「これは……」
1000年ぶりに再開を果たした焔とウラノスだったが、今はウラノスによってその背中に刻まれたファルナの更新をしていた。
というのも、焔は先程から少し体の違和感を感じていたのだ。
こう、細かくは言いにくいが、少し体が重い様な、歩く速度が遅い様な、そんな微々たる体の違和感である。
通常であれば対して気にしない様な違和感であり、普通であれば「疲れが溜まったか?」や「体調不良か?」と思う所だが、どうも無視して良い類の違和感に思えなかったのだ。
そして、こういう時の焔の感と言うのは良く当たるのだ。
「どうしたんだ、主神様。まさかレベルでも減ったか?」
とりあえず、それだけではあって欲しくないと言って見たものの、
「……良く分かったな」
「……マジでか」
普段は余り頼りに成らない癖して、こういう時ばかり当たるのは本当に辞めて欲しい。
兎も角、冒険者にとってとしてはレベルが低いと言うのはかなりのハンデとになる。
何しろ、レベルは同じで互角、一つ上で絶望的、2つ上で不可能とまで言われる程だ。
もっとも、レベルが一つ上程度ならば、技量や経験で
何とか出来る部分もあるが、相手が自分と同じ、もしくは近い技量を持っていた場合は、勝ち目は無いと言っても良い。
焔自身レベル1や2程度ならば勝利出来る実力はあるが、それ以上となると流石に厳しい。
「それと……。何やら妙なスキルもあるぞ」
「何?」
「見てみろ」
そう言ってウラノスが差し出した紙には、
朧月・焔 レベル1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
俊敏:I0
魔力:I0
千年修羅
全盛期の実力になる
「何だ、このスキルは」
「私にも分からん。しかし、このスキルはを使えば元に戻れるのではなか?」
「……」
そう言われ、試しに使えるかどうか試してみたところ、確かに使える。
ならば
「一度試して見るか」
そう呟くと適当な場所にたち、集中力を高めると、
「千年修羅」
呟いた途端に、周囲を尋常では無い威圧感が包んだ。
「くっ」
「ぬう」
うめき声を上げるフェルズとウラノスに慌てて威圧を抑え、もう一度ステイタスの更新をすると、そこに写っていたのは、
朧月・焔 レベル12
力:C631
耐久:D529
器用:A879
俊敏:A811
魔力:D501
修羅S
耐異常B
狩人A
精癒F
魔防F
剣士B
指揮G
鍛冶I
潜水H
魔法:火炎魔術 風魔術
スキル
「暴乱火炎」
「憤怒之王」
「……戻ってるな、ステイタス」
「ああ……」
本当に、何なんだ?このスキルは。
「とりあえず、保留だな」
「焔…」
若干楽観的な焔と、頭を抱えるウラノスであった。