とあるオタク女の受難(僕のヒーローアカデミア編)。 作:SUN'S
Х月Р日
翌日、個性を引き伸ばすために考案されたトレーニングを行う1年A組一同と合流したばかりなのに地獄絵図と表現する1年B組とブラドキングに手を振って呼び寄せ、校長先生やプッシーキャッツが考案したトレーニングを始めさせる。
相澤や校長先生には基礎的訓練を終えている者のみ鍛えるように言われてるけど。
1年生、そこまで鍛え上げている子なんて少数しかいない。爆豪君、切島君、上鳴君、物間君、この四名だけだ。
そして、私はあることに気付いた。
みんな、私が鍛えたりトレーニングを課したりしてた子供しかいない。まさか、こんなことになるとは思わなかった。
ん?おお、心操君はヒーロー科に引っこ抜かれたんだね。よかった、そう言えば「偉大なる俺」のことは考えてくれた?
やっぱり、ダメなのか。
物間君に至ってはコピーの高速切替を習得しており、突き詰める点と言えば身体能力しかないんだよな。
Х月-日
爆豪君は個性「爆破」は拡散するエネルギーを一転集中させ、貫通力を向上させる技を作り出そうとしている。上鳴君は個性「帯電」を近距離だが打ち出せるようになっている。
切島君は個性「硬化」の防御力を活かすため、ごり押しのカウンターを練習している。物間君は個性「コピー」を引き伸ばすというより同時発動を行えるように鍛えている。
私が教えることなんてないんじゃないか?なんて考えていると心操君から「スピキュール、俺に必要なモノってなんだ」と聞かれた。
ふむ、そうだな。心操君に必要なのは「ハッキリと言葉を伝える」ことや「言葉の真意を伝える」ことだね。
例えば心操君の「跪け」だと押し潰すイメージを思い浮かべるだろ、それを上手く使うためには「ハッキリとした重み」が足りない。
オールマイトの「私が来た」っていうのは自分をアピールしつつ、相手の注意を引くためには適しているだろ?君にはそれがない。だからこそ本当の言葉を作ることが出来るんだ。
君の思いを相手に押し付ける。簡単に言ってしまえば告白みたいなモノだね。
Х月>日
生徒を襲おうとしていた見知らぬオッサンをボコっていたら爆豪君と一緒に誘拐された。
この状況から考えられるのは爆豪君の個性を狙っているためか、爆豪君をヴィラン側へ引き入れようとしている。
集中しろ、爆豪君を狙う理由はなんだ?
ヴィラン連合は爆豪君を狙うのは個性を含め、本当の目的を隠すために考案されたフェイクの可能性だってあるが、オールマイトを殺すために必要なのは「餌」だけだ。ヴィラン連合に対して考えられるのはそれしかない。
トムラ君、私達を誘拐した理由を聞かせてもらえると助かるんだけど。
えっ、ヴィラン連合への勧誘が目的なの?てっきり、この前みたいな「オールマイトを殺す」とか言うのかと思ってた。
いや、まあ、そっか、勧誘なんだ。
爆豪君、ヒーロー志望なのにヴィランに勧誘されてるけど。あ、うん、ヒーローを諦めるつもりは無いんだね。そういう訳なんだ、爆豪君の勧誘は諦めてね?そう言えばヒーロー達が発信器を辿ってきたみたいなんだけどさ。
とりあえず、君達は危ないから離れようか。
爆豪君、トガちゃん、トムラ君、ダビデ君を庇うように破壊される壁の前に立ってしまった。まあ、オッサン達は勝手に助かりなさいな。