くなる。

 

 

「…うーん。でもさー…、やっぱりなんかなー…なんか足んないよねー」

「え?」

 

 

突然の少女の発言に反応が遅れるデンジ。それを無視して少女は喋り続ける。

 

「こーいう無害なのも良いんだけどさー…やっぱ爆弾って、本来の使い方があると思うんだよね」

 

グラウンドを眺めながら、少女は呟く。そこには先程の無邪気な感情は無く、冷たいナニかがあった。

 

「ねえ、デンジくん。爆弾の使い方ってどんなのがあると思う?」

「…?」

 

そう静かに問いかける少女。デンジは雰囲気の変化を感じとりながらもその質問に答えようとする。

 

「そりゃ〜あれだよ、邪魔なやつら一気にやるときとか…」

「──そう!そうだよね!絶対それしかないよね!!やっぱデンジくん分かってるねえ!──ああ、こんなんだったら君ともっと早く会ってれば良かった…!最近は山削るためにとか、そういう理由でしか使わないしさあ…、ほんと、バカみたい」

 

陶酔したような表情でデンジの手を取る少女。デンジはその事実に心が躍り、目の前の少女の僅かな変容に気づいていない。

 

突如、爆音が鼓膜を震えさせる。どうやら、グラウンドで大爆発が巻き起こったようだ。周りの観客もヒートアップし、ボルテージは最高潮に上がっていく。

 

[後方で大爆発!?何だあの威力はァ!?偶然か、故意か──!]

 

「デンジくん。()()()の話だよ?()()()ね?この雄英体育祭で、凄く頑張ってる生徒のひとりが───」

 

 

[A組、緑谷──]

 

 

 

「急に爆発しちゃったら──どんな綺麗な事になるんだろうねえ?」

 

 

 

[爆風で猛追────!?]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボンっ」

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