とあるオタク女の受難(僕のヒーローアカデミア編)。   作:SUN'S

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第26話

╋月㊤日

 

治崎さん、渡したいモノってなんですか?

 

ん?おお、本物みたいな拳銃ですね。

 

コレを見せたかったんですか?他にも持ってきてるんですか、それは見てみたいけど。そろそろ夕御飯を作りに帰らないとダメなんですよ。

 

はい、それじゃあ、またですね。

 

えっ、ちょっと玩具の拳銃だと分かってますけど。いきなり、銃口は向けないでくださいよ。

 

╋月㊥日

 

腹部二発、胸部三発、右足や左手の撃たれた数を合わせると十一発ほど銃弾を撃ち込まれたらしい。

 

しかし、あの距離なら額を撃ち抜くことは出来たはずなのに、撃とうとしなかったのはなんでだろうか?

 

病室にはパワーローダーやリカバリーガールが来ており、何度も見渡したけど。エリを抱えている人や手を繋いでいる人がいない。

 

そのことをリカバリーガールに尋ねると「あの子は治崎に連れて行かれた」と相澤がリカバリーガールの代わりに答えてくれた。成る程、ちょっとだけ話し合えるか。治崎さんに聞いて来ますね。

 

身体の傷なんて個性を使えば治せますよ。

 

ほら、この通りだよ。

 

あれ、治ってない?どうなってるんだ?五分ぐらいあれば完治する傷なのに、なにやら不思議な感覚だな。とりあえず、ベタベタする身体を拭きたいから出ていってくれると助かるんですけど。

 

うん、自然治癒に任せよう。

 

╋月㊦日

 

治崎さん、電話に出てくれない。

 

無理矢理、病院から退院したけど。エリを探す方法なんてあるのか?そんなことを考えていると治崎さんの送り迎えを行っていた覆面を見付けた。

 

とりあえず、ボコるとしよう。おら、治崎さんの居場所を言わないと女子高の前に全裸で縛り付けんぞ。おら、逃げようとすんな。

 

ん?イカの頭みたいな髪の毛してるわね。おお、髪の毛を武器として使う個性なんだ。まあ、そんなことより治崎さんの居場所を教えてほしい。

 

ちょっと治崎さんには聞きたいことがあるんだよね、私が個性を使えなくたった理由とエリを連れていった理由とかさ。あと、その髪型はダサくない?もっとワイルドさを際立たせたり、クールな雰囲気を醸し出す感じに変えればモテると思うよ?

 

そっか、エリは死穢八斎會本拠地に居るんだね。あ、治崎さん達には伝えてもいいからね?いきなり訪問するのは無作法だからね。

 

私は治崎さん相手でも手加減なんてしない。味方だろうと敵だろうと道を踏み外そうとする人を止めるのは友達の役目だからね。

 

ほら、さっさと立ちなさい。それと道案内してくれない?死穢八斎會の事務所なんて知らないし、いつも治崎さんが来てくれるからね。

 

ほら、しっかりと歩きなさい。ひょっとして殴りすぎたかな?こうなれば抱っこしながら行くしかないわね。

 

安心しろ、お姫様抱っこ

 

 

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