ある日突然だった。
夜、いつものように親にべったりと絡まれて、ヘキエキとしながら自分の部屋に戻った時、そいつは何処からともなく現れた。
それは、白い毛に包まれた、可愛らしい四足歩行の動物だった。
私は腰を抜かしていた。
だって、見たこともない生き物だったし、おまけに、
「やあ、
なんて、喋ってきたんだから。
今は慣れたけど、最初のうちは完全にホラーだったね。
これ何の悪夢だよ!!って、当時はガチで震えていた。
「た、頼み?」
恐る恐る勇気出して尋ねると、そのキュゥベえって奴はアホなことを言い出した。
「そう。ボクと契約して、魔法少女になって欲しいんだ」
「ま、魔法少女……?契約……?」
聞いた瞬間、私は何じゃそりゃって思った。
何かおかしくなったのだろうか、とその時は本気で自分の耳を疑ったものである。
私は事態が上手く飲み込めなくて、戸惑うしかなかった。
「うん。ボクは何でも一つだけ、願いを叶えてあげる。でも、その代わり魔法少女となって、魔女と戦って欲しいんだ」
「……」
でも、私は自分でも言うのは何だけど、チョロかった。
願いを叶えてあげると言われただけで、私は魔法少女とか、キュゥべえとかのあり得ないことを、すっかり信じ込んしまっていたのだ。
だってそれは、親という手錠を外す鍵だった。
そんなものが目の前にぶら下げられたら、もうそこにしか目がいかなかった。
「じゃあ魔法少女になったら、私はお母さん達から愛されるようになるの?」
淡い期待が胸の内に浮かんでいた。
私はずっと、憧れていたのだ。普通の子のように、愛と自由に満ちた人生を送ることを。
それが手に入るチャンスに私は舞い上がっていた。いっそ、運が良いとさえ思っていた。
……本当はそうじゃなかったのに。
「それは、どういう意味だい?キミはもうとっくに、二人から愛されているじゃないか」
「あの二人は、私を愛してなんかない!!あの人達が愛しているのは、私じゃない私、“良い子の香干サチ”っていう外面なの!!」
両親は、皆が羨む自慢の子供を持つことで、自分たちは幸せなんだと思いたがっている。私でジコケンジヨクを満たそうとしているだけ。
だから、両親が求めているのはこの私自身じゃない。
彼らが求めているのは、お行儀がよくて、誰よりも可愛くて、優秀で、素直で、わがままじゃなくて、謙虚で、それでいて元気がよくて従順な、馬鹿みたいに自分達に都合の良いお姫様なのだ。
……そして、それを私に押し付けるためだけに、私を昔から徹底的に管理し続けてる。
毎日毎日決まった時間に起こされて、決まった時間に食事をさせられて、決まった時間に学校から家に帰らされる。
放課後には習い事や外出ばっかり。
私が好きなものも、嫌いなものも把握せず、無意味なプレゼントやお金ばかりを渡し、飽きもせずに自分達の好みの洋服やアクセサリーで私を飾り立てては、これ好きでしょ、似合ってるよ、素敵になれて良かったね、なんて言ってきやがる。
将来も決められていて、私は大人になったら何処かのセレブのお嫁さんになるんだとか。
まるで、お飯事をしてるみたい。
……二人にとって香干サチなんてのは所詮、道具でしかない。私には自由もなくて、愛もない。いつも一人ぼっちなんだ。
このヘイソクカンから救ってくれるものといえば、海か船しかない。
気が遠くなるくらい広い広い海を見ていると、全部忘れられる。そしてその中を船で突き進んで風を受けると、何処までも何処までも行けるように思える。
私の支えは、それだけだ。
「……私は道具じゃない。私は人間だ。なのにどうしてこんな目に合っているの?私を私として、何で扱ってくれないのよ……。理想を押し付けないでよ……」
「だったら、キミはキミの理想を叶えれば良いじゃないか。大丈夫。ボクは何だって、実現させてあげられるよ」
そのキュゥべえの言葉は、酷く魅惑的に聞こえた。
彼は、鍵を手錠の鍵穴に差し込んだのだ。
「……私の理想」
思わず、私は唾を飲んだ。
そしてその魅惑に抗うことなく、考えることもなく、願いを言った。
「私は、今の家族を捨てたい。私のことを愛して、尊重して、ありのままに接してくれる、私の理想通りの親がほしい!!」
瞬間、光が胸の内から溢れて、私の全身を染め上げていく。
露出の多いセーラー服。頭には錨型の、青い宝石が輝く水兵帽。
光が消えた時、私はそんなコスプレ染みた格好に変身していた。
……私は本当に魔法少女なったのだ。
つまり、願いが叶ったことになるわけだ。
頭の中で、それじゃあ両親はどうなっているんだ、という当たり前の疑問がよぎる。
急いで部屋を飛び出し、両親の寝室に飛び込む。
彼らは既に、大きな一つのベットで寝ていた。
私は二人がどのように変わっているのか気になって、無理やり起こそうとその肩に触れた。
でも──
「……体が冷たい?」
言った途端、ぶわっと全身のあらゆるカンセンから冷汗が噴き出た。
両親の脈を測る。心臓の音を確かめる。口元の息を確認する。
しかし、どれを試しても、結果はある一つの状態を示していた。
即ち、死。
両親は、私のせいで死んでいたのである。
それからは、良く覚えてない。
いつの間にか両親の葬式は終わっていて、身寄りのなかった私は伯父さんの──船花
お義父さんは私を尊重し、大切にしてくれた。実の両親がくれなかった、自由と愛をくれたんだ。
まさに彼は、私の理想の親だった。
……けど、今のお義父さんは、もしかしたら元々のお義父さんじゃないかもしれない。
私の叔母曰く、彼は家族に興味がある人じゃなかったらしい。突然私と会ったことで人が変わったと言っていた。
つまり、両親が死んだのも、お義父さんの性格が変化したのも、私の願いのせいなのだ。
私の祈りは、最悪の形で実現することとなってしまった。
欲しかったものを手に入れたのに、私の心はまったく晴れない。
両親が死んでしまったあの夜が、何度も何度も夢の中に出てくる。
肉親殺しの罪、人を歪めた罪。私はそんな重たいものを背負ってしまった。
「……何でこんなことになったんだろう。
私はただ、自由な暮らしが出来て、親に愛してもらえれば、それだけで良かったのに」
「それは、キミが理想の親を願ったからだ。でもそれがどういう風に実現するのかは言わなかった。だから、こんなことになったのさ」
「………自業自得だってこと言いたいの?」
自分の部屋の中で蹲っていると、契約した時と同じように、何処からともなくキュゥべえが現れていた。
私は小動物を睨み付ける。
だが、心の中では彼の言う通りだと思っていた。
……本当に、申し訳なさ過ぎて死にそうだ。消えてしまいたい。
「不満なのかい?」
「不満っていうか、何ていうか……」
「キミの望みは叶った。
キミの新しい親は、キミが言っていた、本物の愛情を向けてくれている。それにキミは強制された生き方をしているのではない。何もかもいいことじゃないか。そもそも、そんなに落ち込むこともない。キミは、もう“船花サチ”だ。船花サチは、自由なんだろう?」
……キュゥベえの話すことは、いつだっておかしいくらい私を惹きつけた。
彼の話が、頭の中を回っていく。私はジョジョに、それにオカサレテク。
自由、自由、自由……。
それって何だったんだっけ。
私が求めて止まなかった自由は……、確か、何でも出来るって意味だった。
つまり……、私は何をやっても許される?
「……私は、“船花サチ”。香干じゃない。自由になった、私…………」
香干サチは、自由じゃないから許されない。
でも、船花サチは自由だから、この罪も許される。親を犠牲にして、幸せになっても良いんだ。
「……殺しちゃったけど、現実逃避ぐらい許してください、お母さん、お父さん。私は貴方達のイタイの冷たさを、思い出したくはない。こうでもしなければ、私は耐えられない」
だから、私は悪くない。“船花サチ”は悪くない。
◆◇◆◇
何処かのバス停を取り込んだのだろう。
崩れたベンチ。遠くに見える、ひび割れたガラス製の停留所らしき建物。お辞儀している道路の標識。
それらが周りにはいくつも点在していた。
勿論、それだけじゃない。
地面にあちこちに生えている花の造花や、標識同士を繋いでいるペナントガーランド。
無意味にあちらこちらに置かれた二メートル程の巨大なパーティー帽子が、より空間の異質さにアクセントを添えていた。
……やっぱり、結界というのはいつ見ても異常だと思う。
どうやってこういうのを魔女は生み出しているんだろう。
「まったく、手間かけさせやがって。このクソ野郎」
私は水平帽の唾を触りながら、柄悪くそう呟いた。
前方の宙には、五メートルほどのプレゼントボックスが浮かんでいる。
その蓋を突き破り、極大サイズのハサミを握る、横幅だけで六メートルにもなるマジックハンドが伸びていた。
あれこそが、仮称、プレゼントボックスの魔女。私が三日前から探し、そしてようやく追い詰めた魔女だった。
「とっととぶっ潰してやる!!覚悟しろ!!」
私は自身の武装──私の身長とほぼ同じ長さの錨を手に、露出の多いセーラー服を靡かせながら突撃する。
そのハサミが振り下ろされる前に、くるりと右に飛んで方向転換。攻撃を回避すると同時に、地面についた足をバネのように使って高く跳ね、アンカーで魔女の側面を叩く。
爪が箱にめり込み、魔女は吹っ飛ばされて遠くの停留所にぶつかる。
そのせいで、ガラスの割れる音が空間に響いた。
「おいおい、大したことないじゃん。弱っちいなあ」
私はそれを見てニヤリと笑いながら着地した。
そして、もう一発ぶちかまそうと再度走ろうとする。
しかし、次の瞬間、即座に嫌な気配を察知。前進を止め、錨を自分の胴体のところで横にして構える。
刹那、箱からマジックハンドが勢い良く伸び、まるでフェンシングのように大きなハサミを突き出してきた。
「くっ……!!」
それが錨と激突し、今度は私が押されて下がる。
マジックハンドは伸びたまま、ハサミを私へ向けて豪快に振り回していく。
避けるににつれ、造花やパーティーハットが舞い上がり、
停留所や標識を横から真っ二つになり、地面に深い斬撃の跡が残っていく。
巨大な分避けやすいので余裕はあったが、しかし、この魔女の攻撃はいちいち大きな音が響く。
はっきり言って、かなりうるさいのだった。
「ったく、うざぜえんだよぉっ!!」
下からすくうように、最大限の力で錨を動かす。その魔力を込めた一撃は、青い燐光を走らせて、迫りくるハサミを粉々に粉砕する。
私は腕を再度下す中で、錨に組み込まれた機構を作動。瞬時に爪が折り畳まれ、正面に構えたときには長銃となる。
私はその引き金を引き、マジックハンドへと銃弾をお見舞いした。
大きな手から火が吹き上げ、魔女の箱へと燃え移っていく。
私は狙いを変えず、止めにもう一度銃を撃つ。
銃口から青い魔力の弾が飛び出したかと思うと、一瞬にして魔女に大きな穴を穿った。
魔女は苦しそうに悶えながら、グリーフシードを残して消滅していった。
「ふぅ……、こんなもんか」
風景が結界から、元の雑貨屋の裏側に戻る。
私は黒い球体を拾うと、被っていた帽子を取って、それについている錨型のソウルジェムを見た。
そこまで魔力を使ったはずではないのだが、少し濁っている。
キュゥべえ曰く、負の感情を溜め込むほどソウルジェムに穢れが生じるという。
ならば、この穢れはその負の感情が原因なのだろう。
入理乃のあの手紙を読んで、私はずっと四六時中、後悔ばかりしている。
一番近くにいたのに、私は入理乃を無意識に追い詰めていた。
それどころか、普段の寂しい気持ちにも気付いてあげられなくて、救ってあげられなかった。
私は、相方失格だった。私なんかが、相方になるべきじゃなかったんだ。
……そう思うと、申し訳なくて申し訳なくて、悲しみが止まらないのだ。
もちろん、怒りはある。
夏音とかいう昔の友達の代わりにされたのは純粋にムカつくし、手紙に書かれてあったこゆりにやったことも許せない。
でも、どんなに自分勝手でも、入理乃はこの世でたった一人の私の大切な親友。どうしたって、心のそこから憎みきれないよ……。
それに、今は怒りより寂しさの方が強い。
……唯一、入理乃を失った悲しみを分かち合えるだろうこゆりが、思ったよりコミケーションをとってくれないのである。
どうも話を聞けば、妹が死んだり、魔法少女のことで親と一悶着あって家出したりと、一変に不幸が重なったようだ。
恐らく、それで私のことに気を使っている余裕はないのだろう。彼女も彼女で、いっぱいいっぱいなのだ。
……私はそんなこゆりに何も言えないし、話しかけることができない。ホームレス生活やめなよ、とも言えない。
これでは、孤立したのと同じ。他に友達といったら数えるくらいなもので、その子達にもこの悩みは共有できないし、もう本当にどうしたら良いか分からない。
「入理乃……。テメエ、一体何処にいるんだよ……」
自然と俯いてしまう。
私はその後もグダグダと入理乃のことを考えながら、その場を後にしていった。
だからだろうか。物陰から、誰かが見ているだなんて、その時気づきもしなかった。
後から思うに、そいつは多分、私を見て微笑んだと思う。
そして、それをきっかけに決めてしまったのだ──魔法少女への道を。
◆◇◆◇
あたしは、手紙を読んだその日のうちに、サチに電話をしようと思ったその時、彼女が丁度連絡をくれた。
やはり、入理乃に捨てられたことをショックだったらしい。
サチは泣きながら、そちらの状況を説明してくれた。
彼女はその日、自分の部屋の机の掃除をしていたところ、引き出しに入理乃からの手紙が入っていたのを見つけた。
気になってそれを読み、その内容にびっくりしたサチは、直接問い詰めようと入理乃の家に行った。
しかし、何故か使用人の人から昨日の夜から入理乃はいないと言われしまい、手がかりはないかと、今度は同じ早島にいるミズハに電話をかけても、どうしてか繋がらない。
サチはしょうがなくキュゥべえに相談してミズハの家を教えてもらい、そこへ入理乃の時と同じように直行した。
だが、どういうことか、そこでミズハと同居していただろうミズハの親戚も、ミズハは数日前から行方不明になっていると言って、打ちひしがれていたのである。
不気味なことに、ほぼ同じ時期に入理乃とミズハは早島から忽然と姿を消したのだ。
その理由は、キュゥべえもよく分からないという。
ただ言えるのは、入理乃とミズハに、何かが起こったということだけだ。
これは魔法少女の今後に関わるとして、現在進行形でキュゥベエとあたし達はその何かを調べ続けているが、いまいち成果は上がっていない。
しかし結果として、早島はサチ一人で管理することになり、グリーフシード問題は思わぬ形で解決することになってしまった。
サチは他の縄張りが必要なくなり、また手紙であたしが入理乃に受けた仕打ちも知ったためか、牛木草を正式にこちらに譲渡。
それに伴い、入理乃が研究して残した、牛木草各地に隠したという魔法の道具の管理を共同で行う取り決めを交わした。
あたしとサチの関係は、以前のような顔見知りレベルの友人から、同盟者や協力者といった関係へと変わったのである。
……そうそう。変わったと言えば、今の生活も随分と変わった気がする。
家出をした当初、あたしはお金もないのでご飯もなく、飲料水の確保さえ難しいという有様だった。
もちろん、お風呂だとか、スマホの充電だとか、そういったことも出来なくなった。
そのため、一日ぐらいお腹を空かせて途方にくれ、街中をずっと歩き回る羽目にあった。
その際に、怪しい男の人に連れて行かれそうになったり、なんか見るからに胡散臭いお店の誘いにあったり、電車の地下のホームで寝てた時に、見ず知らずのおっさにセクハラを受けて、泣きながら逃げたりといった数々の酷い目に暫くあったが……、思い出したくもないので詳細は割愛しよう。
結局あたしはキュゥべえに教えてもらった、牛木草の某所にある廃ビルに住むことにした。
理由は単純に、ホテルに住みたくなかったから。
というのもあたし、自分の場所だと思えないところでずっと生活するのは、どうしても落ち着かなくて嫌だったのだ。
まあ、ぶっちゃけた話、そこまでお金に余裕があるわけでもないってのもあるのだが。
あたしは毎日を、人に隠れてこっそりと生きていくようになった。
一日の大半をビルの中で過ごし、夜は街に出かけて魔女を狩った。
食料品は、サチが固有魔法のレプリカ生成で作ってくれた偽札を使用して賄うようになり(入理乃の魔道具を主に管理する代わりに、一ヶ月五千円程度の偽札をもらっている。はっきり言って、めちゃくちゃ苦しい)、お風呂は公園の水道水やペットボトルの水、最悪の場合は雨水を何処かから拾ってきたドラム缶に溜めて行った。
とても中学生がやる生活じゃないが、しかし人間適応するものである。
最初はめげそうになっていたが、五日もすれば慣れていて、なんとか日々を送れるようにはなってきた。
──そうして気がつけば、二週間が過ぎようとしていた。
天気の良い昼下がり。
あたしはビルの屋上で体育座りをし、ただ空を見上げていた。
最近はずっとこんな調子で、何もやる気になれず、何をしていなかった。
あたしは家を出てからは生活に慣れるという目標があったが。しかし、それを達成してしまった今、後はただひたすら虚無感が襲ってきた。
あたしは何もかもを失ったのだ。
妹も、家も、暖かな日常も。
学校に通えなくなったから、芸術関係の大学に行きたいっていう夢も叶いっこないし。
心の整理だって、上手くいかない。
どうしても一人でいると、さゆりや両親を思い出す。その度に家に帰りたいと思い、そして、そうすることができないのをダラダラと悩んでしまうのだ。
まあ、今の状態じゃいけないってのはあたしにも分かっている。
前を向こうと決めた以上、無意味なままで死にたくはない。
……早く、何か見つけないと。あたしの新たな目標や生きがいを。
そうしなければ、さゆりにどう向き合えば良いか、分からない。
いっそのこと、さゆりが死んだ原因を探ろうかとも思ったが、それこそ意味がない気がしてくる。
あたしが外に遊びにに行った時、さゆりも何処かへ外出した。そして魔女と遭遇し、殺された。
不確定ではあるが、どう考えたってそういう結論にしか至れないと、キュゥべえから言われてしまったのだ。
それにコートの魔女も殺してしまったし、魔力の痕跡だって残っちゃいないだろう。
手がかりなんてもうないのだ。
ああ、でも、意味がわからないにも程があるわよ。
本当に、何で突然死んじゃったの?何で何の前触れもなく死んじゃったの?
誰でもいいから、教えてよ……。
「はあ……。ネガティブになっていたら駄目ね……」
あたしは立ち上がると、グッと伸びをした。
こういう時は、気晴らしが一番だ。近くの本屋にでも行って、時間を潰そう。
そう考えると、あたしは一気にビルから飛び降り、町に繰り出して行ったのだった。
今後の小説の参考のために、アンケートを取ります。この小説で良かったところはどこですか?
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