誤字、脱字などがあればどんどん言って下さい。
主人公の名前を朧月 焔に変更しました!
「……ん?」
世界でただ一つのダンジョンがある街、「迷宮都市オラリオ」。
その都市の組み行った路地裏、で一人の狐人の男が目を覚ました。
その狐人に特にこれと行った特徴は無く、身長は170cm程であり、やや蒼みがかった銀髪で、顔は整っている方であり、赤色に金細工がご施された鞘に入った刀を腰に差し、動きやすい服に体の急所を護る様な軽い鎧を身に着けていた。
そして顔の右側に、何故か狐を模して、揺れ動く炎の様な模様が彫られた仮面を着けていた。
これだけなら、オラリオでオラリオでダンジョンに潜っている冒険者と大差ないし、この狐人もーーーその名前を朧月 焔というーーーも、ダンジョンに潜っている冒険者の一人である。
ただし、焔が思い出せるのは
「……何故俺は此処に居るんだ?」
焔が一番新しい思い出せるのは、確かダンジョンに遠征に行って……
「ああ……そうだったな……俺は……」
焔が一番新しく思い出せるのは……ダンジョンで死んだ記憶だ。
しかし、そう考えると何故今こうして呼吸出来ているのだろう。
明らかに死ぬ様な量の血と、体が冷たくなっていったのに。
上を見ると青空が広がっているため、恐らく地上なのだろう。
……と言うか
「何処だ、此処は」
この男、自慢じゃないがファミリアで一番の方向音痴であるため、基本的に何とかオラリオの地理は頭に叩き込んでいる(それでも迷うのはご愛嬌である)彼であるが、こんな迷路みたいな場所初めてだし、そんな話しを聞いた事もない。
暫く悩んだ末に出た答えは、
「とりあえず、此処から出るか」
行き当たりばったりである。
「本当に何処何だ、此処は」
焔がこの路地裏をさまよって2時間ほど経つが、未だに出口と「で」の字も見えない。
それどころか、どんどん奥へ奥と迷い込まれている気がするし、おんなじ風景だから、今自分が何処に居るのかも分からない。
「一体何処のどんなバカだ、地上にこんなダンジョンの51階層みたいな場所を作ったのは」
そんな具合いに文句をいいながら進んで行くと、矢印の模様が壁に描いてあった。
「何だ?この矢印」
何の印かは分からないが、何もしないよりはマシと言うことで、矢印に従って歩いて行くと、1時間も立たない内にか路地裏から出ることができた。
……先程の苦労は一体何だったのだろう。
「まぁ、とりあえず此処が何処か確かめr」
そう呟きながら右を向くと、ソコには遥か昔に作ら
れ、焔も助力した摩天楼バベルがそびえ建っていた。
「まさか此処は……オラリオか……?」
これは英雄に憧れる白い兎の英雄譚でも、剣姫の強さを求めるソードオラトリオでもない、これは、英雄と呼ばれた、修羅の物語である