新しいここすき機能いいですね、どこが良かったかピンポイントでわかるので。感想含め皆様の応援で頑張って書き進めていきます
2.1 埋まるピース
増えたピースははまるのか
余ったピースはどこに行く
2.1 埋まるピース
FIS組の装者も出そろうG編。その開幕の印であるQueen of MUSIC。その時その場所で私は何をしているかといと。
「き! ず! な!」
全力でマリア推しを満喫していた。そんな私の隣には
「立浪君……、君は元気だな……」
「もちろん! ここは、ライブは命を燃やす場所ですから! 八紘さんも!」
翼パパが不思議そうなものを見る顔でこちらを見ていた。そんな私たちの服装はお揃いのライブTシャツ。
なんでこんなことになったかというと、少し話は遡って。
「姐さん、アタシ達が歌姫マリアと合同でライブを行うことになったんだ!」
「私たちが世界へと羽ばたく大きな一歩がやっと踏み出せます!」
そう言いながら二人すごい笑顔で報告にきたツヴァイウィングの二人。夢へ進む道筋が明確になったこともあるけど純粋に大きな会場で、有名なアーティストと共に歌えるのが嬉しいのだろう。
「ほんと! 良かったじゃない! ぜっったい見にいくわ!」
「マリアよりアタシ達の応援をしてくれよな?」
最近私がマリアにお熱に見えるのがどうも奏ちゃんには気にくわないらしく、お小言を貰ってしまった。
「はいはい分かってます。しかし良く今一番人気の相手とライブなんて出来たわね」
「向こうサイドから打診があったんです。新進気鋭のアーティスト、ツヴァイウィングと共同でライブを行いたいと」
「それはまあ、いつの間にか有名になっちゃって」
なんて白々しいことを言うけど、本当にそうであったらいいんだけどね。おそらくライブ会場の周辺にナスターシャ教授はいるだろうし、探せば事前に色々はすっ飛ばして話ができるんだろうけどどうしたものか。
「そうね、どうせだったら私も臨時のマネージャーとして同行しちゃおうかな?」
まずは会場にいないといけないし、適当な理由をでっち上げて同行するのが一番早そう。あー、でもたしか当日にソロモンの杖の輸送も合ったしそっちで小細工する方がいいかも?
「珍しいですね、紫香さんがそんなことおっしゃるなんて」
「せっかくの生マリアを間近で見れるかもしれないチャンスよ? 見逃すわけ無いじゃない」
「自分の都合かよ……」
奏ちゃんに呆れたように言われるけど気にしないだって
「仕事に自分の趣味を混ぜれるようになったら一人前よ。覚えておきなさい」
「だったら、私達は歌を仕事にしているわけですしもう一人前ということ?」
「翼の言うとおりだな! 姐さん一本取られたんじゃないか?」
「その答えが半人前の証よ。精進しなさい」
そう答えながら二人を撫でてあげる。二人共恥ずかしそうにしても振り払ったりはしない。この時間が永遠に続いてくれたらなんて考えてしまうけど、それは大人の理論なんでしょうね。未来を夢見る子供にはきっと理解できない。
「さて、そんな大きなライブが控えているなら多少装者としての仕事は都合つけてあげるからしっかり頑張りなさい」
二人の元気の良い返事を聞いて満足しながら、頭はこれからのことを考え一握りの憂鬱を抱え込んでいた。
そんな話が出たのが結構前の話。そろそろ当日の動きを考え始めないといけない。二人のおまけとしてスタッフとしてライブに行ければ一番いいんだけど、その場合は何か有ったときの動きが取りにくいし、へんな行動して前みたいに痛い腹を探られてもめんどくさいだけだし、今回は普通に一ファンとして会場に行きましょうか。こんな時のためのツヴァイウィングファンクラブ会員番号1番の使い道だ。とりあえずまだ先の話だけど予定突っ込まれても困るしさっさと有給申請に行こう。
「というわけで司令、二人のライブを見に行くの有給をお願いします」
「どんなわけなんだ……。そして申し訳ないがその日の有給は認められない」
はあー? ちゃんとこんな前から有給申請しに来たのに却下されるとか聞いてないんですが。頭の中を見返しても私じゃないといけない仕事は無いはずだし、もしかしたらソロモンの杖の輸送に振り分けられたかな。だったらさっさと終わらしてしまえばなんとかなるワンチャン?
「君にはその日要人警護にあたって貰う予定だ。向こうからの指名でな。よろしく頼む」
はい終わったー。なんてふざけたいところだけど、このタイミングでわざわざ私を指定してきてるのはどう考えても怪しい。FIS組が私を会場から遠ざける計画かもと一瞬考えたけどあそこにそんな力は無いはず。であればもっとめんどくさいところかな。
「……とりあえず話の詳細をお願いします」
さっきまでの砕けた態度もどこへやら、想像していた以上に厄介な可能性を考えて一瞬で思考を切り替える。
「安心してくれ、君に害が出るような話ではない。どちらかというといい話のはずだ。詳細は今キミの端末に送った。確認しておいてくれ」
司令のなんとも言えない嬉しそうな表情に違和感を感じながらもとりあえずは送ってもらった情報を確認する。
「……えー……。これはなんというか、あれですね……」
どうやら思ってた以上に優しい世界なのかもしれない。
それからは特におもしろいこともなくその日が来た。私は今日の警護対象と挨拶する。
「本日はよろしくおねがいします、風鳴情報官」
「本日の警護、よろしく頼む」
最近仕事で会うことも多くなった翼パパ。そんなこの国の銃後の要とも言える人がわざわざシンフォギア装者である私は連れ向かう先は
「はい、では行きましょうか、翼ちゃん達のライブに」
Queen of MUSIC。その会場に私達は居た。
「しかし、最初に連絡をもらった時は驚きました」
「あれからチケットを貰ってな。自分たちの夢への羽ばたきを見て欲しいと」
「お優しいことで」
「無論それはついでだ。これは機密だがあのマリアと言う歌手の周りできな臭い動きがある。最近匿名での情報提供もあり実際に見ておこうと思っただけだ」
その情報提供者は目の前に居るんですけどね。原作通りなら事前に情報が得られる。何もなくても直接私に影響は出にくい。やるだけ得かなって思った手が予想外の結果を出してくれたようだ。
「了解しました。中に入るのは私達だけですが、周囲には二課の者を待機させています」
「うむ、この場で何かを行うわけではないが準備は周到に頼む」
「もちろんです。それで、言いにくいのですが……、この場では私達のスーツは目立ちますし、話し方も周囲から浮いてしまいます」
「なるほど、では話し方などは任せる。それと変装用の服装を用意してもらえるか」
言質とった! ここからはやりたい放題だ!
「では八紘さん! ここにライブTシャツ買ってきましたからあちらの車でどうぞ! サイズもバッチリです!」
「あ、ああ……。準備がいいのだな……」
なんかドン引きされてる気がするけど気にしない! わざわざ翼パパが来ているってことは黒だろうしライブは最後まで楽しめないだろうけどそれでもできる限りは楽しんでやる!
翼パパと二人着替えて席を探す。招待席だけ有っていい席だ。アリーナや前の方ではないがしっかりと出演者が見れそうな席。翼ちゃんも流石にアリーナ席にはまだ呼びにくかったのかな。
「このような場所には始めてきたがすごいものだな」
「ええ。今回は合同ライブなのでここにいる全員というわけではないかもしれませんが、多くが翼さん達の歌を聞きに来ています。お嬢さんの努力の結果ですね」
「あれには風鳴としての役目を果たす義務がある。だが、ここにいる人達の表情を見ると力だけが戦いではないのかもしれないな」
「はい。お嬢さんの歌には力があります。ここに居る観客の中にもつらい思いをしてきた人もいると思います。それでも今この時だけは歌を聞き勇気と希望を得ることができるとそう願い、信じています」
「……そうか、あれは不器用だと思っていただが少しはマシになったのかもしれないな」
「ぜひ、今日の感想を言ってあげてください。必ず翼さんの力になります」
「……考えておこう」
思った以上に翼パパが柔らかい? まあでもいいことだ。この親子は二人共超がつくほどの不器用なだけなんだ。そんな二人がすれ違ったまま終わるなんて許せない。
~♪
音楽が流れ始め徐々に会場のボルテージが上がっていく。
「八紘さんそろそろ始まりそうです」
「そうか、このような場は初めてでな、なにか決まりなどあるのか?」
「ただ思うように楽しめばいいそれだけです。私もそのつもりです」
さて一曲目が終わりMCタイムに入っている。私は叫びまくっていた喉を回復させるために水分補給中だ。いきなりアラサー限界オタクを見せられた翼パパはというと。
「すごいものだな……」
「ええ、二人共すごいパフォーマンスですね」
「君もいつもああなのか?」
「お見苦しいものをお見せしました……」
後悔はないけど超上司的な人に進んで見せたいものではない。それでも折角の場だし何もせずに見ているなんてできるわけもない。
横目でステージを見ればどうやらそろそろのようだ。
突如会場の至るところにノイズが出現する。
「風鳴情報官、これは……」
「ああ、彼女の背後には何かが有るということだろう」
ステージではマリアが朗々と演説を行っている。彼女が私の知るマリアであるのならば内心を思うこともできるが、知らなければいきなりノイズを操り国土割譲を言い出したテロリストだ。恐怖の対象でしか無い。彼女がこの歌の場を決起の場所に選んだことをどう思っているかを思うと悲しくも感じてしまう。
「Granzizel bilfen gungnir zizzl」
そんなことを考えている間にも状況はどんどん進んでいく。ステージには歌姫マリアではなく、黒いガングニールを纏ったマリア・カデンツァヴナ・イヴがそこに立っていた。
「これは……」
「どうやら彼女の後ろには想像以上に厄介なものが隠れていそうですね」
さてどうしたものか。ここで動けば翼パパを始め多くの人達を危険に晒してしまう。二課に連絡を取りたいところだけどここまで準備をしているのだ通信妨害だけならマシな方で、私達の存在がバレてしまうのが一番まずい。
「ひとまず、ここは何もせずに待機を提案します。これだけの観客が人質であり、この会場が全世界に中継されている以上不用意に動くのは危険かと思います」
「そうだな、このような事態は君の方が慣れているだろう。任せる」
「ありがとうございます」
任されたはいいけどどうしたものか。私一人ならここからひとっ飛びでドロップキックぐらいはできるけど自分でも言ったように人質を取られるのは勘弁願いたい。
「会場のオーディエンスの諸君を開放する!」
動いた。まずはこのまま観客を安全な場所まで逃せる。
「彼女は一体何を考えているのだ? わざわざ有利な状況を放棄する理由が思いつかない」
「この会場の外で仲間が待ち構えれている可能性もあるかと。この会場は全世界に生中継されています。ここで人質に危害を加えれば彼女の要求は更に通りにくくなります」
「カメラの見えないところでか……。ありえるな」
「外まで出てしまえば二課の者が待機しています。ここは大人しく従うほうがいいかと」
時間を掛け二人で順番を待ちながら会場を出ていく。ノイズが居るからか前のライブのように死傷者が出るようなことはなかった。今度はノイズに助けられたかと思うと複雑な気持ちだ。
「立浪さん! 無事でしたか!」
「風鳴情報官も無事です。至急ここを離れ二課本部に護送をお願いします。Aチームは二課へ。Bチームはここでバックアップ。状況開始!」
人混みから離れ二課の人間を見つけ指示を出す。この後は大丈夫だと思うが翼パパも狙われてもおかしくない人だ。とりあえず安全である二課に向かてもらうのがいいだろう。
「風鳴情報官、申し訳ありませんが二課の方にお願いします」
「ここに居ては足手まといか、了解した。君は?」
「このまま中に突入します。観客がいないのであればやりようはあります」
「任せたぞ」
労いの言葉を受けて会場に向き直る。こんな急ぎでも無ければ一服していきたいところだけど可愛い妹が待ってるしさっさと行きましょうか。
「慎次くん! 中の状況は!?」
「紫香さん!? どうしてこちらに?」
「説明は後! 今会場に突入中、中の状況は?」
「翼さんと奏さんがマリア・カデンツァヴナ・イヴと対抗しようとしていますが、カメラの目もありシンフォギアが纏えずまずい状況です」
「了解、慎次くんはカメラの方どうにかして、中身は私がどうにかする」
「了解です、紫香さんもお気をつけて!」
さてはて、こんなこともあろうかと準備しておいた変装装備。残念ながら使う時が来ちゃったわね。
会場に入り最速で通路を走り抜ける。ステージを見れば翼ちゃんと奏ちゃんが押し込まれてる。そもそも素手でシンフォギアに勝てるわけがないし、それができるのは人間やめてる連中だけよ。
「Disastrous psyche achilles tron」
聖詠を口に、胸に勇気を。さあ、第二章! 始めましょうか!
「いーなーずーまーキィィッック!!!」
特に意味もない技名を叫びながらマリアめがけて飛び込んでいく。今の私の全力だステージも砕け砂煙もすごいことになる。この間に二人に逃げるように声をかけようと思えば、一瞬で煙を払われる。前を見ればどうやらマリアのマントでやられたようだ。
「いきなりのご登場ね? 挨拶もなしに足蹴りとはレディとして如何なものかしら?」
「残念ながらレディなんていいものじゃなくてね。おしゃれな誘い文句も言えなくて申し訳ないわ」
「だ、誰だ……?」
後ろから奏ちゃんの疑問が聞こえる。身内にもバレてないなら成功かな。
「謝罪する気が有るのならまずは名乗ったらどうかしら? Ms.Jane Doe?」
「あらわからない? 少し日本の文化を学ぶことをおすすめするわよ?」
そうして私は
「私は正義の味方。覚えておきなさい」
なんか言ってますが、取り敢えず言ってみたかっただけの可能性
主人公以外の視点の話は読みたいですか?
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二課の話が読みたい
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FIS組の話が読みたい
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いらない
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全部書けば良いのでは?